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エッセイ「教科書が教えないリアル」

エッセイ「教科書が教えないリアル」

小学校低学年のお子さんと宿題を一緒にするときの注意点。文字を読まない子とすぐわからないという子。 | 学習塾カレッジ塾長 エッセイブログ

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2022.05

小学校低学年のお子さんと宿題を一緒にするときの注意点。文字を読まない子とすぐわからないという子。

学習塾における入塾ラッシュシーズンといえば、やはり新年度(カレッジでいうと3月)なのですが、5月になっても個別説明会のお申込みが多く、まだまだ新入塾生の波が収まる様子ではありません。

 

 

特に、小1のお問い合わせが多い傾向にあります。

 

 

小学校に入学して、カレッジに入塾した子のお母様などからカレッジの評判を聞いたというケースが一番多いですが、インターネットで検索していらしたかたも少なからずいらっしゃいます。

 

 

カレッジの個別説明会では、もちろんカレッジの説明をさせていただくのですが、お母様たちからのお話もたくさん聞かせていただいています。

 

 

つくづく感じるのは、お母さんたちは本当にお子さんのために最良の方法を探求し続けているということです。

 

 

インターネット上に出回っている塾ブログや教育記事、同じく塾や教育関連に携わる人たちや先輩ママたちのSNSでの発信にいたるまでチェックされていて、あるお母さんは「情報が入りすぎて何が正解かわからなくなってます」と笑いながら相談されたこともあります。

 

 

ツイッターを情報収集に使うと、たしかに同じテーマについても情報が氾濫していて混乱するかもしれないですね。

 

 

特にツイッターは匿名の割合が高いSNSです。

 

 

「ソーシャルメディアの利用状況&ブロガープロファイル分析」(インターネット調査会社マクロミル調査結果)

 

 

かくいう僕も、情報収集用に持っている個人アカウントは匿名です。(*´Д`)笑

 

 

 

いちおうプロフィールに「学習塾カレッジ塾長」と書いてホームページのリンクまで貼っているのでほぼ実名みたいなものだと思いますが、大切なお子さんの教育方針を考える上では、せめてこんな感じで「ほぼ誰だかわかる人」の言葉に絞ってもよいのではないかなと、個人的には思います。

 

 

でもすみません、僕は先ほども書いたようにツイッターアカウントは情報収集用に持っているだけで、ほぼ発信はしていません。完全匿名ではなく、ほぼ匿名の僕ですが、僕は匿名世界での発信に抵抗がある古い人間でして、、、。すみません。

 

 

 

 

小学生、未就学児のママたちへのおすすめツイッターアカウント

 

積極的に使用しているわけではないので、ツイの中の蛙ではありますが、さまざま発信されている中で、小学生、未就学児のお母さんたちに圧倒的おススメのツイッターアカウントがあります。

 

名古屋市緑区にある「あかつき塾」の久暁子先生のツイッターです。

 

 

プロ目線であり母親目線(先輩ママ目線)というハイブリッド。塾の先生のツイートにありがちな生徒や保護者への愚痴みたいな不快ツイートなし。久先生が見つけてきてリツイートする投稿もとても素晴らしくて、勉強になる情報にあふれています。

 

 

たまに、「ひ。ま。暇すぎる。暇すぎて死にそう。」とかのお茶目ツイートもあってほっこりしますw

 

 

 

読まない子が急増しています

 

 

ここ数か月の久先生の投稿の中で、僕がめちゃめちゃ共感したツイートがあります。一部抜粋してご紹介します。

 

 

年々、小学生が読むのを面倒くさがるようになっている。5,10年前と比し最近は特にそれが目立つ。今の小学生,幼稚園児は誕生時からスマホもタブレットも当たり前。YouTube,ゲームの毎日なら当然か。計算教室,英会話,club team等、一見、教育熱心なご家庭の子も読むのだけは面倒くさがる。由々しき事態。

 

