10
2019.07
北海道初上陸!札幌で受けた強烈な「洗礼」と「おもてなし」in 札幌熟長会
かつて僕のブログを「日本一面白い塾のブログ」と紹介してくださった先生がいます。
北海道は札幌市の札幌エリート塾 塾長の高塚先生です。
札幌・函館エリアにもたくさんの個人塾があるそうですが、多くの地域がそうであるように、他塾との交流は少なくそれぞれの個人塾が孤軍奮闘している状態であったそうです。
そんなとき、高塚先生は僕のブログを介して「愛知塾長会」の存在を知り、札幌でも同じように個人塾が集まり、知恵を集結したり情報共有を行ったりできないものだろうかと思われたとのこと。
2018年の秋、僕宛てに高塚先生から「塾長会」についての質問メールが届きました。
それにお返事をしていくうちに「西川先生もいつか札幌の塾長会にいらしてください」と声がかかるようになりました。
当初は社交辞令の一つだろうなと受け流していたのですが、これがどうもだいぶ「本気」でいらしたようで、「第2回を開催することになったのですが」「第3回の日程は」「今度こそ」と頻繁にラブコールをいただいていました。(; ・`д・´)ホ、ホンキダ
僕なんかそんなたいした人間ではないのに、こんなに熱心に声をかけてくださるなんて。
いつしか僕は、自分のことをこんなに思ってくださる人がいるなんて幸せだなと感じるようになりました。
北の国から感じた誠意。
誠意には誠意でおこたえしなければなりません。
日程が合えばお言葉に甘えてご招待をお受けしようと思い、この度の札幌の塾長会に参加させていただくことになったのでした。
そして、2019年7月6日(土)午前9時30分。
僕はとうとう人生初の北海道上陸を果たしたのです。
札幌市中央卸売市場で海鮮丼を食す。
北海道と言えば海の幸。
まずは有名な札幌市中央卸売市場に向かいました。
100mくらいでしょうか。
道を挟むように海産物やフルーツのお店が並んでいます。
僕は「海鮮食堂 北のグルメ亭」に入りました。
僕の北海道のイメージは、その多くが『北の国から』で構成されています。笑
食堂内は木目調ではありましたが、北の国からの名シーン「子どもが、まだ食ってる途中でしょうが!」のラーメン屋さんとはかけはなれたきれいな店内でした。
夜は高塚先生が会食をご用意してくださっているとのことでしたので、あまり食べすぎてお腹がいっぱいになってしまうことのないように「うにイクラ丼ミニ」を注文しました。
来てみてびっくり。
ミニでこのボリューム!
うっま♡
あっま♡
なんじゃこりゃ♡
胃袋大きめの自覚がある僕でも、満腹を感じるほどのボリュームで大満足でした。
その後、市場をうろうろして昼になったのでホテルに向かいました。
教科書に載っていた「寒い土地のくらし」の説明の実物を見てちょっと感動w
チェックインを済ませ、高塚先生と合流するまでまだ少し時間がありましたので、せっかく北海道に来て部屋でごろごろしているのももったいないと観光することにしました。
といっても、事前に観光の下調べなどをしていなかったので思いつくところでボーイズビーアンビシャスの「クラーク像」かなと、行き先を決めました。
タクシーの運転手さんは、気さくな方で僕が愛知県から来たと伝えるとクラーク像のある「さっぽろ羊ヶ丘展望台」までの道中、右が左がとガイドさんのように札幌を案内してくれました。
運転手さんが紹介してくれた名所も印象的でしたが、これまで授業で説明していた「寒い土地のくらし」の家のつくり(玄関フードなど)をじかに目にすると、さんざん説明してきたことながら、初めて実物を見て、「おお~ほんとだ。玄関フードがある家が多いなあ」などと小さな感動を繰り返していました。
えらそうに授業で説明はしていますが、教科書に載っていることの9割以上は実際には目にしたことのないものです。
こうして直に目に触れ肌で感じることで、授業での説明にもより臨場感を加えることができいいものだなと思えました。
ちなみに、街中を歩いていてコンビニに入ろうとしたとき、入り口のドアに体当たりしてしまって気がつたことがあります。
コンビニの入り口の自動ドアが、どのコンビニを見ても手で触れて稼働するタイプの自動ドアばかりなのです。
これは教科書にも載っていないやつですね。(=゚ω゚)ノ
お客さんの出入りでもないのに何かに反応してドアが開くたびに冷気が入ってしまわないようにするための寒さ対策なのかなと思えました。
愛知県ではあまり見かけないスタイルなので、こんな小さなことですが小刻みな学びを得て「ほほ~」とテンションが上がっていきました。
さっぽろ羊ヶ丘展望台で「クラーク像」とどんな写真を撮る?
