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エッセイ「教科書が教えないリアル」

エッセイ「教科書が教えないリアル」

「宿題」の取り組み方をチェックする最も有効な方法 | 学習塾カレッジ塾長 エッセイブログ

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24

2021.06

「宿題」の取り組み方をチェックする最も有効な方法

カレッジは宿題が多い?

 

入塾前の個別説明会などで、お母さんたちからよく聞かれることがあります。

 

 

「カレッジは宿題がいっぱい出ると聞いたんですが、どれくらいの量ですか?」

 

 

カレッジでは、小中学部本科コースの生徒たちはもちろん、徹底個別コース・英語コースの受講生たちも基本的に必ず宿題が出ます。(宿題がないのは速読コースと徹個のごく一部だけです。)

 

 

授業で「わかる」きっかけをもらったあと「できる」に変えていくためには、やはり演習が必要で、そのために宿題を出しています。

 

 

量は、1~2日でまとめてやろうとしたらたしかに多いかもしれませんが、日にちを分散させて取り組めば、1日あたりの量はそんなに多くはありません。

 

 

徹底個別コースの子たちへの宿題は、受講生の状況に応じて調整していますので、勉強が苦手な子は最初は少しずつから始めて徐々に増やしていくこともあります。

 

 

また、初回カウンセリングでお母さんから「本科の子たちと同じくらい出してほしい」という要望をいただいて、ドサッと出している子もいます。

 

 

 

 

宿題の目的

 

カレッジの宿題の目的は「できるようになる」以外にも「学習習慣をつける」というものがあります。

 

 

習慣は、「毎日」やることで身についていきます。

 

 

ある日はやって、ある日はやらないというのでは、なかなか「習慣」とまではなっていきません。

 

 

ですから、やろうと思えば1~2日でできなくもないけれど、できるだけ日にちを分けて取り組むように指導していますし、保護者の皆さんにも協力していただいています。

 

 

 

 

宿題の期限を守るということ

 

宿題は、やってきたことの目視によるチェックは当然ながら毎回しています。

 

 

 

宿題が数ページ抜けていたり終わらなかったりしたら、授業前で時間がある場合は自習室で解かせますし、授業までに終わらなかった場合は授業後に居残りして完了させてもらっています。

 

 

「やったけど家に忘れてきた」

 

というケースもありますが、「じゃあ次回の授業のときに持ってきてね」とはなりません。

 

 

「じゃあお母さんに電話して、届けてもらってね」

 

となります。

 

 

 

「宿題プリントなくなった」

 

というケースの場合は、

 

 

「じゃあコピーしてあげるから、今からやってね」

 

となります。

 

 

 

もちろん、本当に家に忘れてきただけの子や、本当になくしてしまった子もいるので、毎回毎回でもなければ厳しく叱責したりはしません。

 

 

ですが、「それじゃあ仕方がない」とスルーしてしまうと、ほんとうは「やっていない」「終わっていない」という理由だったときに、『こういえば許してもらえる』と抜け道があることを無意識ながらも認識させてしまうのはその子のためにならないと思っています。

 

 

 

 

社会に出ると、多くの仕事には期限があります。

 

 

プライベートを優先して、マイペースにのんびり過ごし、期限までに指示された仕事を終えられていなかったとしたら?

 

 

皆さんがその企業の雇用主や上司だったとして、そのような社員や部下に今後も積極的に仕事を任せようと思いますか?