まず活字を追うことを知らず、当然追えず。眺めるだけ、耳からボーっとお話を聴くだけの子が増えた。お話の内容に興味が持てないのだろう。刺激的で素早い展開の動画やゲームにしか脳が反応しなくなっているのかも。私の観測範囲でしかないが、同様の傾向は計算教室と英会話に通う男子に多く見られる。

 

 

「計算教室」は公文のことかなと勝手に思っています。なぜなら、カレッジの子たちも未就学期から公文をバリバリやってきた子たちがいますが、その子たちの比較的多くにこのツイートと同様の傾向が垣間見られるからです。

 

 

カレッジの保護者だけでなく、これを読まれている方の中には、もしやうちの子も、、、と思われた方も見えるかもしれませんが、公文については相談も多いですし、近いうちに「公文」をテーマに記事を書いてみようかと思いますので少しお待ちください。m(_ _)m

 

 

すぐに分からないと言う子

 

この「文字を読むことを面倒くさがる」に関連すると思いますが、久先生のこんなツイートもあります。

 

 

考え直す間なく、わからないと言うので「わからないと言うの早いよ。一度考え直してきて。」「いやわからないんですよ。」「君はできるよ。甘ちゃんぶってるの?」「えー!わからないところを教えるのが塾じゃないんですか?」「それは一部違うね。」長い間、通っている子ならこの意味がわかっている。

  (つづき)

もちろんできる子に対し自席で少し落ち着いて考えればできるはずの問題に対しての対応。よく読みよく考え自分一人でも勉強ができるよう育てるのが小学生への指導方針。こうして今の中学コースが成り立っている。だから中学は上位層も多い。何より本人自身がわからない時の解決法を知っているのが強み。

 

 

小1の子を中心とした低学年の子や、高学年であっても勉強に不慣れな子は、すぐに「わからない」と言います。これはかなり多いです。

 

 

マル付けをしてあげて、バツになり「問題文をよく読んで解きなおしてごらん?」と声をかけその場を去るその瞬間にふとその子のほうを見ると、すでに高々と手が挙がっています。( ゚Д゚)

 

 

「どうした?」と言うと、「わかりません」と即答するのです。その瞬発力たるや「おぉ~い!」とつっこまざるを得ない速度です。(=゚ω゚)ノ苦笑

 

 

明らかに自分で考えてみた形跡がなく、すぐにヒント、、いや「ヒント」ならまだいいほうで「答え」を聞きたがるのです。

 

 

僕は彼らの「知りたいこと」=「答え」を教えないので、だんだん僕には質問しなくなったりもします。苦笑

 

 

でもカレッジの他の講師たちにもこのことは伝えているので、結局まずは自分でよく読んで解くように誘導されます。( `ー´)ニヤリ

 

 

たまに「あとでママに教えてもらお」と言い放つ子もいて、心の中で「ああ、お母さんどうかこの子の伸びる芽を摘まないであげて、、、」といつも思うのでした。(´・ω・)

 

 

自分で考える以外に、この問題を突破する方法はない。誰も手を差し伸べてくれないんだというほうがいいのです。(もちろん自分で考えてみたけれど分からないという問題や自己解決が難しい問題にはしっかり質問対応しています。(*^-^*))

 

 

 

ぐんぐん伸びる子となかなか伸びない子の違い

 

カレッジの開塾初期に作って、今でも資料請求があるとそのまま同封しているものにこんなプリントがあります。

 

 

このうち、「なかなか伸びない子」の内容を書きだしてみたいと思います。

 

 

<なかなか伸びない子の持ち物>

自分のペース

あきらめぐせ

へんなプライド

言い訳

 

・いつまでもだらだらしていて行動の切り替えが遅い。

・特別な理由もなく、いつも遅刻をする。

・のんびりしていて急ごうとせず、時間を気にしない。

・このあと何が必要か考えないので、忘れ物が多い。

・ちょっと複雑な問題を見ると、「わかんない」「ならってない」と言って、問題を最後まで読もうともしない。

・わからない、できないことを隠す。

・あっていないのに「できた」と悪気なくうそをつく。

・姿勢が悪い。やたらと指をいじっている。

・どうやったらやれるかよりも、やる前から自分には無理だという理由を考える。

 

