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エッセイ「教科書が教えないリアル」

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【わが子の中学受験体験記】愛知県女子最難関・南山中学校女子部合格への道Ⅲ「合格へ」 | 学習塾カレッジ塾長 エッセイブログ

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26

2020.01

【わが子の中学受験体験記】愛知県女子最難関・南山中学校女子部合格への道Ⅲ「合格へ」

ここまでのお話をお読みになっていない方はこちらのリンクからどうぞ。

 

 

 

 

 

第一志望校「南山中学校女子部」

 

 

のかちゃんは当初「滝中学」を目指して中学受験を始めました。

 

 

しかし、それはおそらくその当時ののかちゃんには「難関校=滝中学」の一点のみで、他にどのような学校があるかあまり知らなかったからでもありました。

 

 

5年生の5月、僕とのかちゃんは毎週のようにどこかしらの中学校の説明会や授業体験に出かけていました。

 

 

 

南山中学校女子部の説明会の日、僕とのかちゃんは開場時間よりもだいぶ早く着いてしまい、説明会が行われる講堂はまだ開いていませんでした。

 

 

講堂の入り口付近でウロウロしていると、「あ、お早いですね。今から準備しますからもう20分ほどお待ちいただけますか?」と見るも美しい女性が声をかけてきました。

 

 

僕とのかちゃんは、講堂を離れ学校の周りをを見て歩くことにしました。

 

 

「おいのかちゃん、南女は先生までセレブな感じだな!」

 

「うん笑」

 

「きっとお母さんたちもあんな感じだよ。南女に通うことになったらママもセレブにならないといけないな笑」

 

「うん、大丈夫かな笑笑」

 

なんて会話をしながら学校を見て回り、講堂に戻りました。

 

 

すると先ほどの先生だと思い込んでいた美しい女性が「育友会」の札をつけているではありませんか。(セレブ先生じゃなくてセレブママでした笑)

 

 

 

のかちゃんは、一目で南山中学校女子部が気に入りました。

 

 

きれいな学校、図書館にある膨大な数の本。

 

 

そして、日能研のR4偏差値(合格可能性80%とされるライン)の一覧表で、最高峰とされたトップ校。

 

 

 

 

やるからには一番を目指したい。

 

そんなのかちゃんの気持ちが、第一志望校を「南山中学校女子部」へと変化させ、やる気にますます火がついたのでした。

 

 

 

入試直前期に延期された修学旅行

 

 

のかちゃんの小学校では、6年生で修学旅行(京都・奈良方面)があります。

 

 

もともと6月に予定されていた修学旅行でしたが、大阪で大きな地震があったため、安全を優先し9月に延期されることになりました。

 

 

延期された9月には、今度は台風が関西方面を直撃する予報が出てまたもや延期されることに・・・。

 

 

このとき僕はのかちゃんと「次の延期先が入試前だったらきついね…」と話していました。しかし、その会話は現実のものとなります。

 

 

 

告げられた再延期の日程は12月下旬。入試直前の授業などとも日程が重なっていました。

 

 

 

これまで多くのことを犠牲にして勉強に時間を割いてきたのはすべてこの入試のためです。

 

 

同時に修学旅行は、6年間ともに過ごした友達との最後にして最大の行事でもあります。のかちゃんもしおりの表紙のイラスト案を一生懸命かいたりして楽しみにしていました。

 

 

しかし、のかちゃんは言いました。

 

 

「修学旅行にはいかない」

 

 

最後の全国公開模試がかなり近い日程でしたが、入試本番と日程がかぶっているわけではありません。3日間勉強を休むと合格できなくなるほど切羽詰まっている状況でもなかったと思います。

 

 

のかちゃんは本当に目覚めた瞬間から勉強していました。

 

朝、目覚めると立ち上がるよりも先に、転げるように、寝る前に用意しておいた計算プリントの前に行き、時間をはかって私立対策の計算問題を解いていました。

 