 

 

子どもたちにとって、指示されたことについて期限を守るというのは、社会に出る前に身につけておくべき大事な行動習慣だと思うのです。

 

 

そのトレーニングという位置づけもあり、子どもたちの将来のために心を鬼にして指導しています。

 

 

 

カレッジの宿題チェックは「4」段階

 

 

宿題は「ただやってきただけ」ではできるようになりません。

 

 

まず基本の取り組みとして、以下のチェックをしています。

 

①やってあること

②マル付けをしてあること

③間違えたところをやり直したり覚えなおしたりしてあること

 

以前のブログ「中学で学年1位をとった子の勉強法を公開します!」でも説明しましたが、この中で「できる」ようになるために一番大事なのは③の間違えたところをやり直したり覚えなおしたりすることで、これを繰り返して理解を定着させておくことが重要です。

 

 

カレッジ小学部のマルの色分け

 

カレッジでは1回目のマル付け⇨2回目のマル付け⇨3回目・・・と色を変えてマル付けをしています。

 

 

暖色系から寒色系の色に変わっていくイメージです。(>_<)

 

 

小学生は赤青えんぴつを使っていることが多いのと、先生が手元に3色(赤青黒)ペンしか持っていないときなどは、緑が飛んでしまうことがありますが、マルはマルでも一発正解ではなかったことを見た目で分かるようにしておきます。

 

 

もちろん、復習するときに優先する問題をわかりやすくしておくためです。

 

 

 

「まちがい直し」の勘違い

 

間違い直しを「模範解答を見て正しい答えを書き込んでくる」ことだと勘違いしている子は多くいます。

 

 

それが正しいと思っている子(正しい間違い直しを理解していない子)は、授業でも解説が終わって正解を知った直後(または解説している最中)に、書き直して青マルをつけていることもあります。

 

 

それは、ただの「作業」ですね。

 

 

授業中であれば、その場で指導できますが、宿題を家でどのように取り組んできたのかはなかなか確認ができません。

 

 

それでも、「正しい間違え直し」をしてもらわなければ、できるようになっていきません。

 

 

それでは、カレッジはどのようにその宿題の取り組み方を確認しているのでしょうか。

 

 

それが宿題チェックの「4」段階目であり、カレッジの醍醐味でもある「TKテスト」(定着確認テスト)です。

 

 

 

第4のチェック「TKテスト」(定着確認テスト)

 

 

その日の授業内容をメインに宿題を出しているわけですが、宿題をしっかり「できる」ようにしてきたかは、次の授業の冒頭で行うテストで判断しています。

 

 

本科コースの9学年は、各学年同じ内容のテストを受けています。(小学生は国語と算数・中学生は語彙と前回授業教科1~2教科)

 

 

徹底個別コース・英語コースは、授業内容や進度が個々に違いますので、全員が別々のテストです。

 

 

??

 

 

全員が別々とは?

 

 

 

毎回一人ひとりの学習状況に対応したテストを作成しているのです!(*^^)v

 

 

 

 

徹底個別コースの「指導報告書」

 

 

徹底個別コースは、定期的にカウンセリングを行い、アドバイスや提案をするとともに、本人・保護者の要望や目標を聞いて授業内容を決めています。

 

 

本科生の宿題は、学年ごとに共通なのでホームページの「宿題連絡表」に掲載しています。

 

 

徹底個別生や英語コース生(ジュニア)は一人ひとり宿題内容やTKテスト範囲が異なるため、受講生全員の保護者に専用の個別URLをお伝えしています。

 

 

その個別のURLから、授業の翌日には「指導報告書」をスマホなどでもご覧いただけるように更新しているのですが、プリントアウトしたものがこちらです。

 

 

 

 

このように授業進度やレポート、また次回までの宿題やTKテストの範囲をお伝えしています。

 

 

さて、「一人ひとりの学習状況に対応したテストを作成している」という部分についてもう少し詳しく説明させてください。

 

 

上記画像の「レポート」の下に「復習必須問題」というのがあるのがご確認いただけますでしょうか。

 

 

ここに記載する問題は、その生徒が授業内で間違えたり苦戦したりした問題です。(全問正解している場合は、先生が重要問題を選び指定します)

 

 

つまり、文字通り「必ず復習してほしい問題」ですね。

 

 

必ず復習すべき問題を本当に復習したかどうかを確認する方法は、先ほどの「第4のチェック」=「テスト」です。

 

 

