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エッセイ「教科書が教えないリアル」

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【退塾覚悟】家庭の教育方針と塾の指導方針は同じ方向を向いていますか? | 学習塾カレッジ塾長 エッセイブログ

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22

2025.02

【退塾覚悟】家庭の教育方針と塾の指導方針は同じ方向を向いていますか?

2024年度から2025年度へ

 

今年度最後のカレッジテストを本科コースの各学年で実施しました。

 

 

こちらは1年生。この1年間で本当に成長しました。保護者の皆さまには、宿題の管理やマルつけなど、ご協力いただき本当にありがとうございました。

 

 

 

叱る塾と叱らない塾

 

さて、今回は通塾中の方、これから入塾される方、入塾をご検討中の方に、よくお読みいただきたい内容です。

 

 

その結果、ご家庭によっては退塾や入塾キャンセルというご判断もありえると思っていますし、それを覚悟の上でこの記事を書いています。

 

 

 

 

皆さんは、塾の方針を十分ご認識いただいているでしょうか。

 

 

塾の方針は、教育理念であったり教務的なシステムであったりと一つに絞れることではありませんが、まずは、問題が生じたときの対応の仕方、具体的には「どのように注意や叱責をするのか、あるいはしないのか」など、ご家庭にも存在するであろう教育方針についてお話しします。

 

 

近年は、「叱らない子育て」を実践されているご家庭もあり、これについては各ご家庭の方針ですから尊重するべきと考えています。

 

 

ただ、そうしたご家庭の思いや教育方針が、塾と異なる方向を向いていた場合、間に挟まれたお子さんは迷走し、塾とのトラブルに発展することもあります。

 

 

カレッジの指導方針は、入塾前の個別説明会・ブログ・通信などを通して発信し続けているつもりでした。そして、通塾されている方には何らかの形で話に聞いてご存じだろうと思っていました。

 

 

ですが、さまざまなやり取りの中で、残念ながらまだまだ認知されていないと感じたり、読んでいただけていないと感じたりすることがあり、それは自意識過剰なだけだったと気付きました。

 

 

 

 

 

カレッジがたくさんの生徒に通ってもらえる塾になってきたこともあり、中には「みんな通っているから」という、いわゆる大手塾心理のようなものが働いて、あまり詳しく塾のことを確認せずに入塾されている場合も考えられます。

 

 

その場合、もしかしたらトラブルのリスクが潜んでいるかもしれません。

 

 

「知らなかった」「そんな塾だと思わなかった」「裏切られた」というトラブルを避けるために、何よりお子さんのために、ここであらためてカレッジの方針をご説明させていただければと思います。

 

 

 

カレッジは厳しく叱ることある塾です。

 

たとえば、近所の子どもがよくないことをしていたとして、大人が注意することも(近年ほぼ耳にしませんが)あると思います。

 

 

そのときあまり強く怒鳴るとトラブルに発展する可能性を考えて躊躇したりスルーしたりする心理は多くの方にイメージしていただけると思います。

 

 

塾生は、まったくの他人ではありませんが、やはりよそ様のお子さんなので同様に控えめに叱責している、、、かといえば、まったくそうではありません。

 

 

カレッジでは、僕が烈火のごとく厳しく叱ることもあります。

 

 

「よその子」と思っていないからです。

 

 

 

 

僕は365日のうち、362日やさしいですが、一撃のインパクトが大きいせいか、そこだけ切り抜かれてこわい先生像が拡散されていくこともあります。

 

 

厳しく叱られることが少なくなってきた時代ですので、話題にされやすいのは仕方がないことですが、叱る・叱らないはそれだけ保護者の皆さんにとっても重要なポイントなのだと思います。

 

 

居住地によって、自動的に進学先が決まる学区の小中学校とは違い、生徒や保護者の皆さんには、塾を選ぶ権利があります。

 

 

ご時世なのか性格なのか、他塾での指導のようすを耳にするとき、「決シテイカラズ、イツモシズカニワラッテイル」宮沢賢治みたいな先生がいたり、怒鳴らないかわりにねっちょりと淡々と追い込んでいく先生がいたりとさまざまです。

 

 

このように、叱らない塾もたくさんあると思いますので、ご家庭の教育方針と合う先生がいる塾にお子さんを預けられることをご検討されてもいいかもしれません。

 

 

 

人が変わるために必要な熱量

 

