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エッセイ「教科書が教えないリアル」

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【R-12指定】愛教大附属岡崎小学校からの送迎の依頼に感じた違和感と塾経営者としての葛藤 | 学習塾カレッジ塾長 エッセイブログ

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2023.09

【R-12指定】愛教大附属岡崎小学校からの送迎の依頼に感じた違和感と塾経営者としての葛藤

2学期がはじまり、早いものでカレッジの中学部ではもう定期テスト対策期間に入っています。

 

 

 

先週は小学生の模試結果表が届きましたので、連日保護者にお越しいただき模試返却面談を実施しています。

 

 

短い時間ではありますが、お子さんの塾でのようすをお伝えすることはもちろん、ご家庭での様子を伺うこともできるので、僕にとってもとても大切な時間でもあります。しっかり今後の指導につなげていくつもりです😚

 

 

模試返却面談のシーズンになると、あわただしく動いているように見えるかもしれませんが、幸いにも、いつもあわただしいので「分身の術」を身につけました。😝⇄😝安心してご相談ください。

 

 

塾長の考え方は塾の考え方

 

 

さて、ここ数日、いろいろ運営上の判断をしなければならないことがありました。

 

 

これから書くことは、必ずしもすべての方に耳障りのいいものではないかもしれません。

 

 

場合によっては、「考え方が合わない」とカレッジを去るご家庭もあるかもしれません。

 

 

しかし、ちゃんと僕の考え方や性格を知っていただいた上で、大切なお子さんをお預けいただいた方がよいと思います。

 

 

保護者が塾を信じていないことは、お子さんは語らずとも感じるものです。子どもが先生を信用しなくなると成績は伸びにくくなります。

 

 

このブログ「教科書が教えないリアル」は、しがらみや忖度を極限まで押さえズバっと言うことをいうリアリティがかつて支持層を広げた要因でした。

 

 

でも、最近、月に20から40万のたくさんのPV(ページビュー)に臆したのか、標準化というか無難化というか、思うことがあっても書くのを躊躇して、虎穴に入らない記事が増えていた自覚があります。

 

 

塾長の考え方は塾の考え方だと思っています。

 

 

それを語らないのは、このブログの存在意義を損ねます。たくさんの方に訪問していただいているからこそ、ご批判もあるかと思いますが、真正面から綴ってみたいと思います。

 

 

 

附属小父母教師会の方から

 

 

カレッジにはたくさん愛教大附属岡崎小学校の子が通塾しています。

 

 

学校から直接カレッジに通塾している子も多いのですが、問題が発生しているようでした。

 

 

 

 

――6月下旬の初夏。

 

 

カレッジの塾生の保護者の中に父母教師会の役員の方がいらっしゃいます。

 

 

少しの時間でしたが、お話がありました。

 

 

下校の際に通常の下校班から離れて、カレッジ、サクセス、クローバー方面に向かう子たちの集団がいて、その人数が多く、下校の見守り隊の方が管理しきれない状態になっているとのこと。(これらの3か所は学校から見るとだいたい同一方面にあたります。)

 

 

そこで、カレッジ、サクセス、クローバーから、それぞれ「送迎」の人員を出してもらえないかという話が出ていて、そのことで近々正式にお願いの連絡があるかと思うのですが、、、だいじょうぶそうですかね、、、というお話でした。

 

 

実際に見守り隊として児童の安全に責任を感じていらっしゃる方々の生の声を集約しての切実なお話だと推察できましたので、できることなら協力したいと思いました。

 

 

もちろん、これが実行出来たら保護者の方も助かると感じていただけることでしょう。

 

 

その気持ちと、現在の人員の中でその約束が実行できるのか、という現実的な考えが瞬時に頭の中を駆け巡ります。

 

 

授業前に行っている宿題チェックや質問対応、同時間帯にピークを迎える遅刻欠席連絡等への返信、そして軽く見られるかもしれませんがとても重要な「見えるところに先生がいる」という安全や安心、自習環境の秩序維持にかかわる役割。

 

 

このコアタイムにおいては、もはやすでに総員「分身の術」を使っている中で、もし「毎日送迎」ということになれば、現在の環境を維持することはできません。

 

 

カレッジには学生講師もいますが、その時間帯は彼らも大学に行っています。

 

 

ということは、そのための採用を新規で行う必要があります。

 

 

 

 

数十分前から待機してもらったとして、トータル1時間弱のために毎日来てくれる人がいるかという心配がよぎります。

 