目的地である「さっぽろ羊ヶ丘展望台」に到着しました。
羊がいます。
クラークがいます。
観光客が行列をつくってクラークの横に立ち、写真を撮っていました。
みなさんことごとくクラークと同じポーズをしています。
みんな揃って同じポーズ・・・。
なんかちょっとイヤだなって思いました。
僕はタクシーの運転手さんに写真撮影をお願いしました。
「・・・・・・なイメージでお願いします。」
「なんだあのポーズしないのか。へそ曲がりですねえ。笑」
そんなことを言われましたが、すごくいい写真を撮ってくれました。笑
僕の肩に乗って僕を「いい子いい子」してくれるクラーク
運転手さんの言うとおりへそ曲がりかもしれません。笑
「北海道っぽい写真」も1枚パシャリ。(=゚ω゚)ノ
いい男!( *´艸`)笑
そして、再びホテルに戻ると昨夜ほとんど眠っていなかったこともあり、猛烈な睡魔に襲われ眠りにつきました。
起きるとちょうど高塚先生との約束の時間が近づいていました。
札幌塾長会「前夜祭」でのおもてなしに感動!
前夜祭としてご招待いただいたお店は、とってもきれいで高級感が漂うお店でした。
次々と運ばれてくる海の幸。
僕は今までウニが乗っている茶わん蒸し(写真右上)など食べたことがありません。
イクラもホッケも鮭バターコーンも、アイヌ語に由来するらしい「ルイベ」と呼ばれる半冷凍のサーモン(写真左下)も、どれもこれも最高です。
素晴らしい海のおもてなしに、まるで竜宮城に来たような気分でした。
男ばっかりだけどw
西川、北海道の強烈な洗礼を受ける。
そして、宴も終わりの時間が近づいたころ僕は少し席を外してトイレに向かいました。
あたかも竜宮城で至福の体験をした浦島太郎がふらふらとさまよい歩くように。
別にお腹を壊したわけではありませんでしたが、朝からいっぱい食べていたのでほんの少しプリプリして新陳代謝を図り、僕はウォシュレットのボタンを押しました。
ウイーンという大きめの音がして、なかなかの水勢でお尻の洗浄が始まります。
10秒足らずで僕は停止ボタンを押しました。
停止カチッ
ジョボボボボボーーー
停止カチッ!
ジョボボボボボーーー
停止カチッ!!
ジョボボボボボーーー
・・・いっこうに停止しません。
これは困りました。(; ・`д・´)
電源ごとOFFにしようと思いましたが、トイレの壁面に取り付けられたウォシュレットのリモコン機のどこを見ても電源ボタンがありません。
ふん!ふん!!
強く停止ボタンを押しますが、やはり反応しません。
かといってシャワーが止まらないまま立つわけにはいきません。
壁に掲示されている「このトイレはお客様のご協力により清潔に保たれています」を、こんなに強いメッセージだと感じたことは過去にありませんでした。
今このトイレの清潔さは僕のお尻がシャワーをブロックすることで成り立っています。
僕が立てば、床はおろかこの水勢では壁までびしょびしょになるかもしれません。
それに、こんな僕でもいちおうゲストとして招かれていて、トイレ行ってズボンびっしょりにして部屋に戻ってきたら「アイチの塾長」は陰でこっそり「ウンチの塾長」と呼ばれること必至です。(; ・`д・´)
しかし、僕のお尻もだんだん厳しい状況になってきました。
はじめは温水だったシャワーが、スタンバイしていた温水器のお湯を使い切ったのでしょう。
もはや冷水に変わっています。
冷たい水をお尻の穴にくらい続けているうちに、まるで入り口付近に継続して浅ーい浣腸を注入されているような感覚になり、再び便意をもよおしてきました。
しかし、今再びプリプリすることはできません。
もしプリプリすれば、シャワーのジョボボと僕のプリプリが正面衝突を起こし、万が一僕のプリプリがシャワーのジョボボに敗北した場合、僕のお尻全体に物体Xが飛散する、それこそ悲惨な状況が生まれかねないと想像したのです。
ぐわあ。
もう限界だ。
時間にして優に3分以上は肛門を攻められ続けています。(>_<;)
ううう~もはやここまでか・・・
大丈夫、僕には「重力」という強い味方がいる!