大前提として、「厳しく叱る」が日常化しているわけではないことはご承知おきください。基本的にはとてもやさしく楽しく接しているつもりです。

 

 

 

 

事実、誰かが思いっきり叱られている場面を見たことがないという子も大勢いるはずです。開塾した当時は交通事故現場を目にするくらいの確率でしたが、ここ1,2年はウミガメの産卵を目撃するくらいの確率かもしれません。

 

 

つまり、その場に遭遇したとしても年に一度か二度のことだと思います。

 

 

長期にわたる対話指導の果てに、これ以上何をおだやかに話し続けても、どんなアプローチをしても変わらない、でもこの子をあきらめたくない、ここで変わってほしいという思いで魂をぶつけています。

 

 

人が変わるというのはそんなに簡単なことではありません。心と行動を動かすためには、巨大な熱量が必要です。本当に身を切る覚悟で臨みます。

 

 

僕もしたくてしているわけではないのです。本音を言えば叱りたくありません。

 

 

叱られた子がいれば「ひどい」「かわいそう」と悪者にされることもありますし、こわいと思われるよりやさしいと思われていた方が好かれもするでしょう。叱られた子の保護者からクレームが入ることもあります。

 

 

でも僕は、たとえ嫌われても、放置すべきではない未来が見えているのに何もしないことはできません。できることなら一度きりであってくれと思っているので全力で叱ります。

 

 

「たかが塾に、そんなことは望んでいない。」

「何様のつもりだ、塾はただ預かって勉強を見てくれればいい。」

 

 

そのように思われる方にカレッジは合わないと思います。

 

 

 

松坂桃李ではなく、菅田将暉。

 

 

系統で言うと僕は、松坂桃李(御上先生)ではなく菅田将暉(柊先生)です。

 

 

 

もちろん生徒を人質に教室を爆破したり、暴力を振るったりもしませんので、極端な例になってしまっていますが、魂のぶつけ方としては『3年A組』で菅田将暉が演じた柊先生のような系統だと思います。(ご存知ない方には分かりにくい例で申し訳ありません🙇💦

 

 

令和の時代では、松坂桃李の演じる御上先生が理想的な教師像なのかもしれません。決して声を荒らげることなく、淡々と、自分たち自身で考えるように促し、意見交換を通して多面的なものの見方を学び、それぞれの解答を導いていきます。

 

 

僕も、まさに理想の教育だなあと思いながら視聴しています。

 

 

ただ、フィクションながらも、この理想が実行され成り立っていくのは、「設定」が東大合格者数県内1位の優秀な高校だから、なのではないでしょうか。

 

 

高校のレベルからすると、このドラマ内の彼らは、すでに多くの子が十分に基礎学力と高度な思考判断ができる素養を身につけていると考えられます。

 

 

御上先生に「上級国民予備軍」などと挑発的な皮肉を投げかけられても、そう言われる理由について論理的に一理あると解釈すれば、彼らは感情的に反抗するような態度は示さないのです。

 

 

カレッジの子たちも中学生くらいになってくると、僕の「菅田将暉」はほぼ発動しなります。「松坂桃李」でもちゃんと話に耳を傾け、理解し、少しずついろんな意味で合理的判断ができるようになり始めるからです。

 

 

 

「万人に心地よい塾」を目指していません。

 

 

カレッジは大企業のようにコンプライアンスを徹底し、「万人に心地よい企業」を目指している塾ではない、個性強めの個人塾です。

 

 

「やりたいことの前にまずやるべきことをやりなさい」という指導は、小さい子たちにとっては、時に不自由と感じることもあるかもしれませんし、本人が嫌がっても行動させることもあります。

 

 

自分で考えようとしないで、すぐに「つぎ何するの?」と聞いてきたり、「これどういう意味?」と言ってきたりする子には、授業であってもあえて教えず、学年相応に甘えは許さない対応をしています。

 

 

ストレスを感じない、やりたいことだけやって生きていける社会、いつも誰かが助けてくれる社会など、それこそ理想でしかないと思っているからです。待ち受ける現実にそなえて、年齢相応の「自分づくり」をそれぞれが始めていくべきだと考えています。

 

 

 

「コンプライアンス」の徹底が向かう社会

 

僕の個人のFacebookの自己紹介コメント欄には、一言だけこう書いています。

 

 

 

子どもや孫たちの世代を思う環境への配慮や、感染症への対策。こうした時代の流れには協力的に動いているつもりです。もちろん法令も遵守していますし差別もなく経営しています。

