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エッセイ「教科書が教えないリアル」

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NHKのテレビ取材が学習塾カレッジに!想定問答「憲法改憲」「日本版DBS」「政治とカネ」と、現実。 | 学習塾カレッジ塾長 エッセイブログ

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24

2024.02

NHKのテレビ取材が学習塾カレッジに!想定問答「憲法改憲」「日本版DBS」「政治とカネ」と、現実。

2月19日(月)

 

カレッジに一本の電話がかかってきました。

 

 

僕の隣の席で通話中のちひろ先生の手元のメモに目をやると、「NHK経済部」と書いてあります😲

 

 

NHK経済部?

 

 

なんだろう、、💦

 

 

毎日更新している「時事問題」では、検索順位がNHKを超えて1位になっていますが、、そんなの意識して「うぇーい😝NHK超え」ってはしゃいでいるのは僕だけで、NHK側は眼中にないハズ😓

 

 

(Googleシークレットウインドウで「時事問題」とだけ検索したときの順位)

 

 

ちひろ先生のメモに「取材」「ニュース」と書き加えられました。

 

 

おいおいマジか😲

 

 

たしかに、時事問題を探すために毎日たくさんのニュースを見ているけれど、僕は専門家じゃないぞ😓

 

 

 

NHKテレビ取材オファー

 

電話をかわった僕は、はじめに聞きました。

 

 

「NHKとはあの『日本放送協会』のNHKさんですか?」

 

 

ほかに何があるんだと思える恥ずかしい質問ですが、誰もが知る大手企業などの名前を出して話し始める、直接はあまり関係ない営業電話もよくあるので、にわかには信じられなかったのです。

 

 

話を聞いていくと、電話取材ではなく、カレッジに来てのテレビ取材。

 

 

ますますマジか😲です。

 

 

取材の内容を教えていただけました。

 

 

〈取材内容〉消費者物価指数上昇に合わせた2023年度授業料値上げ後の、付加価値の充実、人件費の変化を含めた雇用の確保など、学習塾の取り組みについて。

 

 

むず。むずいっす😅

 

 

そして、飛び出した番組名が、、なんと夜7時のNHK「NEWS7」!!!

 

 

(NHK・NEWS7ホームページ)

 

知ってる😭

 

 

うちのお母ちゃんが毎日みてるやつ😭

 

 

日程調整してメールでまた連絡をいただけるとのことで、ひとまず電話を切りました。

 

 

 

放送予定日決定

 

 

 

いつの日かテレビに出られたらなんて思ってテレビを見つめていたこともありました。

 

 

学生時代のバイトの先輩にそれを伝えたら「犯罪者になったら出れるかもしれないぞ😝」とからかわれたこともありました。

 

 

去年の大河ドラマ「どうする家康」のプロモーションで松潤が近所に来たとき、「先生、カレッジの看板が映ってたよ!」と教えてもらって、看板だけでも喜んでいました。

 

 

 

 

小市民のそのあわい夢が現実のものに。

 

 

しかも、NHKの7時のニュース、全国放送。

 

 

テレビデビューでNHKのニュースはまったくの想定外でした。

 

 

荷が重いとも思いましたが、やっぱりとてもうれしいです。

 

 

 

送られてきたメールで放送予定日が判明しました。

 

 

放送予定日(緊急ニュース等で予定が変更になる場合があるそうです。)

 

NHK

2024年2月27日(火)午後7時から7時30分

〈番組内で2分程度の放送予定〉

 

皆様、よかったらぜひご覧になってください!

 

 

 

取材日程確定

 

2月19日(月)にオファーがあって、訪問取材日が2月21日(水)に決まりました。電光石火です。

 

 

取材中に生徒が映像内に映る可能性があることや、保護者の方へのインタビューの協力依頼を周知してくださいということで配信した一斉LINEの文章中には、悪あがきの一文が😢

 

 

 

前日に電話で話したときに、「メールで送った内容が中心ですが、ほかにもお聞きするかもしれません」と言われていたので、その日の深夜、トイレで想定問答を考えていました。

 

 

想定問答❶ 憲法改憲

 

🎤日本国憲法は改憲したほうがいいと思いますか?