 

太字の部分に注目をしてください。

 

少し長めの文章題や、単純な計算問題ではなく逆算になっていたりするだけで、考えるのをやめて「わからない」とSOSを出し始める子は、初期段階での接し方を間違えるとかなり尾を引く問題に発展していってしまいます。

 

 

 

「教えすぎ」の恩恵が招く悲劇

 

 

 

 

低学年のうちは、お父さんやお母さんがお子さんと一緒に勉強するというご家庭も多いかと思います。

 

 

そして、発せられる子どもからのSOS「わかんない」に、あれもこれも熱心に答えすぎていないでしょうか?

 

 

でも、そのSOSが、考えたうえでのギブアップなのか、読むこと・考えることが面倒くさくて「わかんない」と言っているのかは、冷静に見極める必要があります

 

 

『教えすぎ』の恩恵をありあまるほど受けて育った子は、3年生、遅くとも4年生のあたりで徐々に勉強についていけなくなり始めます。

 

 

問題解決に向けて自分で考える訓練が行われていないからです。そして、教えないと「なんで教えてくれないの」と不満を言い、「やだやだ」と駄々をこねてやらなくなっていってしまうかもしれません。

 

 

「わからない」▶「即質問」の前に、「自分で考えてみる」をはさみ、頭を使ってみることが大事で、教えすぎがその機会を奪うことになりかねないことは知っておく必要があります。

 

 

いつも、いつまでもべったりその子に着いてまわり、困ったことがあったときにはそのすべてを解決してあげる存在には、いかに親であれどなれないのです。

 

 

自己解決能力を身に着けた子は、やがて自学力を身に着けます。それは圧倒的に伸びる力へと変わっていくでしょう。

 

 

ヒントはどのように出したらよいのか。

 

 

国語の文章読解問題では、低学年では「読解」というより「何が書いてあったか」の確認問題が多いです。

 

 

大人からしてみると「いやめっちゃそのまんま書いてあるし💦」って思うことも、前述の久先生のツイートのように、読むのが面倒になって「わからない」が発動してしまう子はたくさんいます。

 

 

行間を読むような問題ではなく、探し出すだけの問題であれば、そんなときのヒントは、「本文の範囲を絞ってあげる」とよいと思います。

 

 

20行書かれている文章は読みたくなくても、それを5行とか10行に絞ってあげると一気に少なくなったと感じ、自分で答えとなる部分を探し出そうという気持ちになります。

 

とにかく自分で読ませないといけません。その答えとなる部分を含むところを音読させてみるのも有効です。

 

 

 

本当に理解しているかを確認する方法は「説明させる」こと

 

 

また、算数の解き方などを説明しているときに「わかった」と口にしたり、そういう顔をしたときにあまり鵜呑みにしすぎないことも注意点の一つです。

 

 

カレッジは一斉授業も少人数制ですから、小学部でいうと各学年10人で授業を行っています。

 

 

ですから、子どもたちの表情はめちゃくちゃよく見えているのですが、「あ、この子いま話聞いてないな」と思う場面はよくあります。

 

 

あさっての方向を見ていたり、みんながリアクションするタイミングに乗り遅れていたり、「じゃあ〇ページの△番の問題やってみよう」と言ったときに、周囲をきょろきょろしてどこをやるのか分からなくなっていたり。

 

 

これらは聞いていなかったことの典型例です。(*^^*)

 

 

授業中に「ここまでわかったかな?」とたずねて、一同「わかった」と反応したときでも、ちゃんと聞いていたか心配な子のそれを僕はスルーしません。

 

 

「じゃあ〇〇君、いまの内容、説明してみて?」

 

 

最初から最後まで聞いていなかった子にいたっては、何の説明をするのかすら分からなくなって黙ってしまいます。

 

 