 

 

しかし、より良い社会を作るためと提言されているコンプライアンスの中には、事実上の言葉狩り、不適切狩り、続々と生まれた何とかハラスメントなどもあり、よほどの悪質なものを除いて、本当にこれらが社会を良くする方向に向かうのか疑問を感じるものも多々あります。

 

 

表だって言えなくなった人々は、匿名のSNSで言葉の暴力を振りかざし、何千何万という人たちが自分と全く接点のない個人を叩きまくり、しかも、多数派の中でそれを正義と疑わず、私刑を実行しています。

 

 

見えるところばかりクリーンに取り繕って、その結果たどり着いた社会は、僕には「より気持ち悪い社会」に思えるのです。

 

 

これが社会の、皆さんの目指す理想だとして、なぜ、そんな社会に問題提起したとも言えるドラマ『不適切にもほどがある』(ふてほど)が流行語大賞に選ばれたのでしょうか。

 

 

それは、皆さん本当は、僕と同じように、表面だけきれいにするこんな角質除去社会を望んではいないからなのではありませんか?クリーンな政治を目指した寛政の改革が「もとの濁りの田沼恋しき」と言われたように、昭和や平成の時代の一部に郷愁を感じている人も多いのではありませんか?

 

 

(TBS「不適切にもほどがある!」)

 

 

でも、それが言えないし、実行できない「巨大な空気」が世界でうごめいているのだと思います。

 

 

カレッジは、そんな「空気」と闘う塾なのです。長いものに巻かれる鼻も持ち合わせていなければ、擦りよるために振るしっぽも持っていません。(尾てい骨程度のしっぽ所有🐒)

 

 

 

いろいろなメディアで「時代の流れに合わせて、強く叱るべきではない」という意見に触れることがありますし、何度か、僕自身も叱ったあとにクレームをいただいたこともあります。叱られることがあることをご存じなかったご家庭や、知っていたけどそんなに厳しく叱る必要があるのかというご意見です。

 

 

その多くは、そこに至った経緯を説明し、厳しく叱って本人にこわい思いをさせてしまったことを心からお詫びして、今後なるべく厳しく叱るところにいく前に懸命に指導に努めていくことをお約束して、ご家庭にも協力をお願いしています。

 

 

しかしながら、ご家庭の理解得られず、厳しく叱責することを子どもへのパワハラだとか虐待だとか、不祥事を起こした企業の会見場にいる記者のように「世の中に合わせるべきだ」とまくしたてられることがあると、それが保護者であっても、僕は強く言い返し、自分の信念をぶつけています。(大きい声出してしまってすみません🙇)

 

 

 

寿司屋の大将

 

指導の仕方について僕に「時代に合わせろ」と言うのは、こだわりを持って寿司屋を営んでいる大将に、「こんなご時世ですので、素手で握るのはやめるべきではありませんか?機械で、とまでは言わないけどせめてビニール手袋つけるとかできませんかね?」と言っているようなものです。

 

 

寿司屋の大将はきっと言うでしょう。

 

 

「素手が嫌なら大手チェーン店の回る寿司屋に行ってください。」

 

 

 

 

握り方は、僕にとっては指導の仕方です。

 

 

ほめること、楽しませること、喜ばせること、乗り越える感動を実感させること、人生をかけてやりたいことを見つけたときに挑戦してみようと踏み出せる勇気を育むこと。そして、その過程でたまに入る叱ること。これらはどれも欠かせない指導の「背骨」です。

 

 

中小企業であっても世間の潮流に合わせるべきではと言われても、「背骨」を砕いて世間に流されるつもりはありません。(肋骨は治りました🙇)

 

 

「気に入らないならよそへ行けというのは横暴じゃないか」というご意見もあるかもしれません。

 

 

ですが、求めるられているものと提供の仕方が合わないのです。なんとなくごかますより、うちでは提供できませんと正直に申し上げるほうが誠意ある説明だと思っています。

 

 

そして、これはカレッジに生徒がたくさん通ってくれるようになったからではないことも念を押させてください。生徒が少なくて、2年目を迎えられるか不安もよぎった開塾1年目からずっとこの「背骨」は変わらないものです。

 

 

カレッジは万人に心地よい塾を目指しているわけではない、方向性のはっきりした個人塾であることを十分ご理解ください。

 

 

 

教育理念の根底にあるもの

 

