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【図解】愛知県公立高校入試・校内順位決定方法を分かりやすく解説! | 学習塾カレッジ塾長 エッセイブログ

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24

2018.08

【図解】愛知県公立高校入試・校内順位決定方法を分かりやすく解説!

愛知県公立高校入試の『学校裁量』ってなんだ?

 

愛知県の公立高校は、入試の校内順位(受験者の順位)を決める際、当日点(22点×5教科=110点満点)と内申点(5点×9教科=45点満点)をほぼ同等に近づけるために、内申点を2倍して90点満点とし、「当日点+内申点×2」で校内順位を決定します。

 

※当日点というのは、学力検査(筆記試験)の得点のことです。

 

 

その際、後述する一部の子については、その順位を決定するための計算方法を学校ごとに選択できることになっているのです。

 

 

具体的には以下の3つの種類があります。

 

 

 

Ⅰ 均等型(「内申点×2+当日点」)

 

Ⅱ 内申重視型(「内申点×2×1.5+当日点」つまり、内申点を3倍する。)

 

Ⅲ 実力重視型(「内申点×2+当日点×1.5」)

 

 

こちらの冒頭の一覧表をご覧いただくと、偏差値50くらいを境にそれ以上の高校はほとんど「実力重視型」を選択していることがわかります。

大学進学を見据えていると考えるのが一般的ですね。

 

 

 

【図解】愛知県公立高校入試・校内順位決定方法!

 

 

「校内順位」というのは、同校を受験した生徒の入試における順位のことですね。合格を決める順位付けになります。

 

 

愛知県公立高校の入試制度は全国でも随一の複雑さゆえに、ここがよく勘違いされているところなのですが、すべての受験生の校内順位がこの「学校裁量」で計算され決まるわけではないのです。

 

 

「いぬ君・ぶたさん・かえる君」の3人の受験生を使って分かりやすく説明しますね。

 

 

 

例として、定員400名のカレッジ高校に、受験者が600名いたとします。

 

推薦合格者が40名いた場合、残り360名の枠を一般受験者が競うことになります。

 

 

 

①内申点(調査書)だけで順位をつけます。このとき内申点は2倍せずそのままです。

 

「かえる君」「いぬ君」が残りの定員枠「360」に入っていますね。

 

 

 

②学力検査(筆記試験・当日点)だけで順位をつけます。このとき、得点はそのままです。1.5倍とかしません。

「いぬ君」「ぶたさん」が残りの定員枠「360」に入りました。

 

③ ①②両方の順位が、合格者枠内の者を「A」とし、その他の者を「B」とします。

 

 

 

つまり、「いぬ君」が「A」で、「ぶたさん」「かえる君」は「B」ということになります。

 

 

 

このとき「A」であった「いぬ君」は合格が確定します。

 

おめでとうございます!カレッジ高校合格です!(^O^)/

 

 

 

「B」となった「かえる君」「ぶたさん」は不合格、、、ではないのです。

 

 

 

現実的には、内申点の上位360人と当日点の上位360人が完全に一致することなど起こりません。(可能性0ではないですが…)

 

 

つまり、「A」だけでは合格枠「360」が埋まらないのです。

 

 

まだ、「360-A」の残り枠があります。

 

 

そこで、「B」の子たち(3~4割くらいじゃないかと言われています)だけで「第二回戦」が行われます。

 

 

 

このとき採用される計算方法が「学校裁量」なのです。

 

 

「B」に入った子が、各高校があらかじめ選択した「学校裁量」によって再計算され、校内順位が決定していきます。

 

 

※このとき校内順位が「360」の枠内に入らなかったとしても、枠内に入った子の中でこの学校とは別の第一志望校に合格した場合、繰り上がって合格することもあります。

 

 

 

それではまた。

 

追記

この記事に関連して大事な大事な続きがあります。以下の記事をぜひご覧ください!

 

 

 

 

 


 

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執筆者の紹介

西川 賢

西川 賢(Ken Nishikawa)

株式会社カレッジ代表取締役
学習塾カレッジ塾長

慶應義塾大学 通信課程 文学部 第1類在学中。
真面目なのかふざけているのか分からない、忖度ひかえめなピリ辛スパイスがちょっとくせになる「教科書が教えないリアル」は、塾長の優しさとおふざけと強い信念がつまったエッセイブログです。月に1回程度のアップでも、おかげさまで年間PV200万😊
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