 

 

🤔はい。80年近く一度も改憲されず、一部に歴史的仮名遣いがまざっている古い憲法は、現代の社会事情に合わせて修正したほうがいいと思います。

 

 

🎤歴史的仮名遣いとは塾の先生らしいコメントですね。

 

 

🙎カメラ一度止めます。西川さん、あまり中身のないコメントでしたが、歴史的仮名遣いに着目するところは塾の先生ぽくてよかったです。その調子でお願いします。

 

 

😅ありがとうございます。緊張します。

 

 

 

想定問答❷ 日本版DBS

 

🎤子供と接する職場で働く人に性犯罪歴がないかを確認する新制度「日本版DBS」についてはどう思いますか?

 

 

🤔はい、まず制度創設に向けてご尽力いただいている方に感謝いたします。ですが、今の骨子案のままではあまり実効性のないものに思えます。

 

 

🎤学習塾は、希望すれば「認定」を出すみたいな方向で話が進んでいますね。「認定」があることが塾選びをする上で保護者の安心材料になるかと思いますが希望されますか?

 

 

🙎カメラ一度止めます。西川さん、内容は悪くないんですがもう少し過激な言い方してもらわないと話題になりにくいので、塾の先生っぽさを出しながら辛口で話してもらえますか?

 

 

😅テレビ的にってやつですね?努力します。

 

 

 

 

 

⚠僕の妄想想定問答です。もちろんNHK報道局の方はこのような受け答えはしません🙇

 

 

 

取材日当日

 

あいにくの雨の中、時間通りにやってきたNHKの取材班の皆さん。

 

 

てきぱきと機材を準備して、打ち合わせ中に撮影できるところから撮影が始まりました。

 

 

 

自習室の風景

 

 

 

先生たちの仕事風景

 

 

 

そして、あっという間に子どもたちが通塾してくる時間に。

 

興味津々の子たちにカメラのことをやさしく教えてあげるカメラマンさん。

 

 

カメラについているふわふわのマイクをさわらせてあげる報道局スタッフさん。

 

 

NHKの方は、全員が「歌のお兄さんとお姉さん」のようにやさしかったです。

 

 

どんな雰囲気で話したらいいのかわかりかねていた僕は、インタビュー前の待ち時間に、「真面目なトーンでしゃべったほうがいいですか?」と質問をしました。

 

 

返ってきた言葉は二文字。

 

 

「はい」

 

 

そこに歌のお姉さんの面影はなく、笑顔の中に「NHKの品位をそこねたらゆるさねえぞ」というオーラを感じました😰

 

 

ふだんまったく緊張しない僕が、十数年ぶりの緊張にざわついています。

 

 

真面目なトーン。

 

 

保護者会でも授業みたいにわいわいしゃべる僕にっては、苦手なトーン。

 

 

 

撮影で話した内容はあまり記憶にありません。

 

 

もうNHKの「編集」の力に希望を託すしかないです。

 

 

こんなチキン🐓な僕にひきかえ、インタビューに協力してくださった数名のお母さんたちのトーク力。

 

 

 

 

生徒たちが話しかけてきていたので、どんなお話をされていたのかは聞き取れませんでしたが、僕より堂々と、流れる小川のように話されていたことは伝わってきました。

 

 

完敗です😖

 

 

ご協力ありがとうございました!

