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2018.08
聖カタリナ幼稚園から学んだ大切なこと
カレッジの小学部には現在、10名×6学年=60名の小学生が通っています。
子どもたちが通う小学校はさまざまですが、近隣の愛教大附属岡崎小学校に通う子たちが7割以上を占めています。
学校公開日や終業式のときの引き渡し訓練などで附属小に行くと、どの学年にも知った顔がいて、そこかしこで声をかけられます。
すれちがうお母さんも同様で、本当だったら「こんにちは」と言わなければいけないのに、ついいつもの癖で、お子さんを迎えにきていただいたときのように「ありがとうございます~」なんて声をかけてしまって、恥ずかしい思いをしたことも。(#^.^#)笑
先生方からも「あ、どうも西川さん。子どもたちがお世話になってます。」と声をかけていただき、「とんでもありません。こちらこそお世話になってます。」などと、ニコニコしながらどーもどーもしあっていると、その後ろで塾生たちが、僕が何者なのかという解説を友だちにしていることもあります。笑
子どもたちからのすてきな「お土産」
カレッジに通う附属小の子たちは、ほとんどの子が学校から直接カレッジに通塾しています。
徒歩10分くらいでしょうか。
子どもたちはよく「お土産」を持ってきてくれます。
それは、めちゃくちゃデカいマツぼっくりだったり、透き通るようにきれいな色の石だったり、正門付近で配布されていた他塾チラシだったりします。笑笑
以前、Facebookにもアップしたのですが、二股に割れためずらしい猫じゃらしが届いたこともありました。
枯れるまで、しっかり机の隅っこにいてもらいましたよ。((* ´艸`))
先日の「クワガタ」も子どもたちからの贈り物でした。
夏休みも、自習に来ていた子がつくった折り紙や、図鑑を写した「やさいの花ブック」が届きました。
僕は子どもたちが持ってきてくれるものは、基本どんなものでも受け取ります。
それは、わが娘たちが通っていた聖カタリナ幼稚園から僕が学んだことでした。
ちなみに、カレッジにもたくさんのカタリナ幼稚園の卒園生がいます。( *´艸`)
僕は「親“プレミアム”バカ」ですが、何か? ( ゚Д゚)
およそ12年前、待望の女の子を授かり、僕は父親になりました。
僕の仕事は当時も塾でしたので、仕事を終えて家に帰ると深夜であり、娘は100%眠っています。
だから、僕にとって午前中はとても貴重で、近所の公園に連れて行っては出勤までの時間を一緒に過ごしました。
娘が幼稚園に行く年齢になると、その「午前中」はさらに短い時間となりました。
僕は朝早起きをして、娘を園まで車で送っていくそのわずかな時間を大切にしました。
幼稚園バスの料金を払っているのに、登園時はバスを使わないなんて変わってると言われたこともありましたが、僕にとっては何物にも代えがたい大切な時間だったのです。
入園したカタリナ幼稚園は、少し離れた大型スーパーの駐車場の一角を送迎時の駐車場としていました。
駐車場から園までは、幼児の足で歩いて15分くらいのところでしたが、僕はその道を20分も30分もかけて娘と歩きました。
かくれんぼをしたり影ふみをしたり、道端にお花を見つけてはポケット図鑑で名前を調べたりしながらゆっくりゆっくり歩きました。
雪が降った日、休園のメールを見逃していて、駐車場から娘をソリに乗せて引っ張って行きました。遊びながら園につくと、そこで初めて休園だったことを知り「ありゃ!よーし、Uターンだー!」と笑いながら、またソリを引いて、雪の中、真っ赤な顔をして帰っていったこともありました。笑
年少さんのころは、玄関から一番近い教室だったこともあり、娘が身支度をして教室に入るまでずーっとそれを見ていました。
娘も僕と離れるのが寂しそうでしたが、たぶん僕はもっと寂しがっていました。
親バカ偏差値は80オーバーです。(*ノωノ)笑
生徒から「先生、親バカだあ」なんて言われると、よく否定していました。
「ナメてもらったら困る。僕は、親バカじゃない。超親バカだ。いや、親“プレミアム”バカと呼べ。」
なんて。
( ´艸`)ナツカシイ
聖カタリナ幼稚園で学んだ大切なこと。
そんなある日、娘が駐車場から園までの道で見つけたかわいいお花を、「先生にプレゼントしたい」と言いました。
花をもらっても先生は処理に困るんじゃないかなあと思いつつも、あまり僕にわがままを言わなかった娘が懇願するのを見て、僕は「先生、よろこんでくれるといいね。でもいつもいつもはだめだよ?」と約束をして、一緒に花を摘みました。
歩きながら、両手で花をかかえ、娘は「よろこんでくれるかなあ」と心配そうでした。
園に着くと先生は満面の笑顔で「まあ!きれいなお花だね〜ありがとう~」と言って、娘をぎゅーっとハグしてくれていました。
あのときの、心から嬉しそうな娘の顔は今でも忘れられません。
玄関でわが子を迎え、抱きしめてくれた当時主任だったこの先生は、現園長の星野先生です。
子どもたちは、さまざまな思いで人に物を届けます。
その思いの中には、「よろこんでくれるかなあ」が潜んでいるかもしれないのです。
そういう心をあたたかく受け止めたとき、子どもは幸せを感じ、きっとやさしい子になっていくのだと思えました。
父親として、そしてたくさんお子どもたちに接する人間として、とても大切なことを学ばせていただいたと感謝しています。
僕の部屋の収納ケースには、娘たちからもらったすべてのものが、今でも残っています。
天国までもっていくので、僕が死んだら棺桶に入れてください。(*´з`)b
それではまた。
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