「ぼけーっとしてたらいかんよ。ちゃんと聞いてるんだよ?」と言って、もう一度説明したあとで、再度本人に説明させて理解できていることを確認したら、演習に進みます。

 

 

ほかの「聞いていた子」にとっては迷惑な時間と思いがちですが、一部しか聞いていなかった子もけっこう潜んでいるものです。だから、大事なところはこうして何度も繰り返してちゃんと理解させてから進みます。

 

 

 

 

これはマンツーマンで説明しているときも同様です。

 

 

1対1だから聞いているとは限らないのです。特に、説明が長くなったりホワイトボードやノートなどに書かずに口頭だけで説明をしているときは、20秒以上の説明は集中力養成中の彼らにはキャパオーバーに達してしまいます。

 

 

短く説明することができたらベストですが、少しずつ内容がこみいってくるとそうもいきません。

 

 

手書きの図やイラスト、ちょっとした板書をして口頭一辺倒の説明をあえて停止したり、説明の途中で一度切って「ここまでのところ説明してみて?」と言わせてみたりするとよいと思います。

 

 

理解確認は「本人が説明できるようになっていたら合格」と考えましょう。

 

 

ただ、当然ながら大人のように流ちょうな説明ができるとは限りませんので、おおむねつかんでいると判断できるようならよしとしてあげてください。

 

 

 

子どもの宿題は「教える」ではなく「管理」と「ヒント」を。

 

低学年のお子さんは、今小学校に入学してからの習慣作りの真っ最中です。

 

 

「自分で考えられる子に」と言っても、宿題範囲をチェックして1週間分の分量を分散して計画的に、マル付けも正確にやってやり直しもきちんと、、、などのことまで最初からできないことは言うまでもありません。

 

 

まず、いつ何をすればいいか分からないので、その部分はサポートしてあげる必要があると思います。

 

 

最初のうちは、姿勢よく座らせるところから始まる子もいると思いますが、姿勢はとても大事です。こだわっていただくことをお勧めします。

 

 

 

 

そのまま教えてしまってもいいケース。

 

最後に。

 

 

子どもの質問に、そのまま答えていいケースもあります。

 

 

未履修の漢字の読み方などです。

 

 

たとえば、1年生の問題集やプリントで未履修の漢字が使われていたとします。1度目の登場のときには「ふりがな」が振ってあっても、2度目以降には振られていないケースがよくあります。

 

 

学年が上がってくればそういうのはよくあることなのですが、1年生の多くは、1度目にふりがな付きで登場していた漢字は「かなの部分」だけに注目して読み進めているので、再登場した漢字が先ほどと同じ文字だという関連性は生まれにくいものです。

 

 

こういうときは、「これは『〇〇』って読むよ」と書き添えてやり、少しずつこのような表記のされ方に慣れていけるように「実はさっきもここに出てきてたよ」と優しく教えてあげます。

 

 

このことはつい先日、カレッジであった出来事ですがこんなことでも「ほんとだ!」と嬉しそうに声を上げる子もいました。新しいことを知ることは子どもにとって嬉しいことなのです。(大人でもそうですよね(*^-^*))

 

 

こういった知識事項については、知らないものは考えてもわからないのですから答えを教えてあげてよいと思います。

 

 

 

 

 

それではまた。

 

 

 

 


 

 

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執筆者の紹介

西川 賢

西川 賢(Ken Nishikawa)

株式会社カレッジ代表取締役
学習塾カレッジ塾長

真面目なのかふざけているのか分からない、忖度ひかえめなピリ辛スパイスがちょっとくせになる「教科書が教えないリアル」は、塾長の優しさとおふざけと強い信念がつまったエッセイブログです。月に1回程度のアップでも、おかげさまで年間PV200万😊
毎日生徒と向き合っているからこそ生まれる「リアル」を、人間味たっぷりに綴ります。不定期更新なので、通知が受け取れるLINE登録がおすすめです。〈時事問題は更新ごとにThreadsでお知らせしています。〉

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