 

起きている時間の1分1秒を無駄にせず、学校が終わると汗だくで走ってカレッジにやってきて、日能研に向かう時間ギリギリまで自習室で勉強していました。

 

 

僕は父親として、友達との思い出を作ることも大切だと無理やりにでも修学旅行に行かせるべきだったのかもしれません。

 

 

でも、1分1秒を大切にしていたのかちゃんだからこそ、3日間勉強しないというのは耐え難い不安を感じる出来事だったのではないかと思います。

 

 

のかちゃんは「覚悟」を貫いていました。

 

 

はじめて滝中を見に行った日。

何を犠牲にしてでも最後までやり抜くと誓った覚悟。

 

 

その覚悟を持て、貫けと背中を押した僕が、ここで止まれと言うことはできませんでした。

 

 

小学生の小さな体の中に、心から目指したいと思えるものを見つけ、夏休みも冬休みも朝から晩まで勉強に没頭し、夢中になり、泣き、戦い、乗り越えてここまでやってきました。

 

その思いを遂げる目前で、いまあらためて、自分はその目標に向かって立ち止まらず突き進むと決めたのかちゃんを、僕は心から誇らしく思いました。

 

 

 

僕の目に涙がにじみます。

 

 

僕はのかちゃんに、「受験が終わったら、家族で修学旅行にいこうね」と話しました。

 

 

 

 

周りの人はいろんな見方をするでしょう。中には批判的な見方もあるかもしれません。

僕はそのすべての矢面に立つ覚悟でした。

 

 

が、そんな覚悟は必要ありませんでした。

 

 

修学旅行が終わり、年が明け、たくさんのお友達が、のかちゃんのために御守りを買ってきてくれたのです。

 

 

頑張るのかちゃんを多くの人が応援してくれているのを感じ、僕はまた目頭が熱くなりました。

 

 

 

 

そうして受けた入試前最後の日能研全国公開模試。

 

のかちゃんは自己最高となる4教科総合偏差値65を出し、大きな自信を手に本番の1月を迎えることができました。

 

 

 

 

2019年度 私立中学入試スタート

 

 

 

のかちゃんの受験校は、日能研の先生と相談して、以下のように決めました。

 

①1/14(月)高田

②1/19(土)愛知

③1/26(土)南山女子

④1/27(日)愛知淑徳

⑤2/3(日)滝

 

 

高田中学は三重県の中学校ですが、三重県のトップ校です。のかちゃんにとっては本命の南山女子を受ける前に、いい感じで合格の手ごたえをつかみ自信をもってもらいたいと思っていました。

 

 

順調に高田中学の合格を手にした後、のかちゃんの南山女子受験前に、勢いをつけてくれる嬉しい合格がありました。

 

 

愛知中学の特別奨学生合格です。せまき合格枠に入ったことと、日能研の先生がのかちゃんに「愛知の特奨とった子は南女はかなりの高確率で合格する!」とうれしい勢い付けの言葉をかけてくれました。

 

 

最後の模試といい、愛知特奨の合格といい、のかちゃんは、本当に自信を持って本番に挑めたと思います。

 

 

 

日能研の先生からの依頼もあり、僕はのかちゃんに手紙をかきました。

 

 

のかちゃんは、本当にすごい子になりました。

学校が終わると真っ先にカレッジの自習室に来て、黙々と勉強していましたね。

間違えた原因も自分で考えて解決する力を身につけていきました。

 

パパは、尊敬する人は誰ですか?と聞かれたら、本心で「娘の西川和華です」と答えます。

 

のかちゃんは、それに値する努力をパパに見せてくれました。

 

南山中学女子部。

愛知県内女子の最高峰に挑むと決めたのかちゃん。

そして、誰よりも努力してきたのかちゃんをパパは誇りに思います。

 

もうすでに、のかちゃんの見ている世界は、受験勉強を始める前よりだいぶ広く大きくなったのではないかな?(パパの言った通りでしょう?笑)

 

——幸せになれるかな。

 

これも絶対言った通りになるよ!