 

複数人を採用すれば、出勤数が分散される分、この仕事についての一人あたりの収入はきわめて少額となります。

 

 

高時給の講師でも採用のむずかしさを感じている中で、この採用がうまく行くイメージが湧きませんでした。

 

 

すると、さらに人件費をかけて、人材派遣会社などから派遣してもらう第二案が動きます。

 

 

しかし、日々違う人がくるかもしれません。

 

 

僕の立場からしても「知らない人」についていくことをあまり体験させたくはないですし、保護者はなおさら不安でしょう。

 

 

この夏に導入したアプリについては、費用をカレッジで全額負担しており、加えて送迎の人件費や採用費が発生するようになれば月謝の値上げも検討しなくてはなりません。

 

 

しかしながら、自発的に開始するサービスではないものに費用を投入することにも、そこを保護者に負担していただくことにも抵抗を感じます。

 

 

実際に費用が発生しているものを無償で提供することが積み重なっていくと、経営が傾きだします。

 

 

「つぶれるかもしれない塾」(ある日突然なくなるかもしれない塾)では安心してお子さんを預けていただくことができなくなっていくのではないでしょうか。

 

 

カレッジは高めの料金と言われていますが、額面だけでなく中身に目を向けて比較していただければ、他塾と比べて極端に高い設定ではないことにお気づきいただけると思います。

 

 

授業以外にも付随する同内容の対応をどこかの塾でやったとすればカレッジの料金とは比較にならないくらい高くなるはずです。つまり、けっこうギリギリのところで提供しているのです。

 

 

安定して継続できない要素があまりにも多いと思いました。

 

 

何より「行けない日」が発生した場合のトラブルを想定すると、その場で安易に約束することはできず「正直なところむずかしいです」とお答えしました。

 

 

お父様の残念そうな表情を見て、とても申し訳ない気持ちになりました。

 

 

 

附属岡崎小学校からの電話

 

 

それから3か月が経ち、つい先日、附属小学校の先生からこの件でお電話がありました。

 

 

事情は夏にお父様からお話を聞いたこととおおむね同じでしたが、「1日40人近く道をそれるケースがある」ということと、「4月からGW後までの期間、毎日新小1のお迎えに来てもらえないかというお願い」とのことで、対象と期間が具体的になっていました。

 

 

下校に関して「学校からの協力のお願い」という異例の連絡にいたるまでの過程には、電話口でお話を聞いている以上に現場での混乱と打つ手がなくなってきた「事情」を感じました。

 

 

僕も学校の4分の1の人数とはいえたくさんの生徒を預かる塾を運営していますので、その種の葛藤は目に浮かぶように分かるつもりです。

 

 

多数の集団で運営していくにあたって個別の特別対応は、やがて歯止めが聞かなくなりその流れは全体の運営に支障を来たし始めます。

 

 

だから、一部の方には批判や不快な思いを感じさせてしまう心苦しさとの葛藤の中で、「判断」をしなければならないことがあるのです。

 

 

もしかしたら学校はまさに堤防が決壊し、その流れの止められないところにまで陥ってしまったのかもしれないと思いました。

 

 

 

「今ごろの時期ではなく4月でしょうか」と何度か聞きましたが、先生は「今ではなく、新小1が自力下校の練習をする4月からの1か月弱」とはっきり言われました。

 

 

これについては、僕が夏にお父様からお話を聞いて、想像していたイメージとズレがありました。

 

 

この短期間、少人数であれば可能かとも考えましたが、いくつかの違和感を覚えました。

 

 

 

 

違和感①「その40名はカレッジの生徒なのか」

 

 

カレッジの塾生151名のうち、小学部には103名が在籍しており、そのうち75名は愛教大附属岡崎小学校の子たちです。(2023年9月現在)

 

 

当然ですが、全員が毎日来ているわけではありません。

 

 

さらに、附属小1年生に限定すれば、今年は本科生9名とプログラミング生2名が通っています。

 

 

プログラミングの2名は、受講時間が18時からということもあり、3月の受講開始後、一度も学校から直接通塾したことはありません。

 

 

1年生の本科コースの子たちの中には現在学校から直接通塾している子もいますが、本科の授業がある水曜日でも直接通塾する子は多くて4、5名です。

 

 

4、5名も見守り隊の方にとっては大変ですよと思われるかもしれません。

 

 

でも、4月からGWという期間に限定するならば、カレッジの生徒である可能性は、かぎりなく0に近いと思えます。

 

