15
2021.03
講師一斉研修「カレッジでアルバイトをするということ」
今年の愛知県公立高校入試も、残すは合格発表を残すのみとなっています。
近年、私立高校への進学希望者が増加傾向にあり、今年度は、公立王国と呼ばれる愛知県でも過去最高となる「県内私立高校(全日制)への進学希望者 23.9%」を記録しました。
特に公立志向が高いと言われる岡崎市にも、年々その波が押し寄せているように感じます。
私立高校へ進学を決めていった子たちの受験校選びの過程を振り返っても、私立高校はもはや公立高校の受け皿ではなく「選んで進学していく」時代になっているからです。
もちろん、公立高校にも魅力と根強い人気があり、県内での公立進学希望者は64.3%です。ただ、カレッジでは公立・私立希望者の割合は完全に逆転しており、今年度の公立受験者はなんと3名でした。
もちろんどちらがいいとかの話をしているわけではありません。僕らの仕事は、彼らの希望する高校に進学できるよう支え導くことですので、一人ひとりの目標を全力で応援します。
公立高校の学力検査(筆記試験)を終えたメンバーたちは、面接練習のためカレッジの教室に集合していました。
普段トレーニングしてきた教科の勉強とはまた違う面接原稿の推敲に、ちょっと大変そうでしたが、練習では堂々と話せていて素晴らしかったと思います。
あとは結果発表を待つのみ!全員が志望校に合格してくれることを信じています!
新年度に向けての講師一斉研修
受験生たちがそんな入試本番を迎えていた3月、それはカレッジの他学年が「新学年」としての授業をスタートする月でもありました。
新年度を迎えるにあたって、2月末日、社員・講師あわせて総勢22名(2021.3現在)になる講師一斉研修を行いました。
資料も充実させました。
事前に回答してもらったアンケートをまとめて自己紹介ページもつくりましたが、僕の「若いころ」の写真にはみんな「か、かっこいい…です」と言ってくれました。
が、Facebook上では数名の知り合いの先生たちからおかしいとクレームがつきました。皆さん眼精疲労が蓄積しているようです。( *´艸`)オツカレw
アルバイトの先生たちであっても生徒から進路の相談をされることもありますので、データの見方や分析する上での注意点などを伝えます。
カレッジでアルバイトをするということ
これだけ一同に集まることもなかなかありませんので、研修会の冒頭は、僕から講師の皆さんへのメッセージを伝えました。
僕の塾の講師としての始まりは、ここにいる多くの皆さんと同じ大学生のときでした。
当時は個別指導という形態がまだちらほらではじめたところで、大学生ながらに生徒10~30人程度の生徒を相手に一斉授業をしていました。
今思えば拙い授業でしたが、とにかく一生懸命でした。そして真剣でした。
分からないと言われたら何回でも、何時間でも質問対応をしていました。終電を逃してガストで朝を迎えたことも何度もあります。
連日、朝までかかってプリントを作り、バイトではありながら講師に集合をかけて一斉研修を行ったり、稼いだ給料のほとんどを担当していた生徒の問題集代に使ったり、授業準備をしてこない講師や、生徒への真剣さを感じない社員を怒鳴り散らしたり・・・最後のはマネしないでください。(苦笑)
いろいろやりすぎな部分はありましたが、僕をそうさせたもの。
それは責任感だったと思います。使命感に近かったかもしれません。
僕が手を抜いたら、そしてその手抜きの回数が重なれば、目の前の生徒たちの「可能性」を潰すことになってしまうかもしれません。
受験で人生が決まるわけではありませんが、受験に真剣に取り組むかどうかは人生に大きく影響すると思っています。
だから、僕の授業にこの子たちの人生がかかっているんだという思いで毎回の授業にとにかく情熱を傾けて声を出していました。
生徒のモチベーションを上げるための工夫をし、叱咤激励を繰り返し、自分のためというか生徒のために生きていた感じです。
しかし、その多くは自分に返ってきました。
成績が上がった。
志望校に受かった。
先生ありがとう
先生のおかげで人生変わった
そんなふうに言ってもらえたとき、こんな自分でも人の役にたつことができたと実感することができました。
大袈裟かもしれませんが、自分が生まれてきた意味を知ったような気がしました。
・・・
皆さんが、将来どんな職業につくのかはわかりません。
でも、一生懸命仕事をすると、
人の役にたてる
人に喜んでもらえる
人にありがとうって言ってもらえる
仕事って素晴らしいものなんだと、自分をこんなに充実させてくれるものなんだと、実感できます。
それは必ず皆さんの人生の支えとなるはずです。
数年後、皆さんがどこかの企業で採用試験を受けるとき、こんな質問をされるかもしれません。
「学生時代にしていたアルバイトで、何を学び、何を身につけましたか?」
このとき、何も思い浮かばない・・・
カレッジが、皆さんにとって、そんなバイト先であってほしくはありません。
ここで学び、身につけたことを胸を張って語れるようなそんなバイト先であり、そんな働き方をしてほしいと思います。
「そんな働き方」とは、、、
言われたことだけやっているような働き方ではありません。
自ら考え、行動し、問題点や改善点を提案する。
常にどうしたらより良くなるかを思考し、主体的に工夫して、実行してみる働き方です。
けっして、ただのおこづかいの足しとしてではなく、仕事の楽しさ、むずかしさを体験できるような働き方をしてみてください。
社会は、理不尽のかたまりです。うまくいかないことや、学校で勉強してきたことでは解決できないことが山ほどあります。
それを知り、それを乗り越えるための訓練をするのが、社会に出る直前の皆さんのなすべきことではないでしょうか。
悪いクセで話が長くなりました。(;^ω^)スマヌ
でも、真剣にうなずきながら話を聞いてくれる先生たちを見ていたら、何か刺さるものがあったのではないかと思えました。
ミニ懇親会~お弁当タイム~
今年は中学校の教科書大改訂がありますので、特に授業において留意してほしい点などをじっくりお話しました。
そんな午前の部(講義編)が終わった後は、懇親会をかねてお弁当タイムです。
飲食店で盛大に、と思っていましたがこのご時世なので最寄りの暴れん坊チキンさんでお弁当をテイクアウトしてみんなで美味しくいただきました。
あっという間に楽し気な声が広がっていきます。(^O^)/
講師主体の教務ミーティング
午後の部は、講師が主体となって新年度授業のクオリティを高める時間です。
まずは、講師リーダーたちの自己紹介です。( *´艸`)
この日の研修に向けて、1か月にわたり数回の事前ミーティングを繰り返し、企画を考えてくれました。ほんとうに頼もしいです。
そして、文系理系に分かれて各学年の教材の中で絶対に押さえておきたい問題や、生徒たちが理解しやすい教え方、覚え方などを共有していきます。
数学チーム。
どの問題を使って理解させていくか、じっくり吟味しています。
中1英語チーム。
教科書改訂の中でも、特に英語は大改訂!初めて英語をちゃんとやり始める子もいるので、慎重に問題を選びます。
中3数学チーム。
名大医学部と東大大学院の超高偏差値チームを束ねるリーダー。たくましい!
英語チーム。
生徒がよくつまずくところについて、どのように理解させていくかを真剣に議論していました。
新年度の準備は万端です。
チームワーク抜群の講師陣が、カレッジの生徒たちの成績をぐいぐい上げていきます。(^O^)/
今年度もよろしくお願いします。(^O^)/
それではまた。
エッセイブログの更新通知はこちらから。不定期更新でも見逃しません😚
学習塾カレッジ塾長のXアカウントです。
公私ごちゃまぜでつぶやいています。よかったらフォローしてください😘