幸せの入り口は、もう目の前。

新しい世界が、のかちゃんが飛び込んで来るのを待ってるよ!

 

さあ、あと少し。

絶対に悔いを残さないように、勇気と自信を持って、これまで頑張ってきた全てを答案用紙に刻んでおいで!!

南女は、ちゃんとのかちゃんの努力を認めてくれるから。ファイト!

 

 

 

そして合格へ。

 

南山中学校女子部の合格発表は郵送です。

土曜日に試験が行われ、翌日曜日に結果が発送されます。

 

 

到着は月曜日になります。

 

のかちゃんは、南女だけは自分で結果を受け取りたいと、小学校に遅刻していく連絡をしました。

 

 

朝から何時間も自宅のポストを見つめて待っていました。( *´艸`)

 

 

 

 

そして、とうとうその瞬間がやってきました。

 

たくさんの、本当にたくさんの文字を見てきたはずの受験勉強でしたが、「合格通知書」というたった五文字にあふれ出した涙が止まらず、嬉しさのあまり手も喜ぶ声も震えるのは、この1年11か月がいかに壮絶であったかを物語るようでした。

 

 

 

 

おめでとう。本当におめでとう、のかちゃん。

 

 

 

日能研最優秀賞、そして…。

 

涙の合格発表から一週間後、のかちゃんは滝中入試を受けていました。

 

思えば、滝中から始まったのかちゃんの中学受験。最後を締めくくるのにふさわしい学校だったと思います。

 

 

その前日、毎日のように通ったカレッジの自習室で、中学受験最後の勉強をしていました。

 

 

 

この受験を通して、本当にのかちゃんは頼もしくなりました。

 

 

 

のかちゃんは、すべての受験校で合格を勝ち取り、日能研の最優秀賞を受賞しました。ほんとすごい。( *´艸`)

 

 

 

 

 

そして、僕たち家族は、のかちゃんとの約束を果たしました。

 

 

「受験が終わったら、家族で修学旅行にいこうね」

 

 

行程表はのかちゃんの手作りです。

 

 

 

のかちゃんが、修学旅行で行きたかった場所や、家族それぞれが楽しめる場所を選び、予算から何からいろいろ考えて計画してくれました。( *´艸`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西川家の修学旅行から戻り、4月9日。

のかちゃんは、夢にまでみた南山中学校女子部の制服を身にまとい、入学式を迎えました。

 

 

 

この受験を通じて、すっかり算数の楽しさを覚え、中学では「数学研究部」と「割烹部」に入ったのかちゃん。

 

今ではすっかり米津玄師が大好きで、来年はギター部に入ろうかなって話しています。

 

 

( *´艸`)

 

 

 

 

最後になりましたが、和華の受験を合格へ導いてくださった日能研の先生方、切磋琢磨してくれた素晴らしいライバルたち。応援してくれたお友達、多くの皆様に心から感謝申し上げます。

 

そして、のかちゃんの受験を誰よりも近くでずっと支えてくれたママ、本当にありがとう。

 

 

さて、のかちゃん。

今度はどんな挑戦しようかね。( *´艸`)笑

 

いつでも付き合うよ!

 

 

 

 

おわり

 

 


 

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執筆者の紹介

西川 賢

西川 賢(Ken Nishikawa)

株式会社カレッジ代表取締役
学習塾カレッジ塾長

慶應義塾大学 通信課程 文学部 第1類在学中。
真面目なのかふざけているのか分からない、忖度ひかえめなピリ辛スパイスがちょっとくせになる「教科書が教えないリアル」は、塾長の優しさとおふざけと強い信念がつまったエッセイブログです。月に1回程度のアップでも、おかげさまで年間PV200万😊
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