さて、叱ることについての指導方針をここまでお伝えしてきましたが、最後に全体像としてカレッジの「教育理念」の方向性について、ご家庭の教育方針と同じ、とまで言えなくとも近い方向を向いているのかご確認ください。

 

 

これは実際に複数の方からお聞きした学校での事例です。

 

・新学期の担任自己紹介で「自分のことは『先生』と呼ばないでください。私はみんなと対等でありたい。」とおっしゃった先生。

・放課には校長室で校長先生のひざに座り、仲良くカードゲームをする小学校。

・管理職が教員に生徒を叱ることを禁じていて、教員は子どもたちのやりたいことを尊重し、自由に過ごせる学校。

 

 

これらについて、先生に親近感を抱き、「何と温かい。まるで友だちのようにわが子の『上』ではなく『横』に寄り添ってくれる先生がいる学校だろう」と、感じられるのであれば、根底の部分でカレッジと方向性がちがうかもしれません。

 

 

目上の人との接し方を知らされず、時には悪態をつき、自分のしたい衝動を何より優先させるわがままを許容され、集団行動に「合わせる」忍耐を身につけずに年齢だけ成人となったとするならば、そのうちの何人が、はたして大きな「集団」である「社会」の中で、人から信頼され、必要とされ、愛される人間になっていくのでしょうか。

 

 

学校をはじめとする社会に出る前の子ども達が通う教育現場に必要なことは、やがてくる未来の現実を教え、我慢を教え、言葉遣いを教え、時間や約束を守ることを教え、信頼される人間にすることだと考えています。

 

 

理念を貫けなくなったら私塾ではない。

 

僕が思う個人塾の良さは、自分の理想の教育「私教育」を実践できるところです。「私塾」とは本来そういうもので、その根底にある教育観に共感、支持してくれた人たちが門を叩くものだと思っています。

 

 

大企業の潮流に従って時代の中に薄まり、個性を失い、教育理念を貫けなくなるなら僕は塾をやめます。僕がやめるとなったら、資本力のある企業がカレッジを買収しようとするかもしれません。ただその経営者さんに伝えたいのは、社会の風潮に薄まりカレッジを「よくある塾の一つ」にするなら、生徒は激減すると思うということです。

 

 

教育の本質を求めていらっしゃるご家庭がカレッジの多くを占めていることを忘れないでください。

 

 

大手と同じようなことをしている個人塾など、もはや私塾ではありません。ただの大手の下位互換か廉価版です。であるなら、僕だったら大手に子どもを通わせます。

 

 

教材や連絡ツールなどといったソフトの部分は、時代の進化に食らいついていくつもりです。ですが、ハードの部分は時代の評価ではなく、自らの価値基準で子どもたちが幸せになるために今必要なことは何かという本質を見据え、変わらず貫いていきます。

 

 

多くの方には、至誠を貫くこの方針に、ご期待をいただき、大切なお子さんを通塾させてくださっているものと信じています。

 

 

ただ、冒頭申し上げたように、あまりよく知らなかったという方には、あらためてご家庭の教育方針との方向性をご確認いただければと思います。さまざまなお考え、教育方針があるのは承知しており、それを変えてくださいとは言える立場にありません。

 

 

入塾、通塾をもう一度見直してくださいというのは複雑な気持ちですが、お子さんのために、もしうちの子が厳しく指導されるようなことがあったらなど、その場面をリアルに想像していただき、このまま通い続けるべきなのかをご検討ください。

 

 

そして、このカレッジの教育理念をご確認いただいた上で、ご通塾いただくご家庭のお子さんたちには、ご家庭と塾から同じ方向への追い風を受けて、大きく成長してくれることが期待できます。そのように全力で指導させていただきます。

 

 

新年度も、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

それではまた。

 


 

 

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執筆者の紹介

西川 賢

西川 賢(Ken Nishikawa)

株式会社カレッジ代表取締役
学習塾カレッジ塾長

慶應義塾大学 通信課程 文学部 第1類在学中。
真面目なのかふざけているのか分からない、忖度ひかえめなピリ辛スパイスがちょっとくせになる「教科書が教えないリアル」は、塾長の優しさとおふざけと強い信念がつまったエッセイブログです。月に1回程度のアップでも、おかげさまで年間PV200万😊
毎日生徒と向き合っているからこそ生まれる「リアル」を、人間味たっぷりに綴ります。不定期更新なので、通知が受け取れるLINE登録がおすすめです。

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