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2021.09
相談シリーズ「子どもがペットを飼いたいと言い出しました」
8月末から9月1週目までの休校期間がありました。(たまたま緊急事態宣言の再発令と重なりましたが、もともと予定されていた休校です。)
連休ではありましたが、コロナ禍でもありますので特に遠出をすることもなく、僕は毎日カレッジに来ていました。
仕事をしたり、5分くらい立ち寄ったり。
たった5分、何のために立ち寄っていたのかというと、金魚にエサをやるためです。
カレッジの金魚
いまカレッジには金魚がいます。
写真では大きさが伝わりにくいかもしれませんが、金魚としてはだいぶ大きい子たちです。
小1の子の中には、玄関を入ってすぐ目に飛び込んできたこの魚を見て「コイがいるよ!」って叫んだ子もいたくらいです。(*^▽^*)
この金魚たちは、うちの次女が数年前にお祭りですくってきた金魚で、最初は小指くらいの小さな子たちでした。
わが家の水槽は、とても大きいとは言えないものでしたが、当時のこの金魚たちのサイズには十分な大きさでした。
が、
時が流れ、
デカくなるデカくなる。(^-^;
ものすごく狭そうに横30cmくらいを泳いではUターンを繰り返すこの子たちが不憫でした。
かといって、わが家には大きな水槽を置くスペースはありません。
僕は、小学生たちに「カレッジで金魚飼ったらみんなかわいがってくれる?」と聞きました。
突然なに?という表情を浮かべながら聞いている彼らに、用意してあげたい水槽のサイズからして家で飼うのがむずかしくなったという事情を話すと快く賛成してくれました。
相談シリーズ
勉強以外のことでも「先生のご家庭ではどうされますか」といった質問や相談はよくいただくことがあります。
例えば、「学校の教科書は何年くらいとっておいていますか」とか「ゲームはどうしてますか」など。
そんな中に、「子どもがペットを飼いたいって言いだしたんですが…」というものもありました。
こうした相談は、多くのご家庭でもあるかもしれませんし、「相談シリーズ」としてたまにブログに書いていくのも良いのではないかと思いました。
といっても、決してわが家が模範的な育児を行っているなどと思っているわけではありませんし、僕が書くことが必ずしも「正解」ではないと思いますので、あくまで「うちはこうしています」というだけのものとして読んでいただけたらと思います。
子どもがペットを飼いたいと言い出した。
最初、ペットを飼うことのメリットやリスクをあれこれ書こうかとも思いましたが、以下の伸芽’Sクラブさんの記事がしっかりまとまりすぎて、これを超えることはかけないのでやめました。(^-^)テヘ
もの言わぬペットのその表情から、いま何を思っているんだろうと想像し、感情を理解しようとする心を育むことは、人間関係においても大切なことですね。
もちろん、お住まいのマンションのきまりとかアレルギーがある家族がいるとか、継続的にペットを飼育していくことにかかるコストとか、ご家庭の事情や環境によってはペットを飼うことがむずかしいこともあります。
それらの事情がクリアされるのであれば、僕は生き物を飼うことにはとても肯定的です。
わが家で暮らした生き物たち
「ペット」と言うと、犬や猫などの哺乳類をイメージしますが、熱帯魚やメダカ、金魚などの魚類や最近ではトカゲやヘビなどの爬虫類もペットとして一緒に生活している人も多いそうです。
一緒に暮らす人間以外の生き物をすべて「ペット」とするなら、わが家もたくさんのペットを飼ってきました。( *´艸`)昆虫とか
メダカ
金魚
ザリガニ
カブトムシ
クワガタ
アリ
キリギリス
とかげ
カタツムリ
虫取りや川に遊びに行ってとってきた子たちがいっぱいいました。(´艸`*)
ペットを飼うときは、その生き物のことをよく調べること。
長女が学校帰りに大量に捕獲してきただんごむしも、一時期わが家で一緒に暮らしていました。
図書館でだんごむしの本を借りてきて、だんごむしのエサや飼育ケースの作り方などを調べ、だんごむしのことにとても詳しくなっていました。
だんごむしたちがあそべるように迷路をつくったり、レース場をつくって競走させたりもしました。
基本的には、飼うことにした生き物については、ちゃんと図鑑やインターネットで飼い方を調べることがわが家のルールです。
突発的に発見した生き物の場合は、調べるのがあとになって知らず知らずのうちに犯罪に手を染めてしまったこともありますが。苦笑