まもなくプリプリがプリっと顔を出すかという直前に、僕はハッと電源ボタンなしで電源を切る方法を思いつきました。
「リモコンの電池を抜く」
これです。
幸い電池のふたはネジで止められているタイプのものではありませんでした。
やった!
あけられる!!
パカッ
即座に電池を取り外します。
そして、息の根を止められたシャワーはとうとう停止したのでした。
僕は北海道に来てお尻に受けたこの強烈な「洗礼」のことを、部屋に戻って皆さんに報告しました。
すると、皆さん大笑いしたあと「北海道のウォシュレットはそれが普通ですよ?」と教えてくれました。
また一つ、学びを得ることができました。
Σ(; ・`д・´)ンナワケアルカ!!ww
札幌塾長会は「熟長会」という字を使うらしい。
翌日のお昼から、札幌塾長会が開催されました。
会場は、前夜祭でたくさんの北海道のうんちくをご教示いただいた坂東先生のユニバーサルCAIスクールです。
開始15分前に到着し、次々いらっしゃる先生方と名刺交換をしました。
まったくアウェー感を感じることなく、皆さんとても温かく迎えてくださいました。
玄関を開けたまま、教室の窓も開けたままの教室はとっても風通しが良く、開放感を肌で感じることができました。
最初に先生方の塾のプロフィールをまとめた資料をいただきます。
「熟」は誤字ではないようです。
勉強会のあとに作られたFacebookグループのロゴマークにもこの文字が使われていました。
札幌熟長会は「個人塾塾長+高校の先生」で組織されていた。
札幌熟長会が始まり、まず驚いたことがあります。
個人塾の先生たちの勉強会ではありましたが、そこに「私立高校の先生」が数名参加されていたのです。
私立高校に入学するうえで一つの障壁となることに「学費」の問題があります。
2020年から実施される新たな「高校等就学支援金制度」の導入により、それが大きく軽減されることなどをプレゼンしてくださいました。
今回は僕が参加していたこともあり、「塾の運営」についての話をメインにしたということでしたが、普段は高校の情報などを高校の先生から提供してもらうなどのことも行われているそうです。
これは、とても素晴らしいことだと思えました。
私立高校の先生にしてみれば、大手塾と仲良くしていた方が投網のようにたくさんの生徒獲得につながるかもしれません。
でも、こうして少人数ずつの個人塾の先生方にも熱心に話をしてくださり、交流を深めてくださるというのはとてもうれしくありがたいことです。
当然ながら、パンフレットでは分からない先生方の学校運営への思いや情熱を感じることにつながり、検討する塾生がいた場合は胸を張っておススメすることができます。
合格ラインや定員に対する合格者数などの数字的なことだけでなく、先生の雰囲気や話から校内のようすや問題点などあまり表に出ない情報も知ることができ、とてもリアルな情報を得ることができます。
高校の先生にとっても、僕たち個人塾にとってもこれはWIN×WINな関係ではないかと思えました。
参加されていた先生の中には、開業して間もない方もいらっしゃいました。
僕は初めから順風満帆ではなかったことが自分の強みだと思っています。
スタートダッシュ成功組を「危機を経験したことがない」とまでは言いませんが、僕は乗り越えた経験を持っているという点において、危機を経験したことのない人よりも強みがあると感じているのです。
僕は、スタートダッシュに成功もしていなければ数回の倒産の危機を経験した人間で、そんなさまざまな危機をアイデアと行動力と覚悟で乗り越えてきたという自負があります。
だからこそ、僕の話は、きっと札幌の皆さんの直面している課題を打開するヒントにしていただけたのではないかと(思いたいですw)。
こうして、4時間にわたる「札幌熟長会」での勉強会は終わりを告げました。
うれしいことに、多くの先生方に「来てもらってよかった」「お会いできてよかった」と言っていただき、少しでも運営のヒントになれたのであれば、ご招待いただいた高塚先生のお顔を立てることもでき、僕の役目は果たせたのかなと感じております。
札幌熟長会の皆さん本当にありがとうございました。
とてもいい刺激を頭と心とお尻にいただきました。( *´艸`)
天気にも恵まれ、本当に快適で学びの多い2日間でした。
今度は皆さんで愛知にいらっしゃるとのこと。
その際は、こちらでもおもてなし部隊を用意しておかないといけませんね。( *´艸`)
そんな海を越えた交流が今後より深まっていけたら幸いです。
それではまた。
エッセイブログの更新通知はこちらから。不定期更新でも見逃しません😚
学習塾カレッジ塾長のXアカウントです。
公私ごちゃまぜでつぶやいています。よかったらフォローしてください😘