この「復習必須問題」の欄に記載された問題は、必ずTKテストに出題しています

 

 

もちろんそれだけで問題数が少なすぎるときは、範囲に指定した他の部分からも出題するのですが、この「復習必須問題」だけは、あらかじめ必出であることを伝えている問題ですので、多くの子がきちんと復習してくる仕組みになっているのです。

 

 

 

 

その子がどの問題を間違えるかは、事前には分かりませんので、毎回その子が復習しておくべき問題を指導報告書に記録しておき、それをメインにした内容にカスタマイズして、その子専用のテストを作成しているというわけです。

 

 

その総数、1週間あたり150以上。

 

 

日本全国にコンビニの数よりたくさんあると言われている塾の中で、この数のテストを、その生徒にとって最も復習すべき問題を選定してテストを作成して実施している個別指導の塾がいくつあるでしょうか。

 

 

無双。

 

 

教材会社が提供してくれるようなテスト問題のデータベースを使っているわけでもなく、大量にテスト問題のストック用意してそれをプリントアウトするだけでよいような効率的なシステムではありません。

 

 

この超効率的な、ICT時代を逆行するシステムこそが、見学にいらした他塾の先生方をして「脅威」と言わしめ、カレッジの個別指導コースが「徹底個別」と名付けられているゆえんです。

 

 

 

ミラクルみく

 

僕は本科の一斉授業があるので、徹底個別コースの授業に入れる曜日が限定されています。

 

 

そもそも個別指導では人数的に僕一人で全員を直接指導することはできないのですが、指導報告書のチェックと更新を毎晩僕がすることで、全生徒の状況を確認し、必要があれば直接指導しています。

 

 

では、この膨大な量のテストをいったい誰が作っているのでしょうか。

 

 

僕ではありません。

 

 

本科のテストはちひろ先生、英語コースのテストはのりこ先生が主に作ってくれていますが、徹底個別コースの全員分のテストを作ってくれているのは「みく先生」です。

 

 

 

テスト作成中のみく先生の周りからは「もくもくもくもく…」と音が聞こえそうなくらい黙々と次々にテストを完成させていきます。

 

 

そのすばらしい集中力が、不可能を可能にしていると言っても過言ではありません。

 

 

まさに、ミラクルみく。( ´艸`)

 

 

講師だけではありません。いろんなスタッフがカレッジの子どもたちの学力向上をサポートしているのです。

 

 

徹底個別コースも随時体験受付中

 

カレッジは開塾当初は現在でいう本科コースしかありませんでした。

 

 

ですので、本科コースに注目が集まりがちで、学年によっては10名以上の空席待ちをしている方がいたりします。

 

 

徹底個別コースは2020年に開講したばかりですが、すでにたくさんの子が受講してくれています。

 

 

しかし、徹底個別コースも本科コースに負けないくらいすごいんですよ!ということをもっと多くの方に知っていただきたくて、今回はその醍醐味を惜しむことなく書かせていただきました。

 

 

また、徹底個別コースに通っていると本科コースに空席ができたときに、優先してお声かけさせていただくシステムもありますので、ぜひ徹底個別の無料体験や夏期講習などもご検討ください。(英語コースや速読コースも無料体験や夏期講習を受付中です!)

 

 

 

お知らせ

 

 

2022年度 新小1本科コースの入塾予約一般受付開始は2021年7月1日からです!

 

 

 

 

それではまた。

 


 

 

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執筆者の紹介

西川 賢

西川 賢(Ken Nishikawa)

株式会社カレッジ代表取締役
学習塾カレッジ塾長

慶應義塾大学 通信課程 文学部 第1類在学中。
真面目なのかふざけているのか分からない、忖度ひかえめなピリ辛スパイスがちょっとくせになる「教科書が教えないリアル」は、塾長の優しさとおふざけと強い信念がつまったエッセイブログです。月に1回程度のアップでも、おかげさまで年間PV200万😊
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