 

 

僕自身もわが子を2人附属小に通わせていましたし、カレッジを開業するにあたり、当時の教頭先生にお話をしにいって直接説明を聞いていますので、学校の下校のきまりについては知っています。

 

 

そのときの教頭先生(当時)のお話をとてもよく覚えています。

 

 

「附属小学校では、自宅への自力下校を原則としていますが、岡崎市全域から通学しているため、習い事に行くときもいったん帰宅してから、という規則をつくることはむずかしく、事実上寄り道は認める形になっています。ただ、入学から1か月くらいの間は自力下校の練習期間があるので、その間は自宅に帰ることになります。」

 

 

なぜ9年も前のこの話を、一言一句しっかり記憶しているのか。

 

 

それは新小1の3月入塾時には、開塾以来ずっと、この「学校の方針」を明確にお伝えし続けているからです。

 

 

「新小1については学校が自力下校の練習期間としている間は、学校の方針にしたがって一度帰宅されてから通塾してください。」

 

 

新小1の新年度から入塾されている保護者の皆様は聞き覚えのある話かと思います。

 

 

そして、保護者の方もそれを誠実に守ってくださり、GWまでの期間はほとんどの1年生が、授業の始まる16時の直前にきていました。(あまりに直前すぎて宿題チェックが渋滞するので「もう少しだけ早くきてください」なんてお話ししたこともあるくらいです😅)

 

 

帰宅がむずかしく直接通塾している子もいましたが、シッターさんが付き添っていらしたり、おじいさまやおばあさまと一緒に来たりしていらっしゃいますし、学校から直接くる期間になってもしばらくは保護者の方が入り口までいらしています。

 

 

つまり、塾生の保護者の皆様のご理解とご協力により、この期間、児童一人で班を離脱して別方向に行ってしまうということは、カレッジにおいては起きていないのです。

 

 

それは今年に限ったことではありません。

 

 

それに、1年生がまったく来ない日もある中で「毎日」誰を迎えに行くのでしょうか。

 

 

とはいえ、毎回どのような手段で通塾してきたのかを確認しているわけではないので、1人の例外もなかったとは言い切れません。

 

 

そこに確信が持てないからでしょうか、まだはっきりと判断ができかねていました。

 

 

 

違和感②「○○さんはご協力いただける」

 

 

カレッジ以外で今回あがっている「寄り道先」の、サクセスさん、クローバーさんですが、僕自身は、保護者からの情報以外では自分からせっせと他塾の情報収集をするタイプではないので、こちらの方々が4月の下校についてどのように保護者に話しているか分かりません。

 

 

そんな中、先生が「○○さん(あえて伏せ字にします)は送迎に来てくださることになったのですが、、、」ということを言われました。(もう1か所はまだ連絡が取れていないとのこと。)

 

 

そんなにサクッとOKするのは、入学直後から直接来てくださいねと寄り道を推奨しているからなのか、よほど先々までの人員に余裕が見越せているからなのか、目先だけ見て学校との連携に快諾したのか、それは分かりません。

 

 

僕は交渉相手からすると、めんどくさい性格だと思います。

 

 

「みんなやるから」という判断基準を持ち合わせていません。

 

 

さらに、長いものにもまかれないタイプです。

 

 

1億円やるといわれ、、、、、たらやります。😂笑

 

 

 

 

もし一度承諾したら、一度きりに収まらずおそらく永年続けていくことになります。

 

 

一か月弱とはいえ、毎年、毎日人を派遣し続けることができるか確証がない状態で、守れるかわからない子どもの安全に関わる約束を簡単にすることはできませんでした。

 

 

しかし、それ以上に何かがまだもやもやしていました。

 

 

それは、このあとはっきりすることになるのですが、その前に耳を疑う話が飛び出しました。

 

 

 

「送迎が難しいなら入塾をGW以降に」

 

 

お話をしている中で、先生が「送迎ができない場合は入塾をGW以降にしていただいて」と発言されたのです。

 

 

??

