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2024.04
【漢検】レベル一覧と勉強方法、級別・厳選おすすめ問題集!
今年度から、漢検(日本漢字能力検定)と英検(実用英語技能検定)をカレッジの教室で受検できるようにそれぞれ準会場登録をしました。
外部生も受検できますので詳細はお問い合わせください(^O^)/
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漢字検定の級別内容(レベル)一覧
何級を受けたらいいのかな、というときの参考になるのが、各級にあてられた「学年(程度)」です。
現在の学年か、その1つ上の学年にあたる級を選ぶとよいかと思いますが、はじめて受検する場合はあまり背伸びしすぎず1つ下の学年の級を受検して「検定の感覚」に慣れることも一つの手かもしれません。
中学生は、高校入試までに3級以上を取得することを目標にしましょう。
漢検は「スライド合格」がありません。
スライド合格というのは、例えば「4級を受けて、4級の基準には達しなかったけど5級なら合格!」のように、受検した級と異なる級に合格することです。
これがありませんので、特に受験学年の生徒は入試までの残りの受検可能回数などをよく考えたうえで計画的に受検する級を選びましょうね!
下記のリンクでおすすめ問題集の一覧をご紹介しています。
それでは、内容についての詳細をご説明していきます。
漢字検定「10級・9級」おすすめ問題集
【10級】小学校1年修了程度(80字)
【9級】小学校2年修了程度(240字)
漢検の10級や9級を受ける場合、お父さんお母さんのお気持ちとしては、おそらく「短期間で効率よく勉強してぎりぎりでいいから合格を」ではなく、「漢字をしっかり身につけてほしい」という本質的な願いのほうが大きいのではないでしょうか。
その願いにかなった、ものすごく最適な問題集があります。( *´艸`)
『漢検 漢字学習ステップ』
漢検を主催している「日本漢字能力検定協会」が発行している『漢検 漢字学習ステップ』です。
10級は「ひらがな」や「カタカナ」も練習できる
10級の漢字学習ステップは全138ページあるのですが、そのおよそ3割が漢字ではなくひらがなやカタカナを練習するページになっています。
漢字検定では、解答する文字が乱雑だとマルにしてもらえません。
丁寧な文字での解答が求められますので、ここでしっかり仮名の復習をするのは、お子さんによってはいい機会になるかもしれませんね。
「漢字れんしゅうノート」で書き順やトメはねに注意しながら練習!
10級では「漢字れんしゅうノート」という漢字を書く上での注意点がついた別冊があります。
9級はひらがな・カタカナの練習ページがありませんので、別冊ではなく本体の最初にこれがついています。
トメはねなどの注意すべきポイントを分かりやすく書いてくれています。
直接書き込むのはもったいないくらいです。よかったらコピーしてくり返し使ってください。
スモールステップでくり返す!
まずはじめに、10級は4字ずつ、9級は6字ずつそのステップで覚える漢字のいろんな読み方や使用例を勉強します。
それを次のページで「問題」として解きます。この1セットを5つ(5ステップ)くり返したら、「力だめし」というページで1-5ステップのまとめテストを行います。
こんな練習を繰り返します。
ただ合格することだけを追求した問題集ではないので、途中でクイズなども載っていて楽しみながら勉強できる教材だと思います。
漢検を受けない子にもおすすめの問題集です!(^O^)/
A5判も売っていますが、低学年の子たちには下のワイド版がオススメです。
漢字検定「6級・7級・8級」おすすめ問題集
【8級】小学校3年修了程度(440字)
【7級】小学校4年修了程度(642字)
【6級】小学校5年修了程度(835字)
字数もだいぶ多くなり、内容も対義語や同音異字の漢字など少しずつ難しくなってきています。
他教科でも勉強が忙しくなり始める学年ですので、多少「効率の良い勉強で合格」を狙ってもよいかと思います。
頻出度順、つまり「よく出る順」かつ「出題パターン別(テーマ別)」にまとめられている問題集を選ぶとよいと思います。
『頻出度順 漢字検定〇級 合格!問題集』
おすすめは新星出版社(受験研究会)から発行されている『頻出度順 漢字検定〇級 合格!問題集』です!
よく出る順に「A・B・C」のランク分けがされている
配当漢字表のページで復習(習っていない漢字の場合は練習)をしたら、次のページで問題に挑戦してみます。
このとき、次の2点に気をつけてください。
①直接書き込まない(くり返し練習するため)
②分からない(自信のない)漢字があっても、前のページに戻って答えを確認したりせず、バツはバツとして問題番号に印をつける
あとで答え合わせをしたときに、もう一度覚えなおし、バツになってしまった問題だけくり返します。
出題パターン別(テーマ別)に問題を解く!
級が上がってくると読めて書ければOKではなくなってきます。
同時にとてもたくさんの漢字がありますので、一から覚えるのではなく、一度解いてみて、間違えた問題だけくり返す方式で勉強するようにしましょう。
本番と同じ形式の「もぎ試験問題」で最終チェック!
この問題集はA・Bランクだけでも(Cランクの勉強をほとんどしていなくても)本番でも合格ラインを超えることができます。
模擬試験で合格ラインを超えた子は、本番は満点狙いで「Cランク」の問題に挑んでもよいでしょう!
逆に、合格ラインを下回った場合は、いったん「Bランク」の問題は置いておいて、まずはしっかり「Aランク」の問題の復習をするようにしましょう。
※下記が2024年度版のリンクです。
漢字検定「4級・5級」おすすめ問題集
【5級】小学校6年修了程度(1026字)
【4級】中学校在学程度(1339字)
『頻出度順 漢字検定〇級問題集』
いきなりですが、成美堂出版から発行している『頻出度順 漢字検定〇級問題集』をおすすめします!
基本的には頻出度順(よく出る順)で、出題パターン別に構成されている問題集なので、8~6級で紹介した『頻出度順 漢字検定〇級 合格!問題集』と同じなんですが、オススメの決定打は「熟語の構成」ページでした。
熟語の構成の問題は、上の写真にあるように二字熟語のつくりについて考えます。
例えば、「異国」という熟語でいえば「異なる国」のように短文に変換して、「上の字が下の字を修飾するつくり」と考えます。
これが、短文にしてある解説がないと、たまにどのような短文にしたらいいのか分からなくてものすごくモヤっとするのです。苦笑
この問題集は、すべての熟語を分解して解説してありましたので、おすすめの決定打となりました。
(解答はもちろん赤シートで隠して解きます。)
漢字検定「3級以上」おすすめ問題集
実は今回の漢字検定オススメ問題集紹介は、過去に勉強の仕方と共に3級以上の問題集を紹介していたものの、そのおすすめした問題集には4級以下が存在しないため、今回改めて紹介することにしたのでした。
勉強の仕方もかなり具体的に紹介しているので、ぜひご覧ください。
この記事の中で紹介している問題集は、以下になります。