 

 

事前にもらっていた質問の回答メモ

 

話したことは、伝えたいことのたぶん5分の1くらいで、支離滅裂にしゃべってしまったような気もするのでこちらに「メモ」を貼り付けます。

 

 

放送と、ぜんぜんちがったら笑ってください😭

 

 

あと、「想定問答」は1つも聞かれませんでした😂よかった、炎上必至w

 

 

料金改定の背景

 教材や授業で使うツールは、毎年のように素晴らしいものが開発されていますが、いいものはやはり大きな費用がかかります。

 また、当塾は人が授業をするということに、こだわりを持っています。

 今後すばらしい人材に巡り合うこともきっとあると思いますし、優秀な人材を採用出来たら、継続して雇用を維持していきたいとも思います。

 でもそのとき、資金不足を理由にそれができなかった、中断せざるを得なかったということにならないようにしておきたいと思いました。

 料金改定をしても、即あれこれと導入することはできませんが、3月からの新年度では、大型電子ボードを2台導入することになりました。このように、段階的にさらなるサービスの向上を進めていく予定です。

 

学習塾で賃上げが必要となる背景

 映像授業を導入する塾も増えてきました。

 今後は、AIによる授業も進んでいくかもしれません。

 それらによって授業の質はある程度担保され、もしかしたら、どこの塾に行っても授業レベルは一定の水準を保つことになるかもしれません。

 でも、AIに「勉強」は教えられても、人を「教育」することはできません。

 当塾は人が授業をすることにこだわりつづけます。「一定の水準」を超えられるのは人だけです。

 しかし、学校と同じく、いま塾業界も慢性的な人材不足に直面しています。

 政府の賃上げ要請は、必ずしも全・中小企業に向けたものではないかもしれません。

 ですが、大企業の方もわれわれ中小企業の人間も、同じように社会の「物価高」には直面しています。

 教育の要である人材の確保と、継続した雇用を維持するためには賃上げも必要だと考えています。

 

少人数ならでは強みをどうサービス充実に生かすか。

 コンビニの数より多く存在する学習塾は、いま「一強多弱」の時代に入ったと言われています。

 保護者に安心して大切なお子さんを預けていただくためには、十年後も二十年後も生き残る「地域一強」の塾でなければならないと考えています。

 もしかしたら来年にはなくなってしまうかもしれないぎりぎりの運営をしている塾には、長期的にわが子を任せられるだろうかと不安を抱かせてしまうと思うからです。

 長期にわたって生き残る塾であるためには、より高い質へのこだわりと付加価値が必要です。

 大手のような資金力もないうちのような個人塾では、大手との価格競争をすることは得策とは言えません。

 薄利多売で打ち出せば、生徒は増えると思いますが、人手の少ない小規模塾では生徒個々の対応が薄まる可能性があります。

 「地域一強」とは、地域で生徒数がいちばんいる塾のことではなく、より密度濃く我が子を見てくれる、伸ばしてくれるという信用と満足度を勝ち取った塾のことだと思います。

 当塾の中学部本科のように、一斉授業の冒頭で行ったテストの答案データをその日の授業時間中に保護者に送信するなどのことは、大手塾では物理的にできません。

 少人数だからこそ目が行き届き、一人ひとりの状況をしっかり把握し、スピード感をもって対応していくいくことができる点が少人数の強みだと思います。

 

学習塾にとっての付加価値とは?

 消費者の期待は「商品」や「設備」によって満たされていきますが、「人」によって「感動」にも「落胆」にも変わってしまうものだと考えています。

 当塾が考える「付加価値」は、「人」によってしか生み出すことはできません。

 生徒や保護者に「そこまでしてくれるんだ」と思ってもらえるような付加価値を、これからも提供していきたいと思います。

 

 

 

これ以外でしゃべってることがあったらアドリブなので支離滅裂だと思います🙇

 

 

それではまた。

 

 

 


 

 

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執筆者の紹介

西川 賢

西川 賢(Ken Nishikawa)

株式会社カレッジ代表取締役
学習塾カレッジ塾長

慶應義塾大学 通信課程 文学部 第1類在学中。
真面目なのかふざけているのか分からない、忖度ひかえめなピリ辛スパイスがちょっとくせになる「教科書が教えないリアル」は、塾長の優しさとおふざけと強い信念がつまったエッセイブログです。月に1回程度のアップでも、おかげさまで年間PV200万😊
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