 

 

 

 

僕は「今なんておっしゃいましたか?おかしな話がありましたが」と聞き返しました。

 

 

若干語気が強めになっていたのを感じ取られたのだと思いますが、「いえ、たとえの話です、、」とおっしゃいました。

 

 

この話は、夕方に僕が面談で電話を出られなかったときに、かわりに話を聞いたちひろ先生も聞いていたので、思いつきのたとえ話というよりは、もしかしたら、学校の会議などでそのような対応を迫ることが話に上がっていたのではないかと推測してしまうものでした。

 

 

でも、たとえだと言うので、僕は「そうですよね、たとえですよね。学校はうちのスポンサーでもないですし、学校には入塾のタイミングを指示する立場にないはずです。もし学校が入塾を3か月遅らせろというなら、3か月間の月謝を学校がうちに補填してくれるんですか。できませんよね。だからたとえなんですよね」と話しました。

 

 

感じの悪い言い方だったとは思います。

 

 

全員の入塾が3か月も遅れた場合の授業進度の遅れや、学びや塾での習慣作りの大切な時期の喪失は、どのように補えというのでしょう。

 

 

そして、お金の話など下世話だと思われるかもしれませんが、恥ずかしながらカレッジは、莫大な資金があるわけでもなく、一つの事故があれば吹き飛ぶような小さな企業です。

 

 

費用が発生することが見えている自発的ではない案件をどのように無償で提供できるか考えているところに、さらに、3か月入塾を遅らせろなどと、どの立場で提案できるのでしょうか。

 

 

およそ潰れることのない国立大学の系列校にお勤めの先生方には、想像が難しいかもしれません。

 

 

カレッジは通ってくれる生徒と、信頼して大切なお子さんを預けてくださる保護者に安定したサービスを提供するため、そして、その両者のために日々真剣に働いてくれている従業員が食べていけるようにするために、日々必死に汗をかいている零細企業なのです。

 

 

先生個人の考えか、会議であがった複数の方々の考えかは分かりませんが、その発想を思いつかれた方や賛同された方には、中小企業の「命がけ」を軽んじないでいただきたいと思います。

 

 

たとえ話であっても、このような非常識な提案をすることに憤りを感じ、感じの悪い言い方をしてしまいました。大変失礼しました。

 

 

 

最大の違和感「学校の “教育” としてこの判断は正解なのか」

 

 

最大の違和感は、「自宅への自力下校の練習期間に、寄り道の送迎をしてあげる」という対応が、学校の「自力下校」という方針を事実上転換するということにはならないのかということでした。

 

 

学校の方針に従わない家庭が多く、歯止めがきかないから、そういう家庭に合わせて送迎をしてあげるということは、「自宅への自力下校の練習期間も、寄り道を容認する」ことになると思うのです。

 

 

学校という直接親子に接する教育機関の最大組織の方針として、それが最善の対応なのかということに強い疑問を感じました。

 

 

「子どもが自力で自宅に帰ることができるようにする」というのは、必要不可欠でとても重要な「教育」であり「課外授業」の1つと言ってもよいと僕は思っています。

 

 

この「教育」の期間、「授業」を阻害する行為は容認できないと、当該行為を行う家庭や、それを推奨している(かどうかは不明ですが)寄り道先にこそ、断固として強く指導と抗議をするべきではないでしょうか。

 

 

 

 

僕は先生に伝えました。

 

 

「順番が逆だと思います。塾が送迎をしてあげちゃうんじゃなくて、まずその保護者に厳しく指導をするのが先なのではないでしょうか。入学してすぐに学校のルールを守らないような家庭に合わせることは、長い目で見て対応を検討されたほうがよいかと思います。」

 

 

もちろん保護者だけの問題ではなく、その期間も寄り道を受け入れる「寄り道先」があるからこそ起きている問題だと思うので、塾サイドにお願いするなら、送迎ではなく、その期間の寄り道の受け入れをしないようにしてください、ということではないでしょうか。

 

 

「いま思いつくうちの協力できることとしては、GWまでの期間、学校から直接通塾した場合は退塾処分とさせていただきますというように、例年以上に強く保護者にアナウンスしていくことくらいです。」とお話しして、電話を切りました。

 

 

先生方、父母教師会の皆様の苦心されているご様子を推察すると、日々ご尽力いただいていることに感謝の気持ちでいっぱいです。たくさんの失礼なことを申し上げ、本当にすみませんでした。

 

 

 

「本校との関係は一切ありません。」

 

 

全国の塾経営者や他業種の方の中にも、バカだなあ、こういうことがあったときこそ、学校との連携を行うチャンスなのに、と思われる方もいるでしょう。

 

 

学校との連携、協力。

 

 

僕自身も、開塾前はそう思って動きまわっていました。

 

 

ここからは僕の心から消えることのない深い傷の部分と言える話になります。

 

 

そういうのは結構、という方はここでページを閉じていただければと思います。

 

