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2023.12
【必見】中学で学年1位の連覇を達成した子の勉強方法とこだわりを紹介します!
時は令和5年、初夏のある日、僕はテストの個人成績表の前で絶望していた。
寝る間も惜しんで、友達からの遊びの誘いも断って、沢山勉強して、手応えもあった。
だが、そこには僕が受けた定期テストの中で最も低い順位が刻まれていた。
悔やんでも悔やみきれない激しい感情がこみ上げる。
しかし、それは、自己史上初の定期テスト連覇への原動力となったのだ。
これは、中学の定期テストで学年1位連覇を達成した生徒の作文の冒頭です。
カレッジの中2男子生徒が、学校の定期テスト学年1位“連覇”という快挙を成し遂げました!😝✨
その結果を受けて、僕は彼に2枚のアンケート用紙を渡していたのですが、
「お任せください」
ニヤリと笑みを浮かべた彼が、数日後に提出してくれたアンケートには、なんと原稿用紙5枚に渡る作文が添えられていたのです😆自主的に笑
約束のブログ
今年度、続々と各学年、各中学で学年順位「1桁」の生徒が登場しています。
あと一歩のところで「1位」を逃し、めちゃくちゃスゴイし嬉しいながらも、逆にあと1人というもどかしい「99点現象」(99点は高得点なのにそこまでいったらあと1点ほしかった的な現象)に、本人たちと次なる目標を立て盛り上がっていました。
そんな中、今回の主役となった彼が学年1位をとって来たときは、歓喜に包まれたものです。
学年1位は、カレッジではブログ紹介という「カレ民栄誉賞🏆」に値する功績です。
歓喜の興奮おさまらぬ中、彼は僕に言いました。
「先生、よかったら、以前の学年1位ブログや岡高合格ブログみたいに僕のことも書いていただけないでしょうか?」
(もちろん!)
と出かかった声を飲み込み、僕は彼にこう言いました。
「それは、連覇を成し遂げてもらわないと。」
われながら、なんと冷徹で愛のある一言でしょう。
彼は、僕の意図を吸い込むように大きく息を吸い、目を見開きヤッテヤロウジャネエカと言わんばかりの表情を浮かべて言いました。
「わかりました。今回は実は同点1位でした。もう一人の1位の人はこれまで1位をとり続けている不沈艦です。それを撃破して、次は単独1位を獲ってきます。」
その日の彼の自習室での背中は、新たな目標に燃えるオーラを放っていました。
今回のブログは、そんな彼との約束を果たすブログ。
万感の思いで綴っています。
中学定期テスト学年1位連覇アンケート
それでは、今回も多くの人たちに参考にしてもらうため、学年1位獲得を獲得した彼を徹底解剖して紹介したいと思います。
学年1位連覇達成者の日常生活
平日も休日も、起きる時間にあまり違いがないことが特徴といえますよね。
昼まで寝ていると生活リズムが大きく変わりますので、そのあたり見事に自制をきかせているのかもしれません。
ただ、テレビやゲームの時間を見ると、ちゃんと休日は息抜きもしているようです。
でも、休日のわりにはそんなに長くない、2時間。
夕食からテレビを見始めて、気づいたらそのまま2時間以上経過という人も多いのではないでしょうか。
就寝時刻にしても、休日の息抜きにしてもこの切り替えの速さは注目していただきたいところです。
彼は23時に寝ると書いてありますが、平日のほとんどは22時ごろまで塾にいます。
市外の自宅に帰ってから、風呂に入ってゴロゴロいつまでも起きているのではなく、さっと眠りにつくのです。(すごい)
彼に限らず、成績優秀な生徒は基本的に行動の切り替えが速いです。
解く問題を指定して取りかかるまでのスピード、メモを指示したときの瞬発力。これらは授業で「話をちゃんと聞いているか」にも関わっています。ボケーっとして聞いていない子は、やはり行動がワンテンポ遅れます。
授業中に限ったことではなく、休憩明けに「席につこう」と声をかけたときや、授業が終わって片付けをするときの速度。
これらの行動観察の研究があるかどうかは分かりませんが、30年近く塾でたくさんの生徒と接してきた僕の経験則では「行動の切り替え速度と成績」には相関関係があるように思えます。
授業おわりに生徒が机の上に残した消しゴムのかすをハンドクリーナーで吸引しているのですが、そのとき「あんまり遅いとみんなのことも吸い込んじゃうよ~😚」と言ってせかしたりしている(低学年)のは、そうした行動の切り替えを急ぐようにさせたいからです。
(みんな「きゃーすいこまれるー!」と風のように教室を去って行きます😆)
さて、いよいよ勉強に関することを掘り下げていきたいと思います。
平日の勉強時間は2時間(塾除く)とあります。アンケートの質問のところに「学校の授業を除く」とありますので、学校と塾の授業を除いて2時間ほど勉強しているようです。
たしかに、授業よりもだいぶ早く自習室に入り学校や塾の宿題などに黙々と取り組んでいます。
そして、テスト前(1週間前程度から)となると、平日4時間、休日9~10時間!