(↑この記事、とっても多くの人に読んでもらえてるみたいで、Googleで「ウシガエル 飼育」と検索すると、環境省の記事のちょい下にでてきます。笑)
特に長期にわたって飼うことになることが想定される生き物については、しっかり調べてかわいそうな飼い方にならないようにしてあげなければいけません。
無責任に「かわいい」の衝動飼いすることはAC公共広告機構のCMでも迷惑だと言ってます。(^-^;
最近のコロナ禍で、ステイホームの時間を一緒に過ごすペットを飼う人が増えたそうですが、うまく飼いきれずに無責任に捨ててしまう人も多いそうで、社会問題になっていますね。。。(;_;)本当にだめ
子どもが世話をする約束をしても、けっきょく親がほとんどの面倒をみるなどのことはよく聞く話でもあります。
きちんと、大切な命を幸せに守ってあげることへの責任感を育んでほしいと思いますし、そのペットが食べてはいけないものや危険な目にあわないように、子ども自身もいろんな知識をちゃんと得ておく必要があると思います。
人間が、妊娠がわかったとき、生まれてくる赤ちゃんのためにたくさん勉強するのと同じではないでしょうか。
せっかく家族の一員になるのだから、「この家にきて幸せだなあ」とペットにも思ってもらいたいですね。
長女の場合「ハムスター発表会」
長女が小1のとき、「ハムスターをかいたい」と言いました。
よく行っていたホームセンターの一角に、ペットのコーナーがあってそこに玉のようなかわいい赤ちゃんハムスターたちがいたのを見ていたからだと思います。
僕も大学生のころハムスターを飼っていましたし、ハムスターのケージを見ながら長女と同じくらい(もしかしたらそれ以上に?笑)ハムスターを飼いたい気持ちになっていました。
でも、ハムスターの寿命がとても短いことを僕は知っています。小さく非力な動物だからこそ、たくさんの愛情を注いでそれでもこの世を去っていくとてつもない悲しみも知っています。
だからこそ、一緒に暮らす間、ちゃんと幸せを感じさせてやってほしいと思い、僕は長女に「ハムスターのことをいっぱいおべんきょうすること」という課題を出しました。
それから、毎日毎日ぶ厚いハムスターの本を読んで、メモをしたりふせんをつけたり、読み方が分からない漢字を聞いてふりがなをつけたりしてがんばっていました。
そして、ハムスター発表会の日。
一生懸命頑張り、わが家にかわいいハムスターを迎えることになりました。
次女の場合「トイプードル発表会」
これは、2019年3月13日の、僕個人のFacebookの投稿です。
(「のかちゃん」は長女、「まんちゃん」は次女です。)
わが家には、子どもたちがペットを飼いたいと言ったときのルールがあります。
それは、その動物のことを詳しく勉強することです。
これは、のかちゃんが小1の夏にハムスターを飼いたいと言ったときに始めた約束でした。
時を経て、まんちゃんが犬を飼いたいと言いました。
昨年の冬、まだのかちゃんが受験勉強中だったので、「春になったら飼いたいね。それまでにワンちゃんのお勉強をしようね」と話していました。
先日の土曜日、まんちゃんの「発表会」がやってきました。
必要なグッズ、エサ、しつけ、してはいけないこと(ストレスや病気の原因になること)など、勉強してきたことを緊張しながら一生懸命説明するまんちゃんを見て、涙をこらえるのが大変でした。
ここ最近、まんちゃんは怒られてばかりでした。
カレッジテストのこと。ヤマハのこと。
その度にしくしく泣いていたまんちゃんが、こんなにいっぱい犬のことを勉強して、どんな質問をしても立派に答えています。
発表会が終わって、僕はまんちゃんに伝えました。
「まんちゃんが犬を飼いたいっていうきもちがとってもよく伝わってきました。
そのためにまんちゃんがいっぱいたくさんがんばって勉強してきたこともとってもよく伝わってきました。
だから、パパは犬を飼うことに賛成です。」
まんちゃんはポロポロ涙を流していました。
怒られたからではなく、悔しいからでもなく。
心から嬉しくて泣き崩れるまんちゃんが、いとおしくてたまりませんでした。
よく頑張ったね、まんちゃん。新しい家族を迎えられて、パパも嬉しいです。
この日から家族になったマロンです。(2019年の写真)
たまにカレッジにも来ているので、やさしくしてあげてくださいね。(´艸`*)
それではまた。
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