 

 

 

「愛教大附属岡崎小学校専用学習塾」としてスタートすることにしていた僕は、開塾前に何度か学校に伺い、当時の教頭先生にも塾名に小学校名が入ることの説明とご理解をいただき、学校付近でチラシを配ることの許可を得て、日時の連絡と配布物の内容の事前提示(本来ここまでやる必要もない)を行っていました。

 

 

伝えていた日程に配布を行うと、その翌日、学校から全校生徒向けに配布された一通の文書にこう書かれていました。

 

 

「パンフレットに本校の名称等が掲載されていますが、本校との関係は一切ありません。」

 

 

 

 

配布したスタッフが門の中に少し入ったことについては、問題があったと真摯に受け止め謝罪をしました。

 

 

しかし、それはうちに直接注意をすればよいことで、何の連絡もなくわざわざ「一切関係ない」と全校配布する必要があるのかと、強い疑問を感じました。

 

 

しかし、この学校からの「一切関係ない」との全校配布は終わりませんでした。

 

 

後日、東海愛知新聞に取材を受けて記事を掲載していただいたときにも、同様の配布物が全校生徒に配られたのです。

 

 

 

一度目の件があって謝罪に伺ったとき、「学校との関係」についての問い合わせがあったと教頭先生から聞いたので、記者に「学校との関係について明記してください」とお願いをしていました。

 

 

実際、記事中にも「なお、同校とは経営上のつながりや委託関係などはない。」と一文を書いてもらったので、関係ないことは読めばわかるはずです。

 

 

新聞ですので、もちろん敷地内に入ったなどということもありません。

 

 

学校という巨大組織が、生まれ落ちたばかりで足をガクガクしながら立ち上がろうとしている子馬を叩き潰しにきたように感じました。

 

 

二度にわたり、まるで非合法なことでもしたかのような印象を与える文書を全校生徒に配布する必要があったのでしょうか。

 

 

その文書を、当時まだ3年生だった娘から受け取ったときの、娘の心配そうな表情はいまでも鮮明に覚えています。

 

 

 

一歩間違えば、カレッジもろとも僕の家族は命を奪われていたかもしれません。

 

 

 

 

 

広報を行うたびに、このような配布が行われたのでは、本当につぶれてしまう。

 

 

僕は、塾名を変えることにしました。

 

 

開塾に際して、たくさん準備した塾名入りのものはすべて廃棄となり、シュレッダーを回しながらあふれそうな涙を必死にこらえて、強く、そんな経緯を知りながらも入塾を決めてくださったごく数名の塾生に全力で接していこうと決意していました。

 

 

 

 

 

あれから8年。

 

 

僕は「塾」としては直接学校には一切関わらず、関わらないからこそ何のしがらみもなく目指す教育に邁進してきました。

 

 

そのときの担当者は転勤となり、後任でいらした副校長先生ともこの件について話す機会をいただき、その後は特にこうしたことは起こらず時が過ぎていきました。

 

 

「一切関係ありません」と切り離された学校に、時を経て「協力をお願いします」と言われたこと。

 

 

なんだか感慨深いものがあります。

 

 

もちろん、これとは関係なく、きちんと協力できることはしていくつもりです。

 

 

でも、このような配布を行われたことと、僕にではなく、学校に、しつこく抗議のような問い合わせを入れ続けた、姿を見せない卑怯者の存在を、僕は一生忘れません。

 

 

最後に、今や2人の娘も無事小学校を卒業し、姉妹通算10年間お世話になりましたが、附属小学校は学校としてはとても魅力ある学校だったと感じています。(この流れでこんなことを書いても嘘くさく見えるかもしれませんが苦笑)

 

 

素晴らしい友達もたくさんできました。附属小を受験するか検討されている方のご相談でも、本心で附属小の良さを語りおすすめしています。

 

 

だからこそ、教育に真っ直ぐ児童にも保護者にも断固たる姿勢を示す学校であり続けてほしいと願います。

 

 

 

それではまた。

 

 

 


 

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執筆者の紹介

西川 賢

西川 賢(Ken Nishikawa)

株式会社カレッジ代表取締役
学習塾カレッジ塾長

真面目なのかふざけているのか分からない、忖度ひかえめなピリ辛スパイスがちょっとくせになる「教科書が教えないリアル」は、塾長の優しさとおふざけと強い信念がつまったエッセイブログです。月に1回程度のアップでも、おかげさまで年間PV200万😊
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