その「内容」について、具体的にみていきましょう。
学年1位連覇達成者の勉強の仕方
目標を持つことの重要性を感じさせてくれます。
そして、その目標を達成するために「こだわり」を持って取り組んでいることがわかります。
この二行目の一文には「連覇」の圧倒的な根拠を感じます。
学校の問題集、教科書の問題はテストの1週間前までに3回解くようにスケジュールをたてる
学校のテストの結果が振るわない子は、学校のテスト範囲表が配布されても数日はいつもと変わらない生活をして、テスト4日前くらいからようやく課題に取りかかり、テスト前日にぎりぎりやり終えて、復習する間もなくテスト当日を迎える、という子も多いのではないでしょうか。
目の前にそのペースで勉強している子がいるとはっきり言います。
「そんなんで高得点がとれるわけない」
カレッジで、テスト1週間前に大方の学校課題を終わらせるように予想範囲表を配り1週間前に全課題チェックを行っているのはこれが理由です。
直前の1週間は、課題は提出できる状態になっていることを前提に、終えてはいるが実はまだあやふやな問題や完成度の低い単元を集中的に補強したり、過去問演習や複数の問題集、学校の先生が用意してくれたプリントなどの完全定着を目指す期間にしなくてはいけません。
カレッジの中学部はそのように授業設計され生徒も頑張っています。
が、「1週間前に3回」は僕でもびっくりしました。😲すごい
さすがですね!
目標をもつこと、そしてこの勉強のこだわりは、彼が添付してくれた作文の中に、より詳しく書いてくれていましたので引用したいと思います。
(一度目の1位を獲ったときの場面から)
「五教科学年順位1位」
一瞬自分の目を疑った。これは夢かもしれないと思い、自分のほおをつねった。単純に痛い。これは夢ではない、紛れもない現実なのだ。
この瞬間心の中から言葉で言い表せない喜びがどっとあふれだした。
そんな中、僕はふと思った。
「今回のテストは五教科の合計点数は自己ワーストの記録だった。これで満足していいのだろうか。」
そして、しばらく考えた末に僕はこう決心した。
「次のテストでは学年1位と五教科合計得点ベスト記録の更新を同時に達成しよう。」
光陰矢の如しとはまさにこのことだと実感させられるように時は流れ、秋の盛りにつきあたる頃、僕はテスト勉強を気が狂ったようにジャンジャンしていた。
ただ、むやみやたらと問題集を解いていたわけではない。
勉強の仕方にもこだわった。
それは、「沢山の問題を時間を計ってテストと同じ形式で緊張感を持って解くこと」だ。
僕は昔から本番に弱い性格だったので、この勉強法はドンピシャだった。
そして、テストが終わり、とうとう迎えた運命の個人成績表返却の時。
今でも鮮明に覚えている。心臓がバクバクしていて、生まれて初めて足が尋常でないくらいにガクガク震えていた。
ついに自分の個人成績表が返された。
「五教科順位 1位」
「五教科合計得点 485点」
過去最低の順位をとってから約半年、僕は自分史上初の定期テスト連覇を自己最高得点とともに達成したのだ。
僕はこの半年、様々な勉強法を試すなど新しいことにチャレンジしてきた。
そして、僕は今になってこのことに気がついたのである。
「全ての偉業の根幹には、必ず努力があるということ」に。
自らの努力でその境地にたどりついた彼は本当にすばらしいと思います。
見事宣言通りに「不沈艦」と呼ばれていたライバルを超えて単独1位にも輝いたそうです。
そして、おそらくそのライバルも、経験したことのない悔しさをバネに圧倒的反撃に打って出るはずです。
「勝つことよりも勝ち続けることのほうが難しい」というように、ライバルとの良き攻防は、彼らを切磋琢磨しより大きく成長させてくれることでしょう。
とても楽しみです!僕は会ったことのないライバルの子にもエールを贈りたいと思います。
共にがんばれ!!
学年1位連覇達成者の「将来の夢」
夢は「外交官」。
この夢に向けた歩みも着実で、中2ながらに前回の英検2級、漢検2級をダブル合格しています。
学校の定期テストと日程が近かった検定にもかかわらず、あの「気が狂ったようにジャンジャンしていた」テスト勉強のさなか、英検、漢検の勉強もしていた猛者です。
本当に頭が下がります。
学年1位連覇達成者からの「岸田総理へのメッセージ」
いま世論調査の支持率が17%という窮地に立たされている岸田総理。
先日発表された「子ども3人以上を扶養する世帯の大学無償化」政策についてですね😄
自民党内からも反発が出ているとの報道がありますが、国民はよろこんでいます。少子化対策につながりますように、、、
ただ、僕も彼のお母さんと同じで子供の人数に限らず無償にしてほしいです。(少子化対策とは別で。苦笑)
学年1位連覇達成者の「真実を見る目」
そして、学年1位アンケートといえば恒例のこの質問です。
三連覇を達成することを確信するにたる素晴らしい花マルです。😄
来たれ、努力するライバルたち!
カレッジの中学部本科コース、新中3の開講を熱望してくれた彼の思いにこたえ、3月から新中3本科コースの開講が決定しています。
カレッジは努力する生徒をサポートし努力の仕方を教え、努力する場と材料を提供する塾です。
努力の積み重ねの上にこそ成長と人生の成功があると信じています。
現在の成績の良し悪しより、「自分も努力するぞ!」という子たちを歓迎します。
(講談社『はじめの一歩』作/森川ジョージ)
それではまた。
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