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2025.01
人生のBGM「中島みゆき」のコンサートと、20年前出会った伝説のファン「ボブ」の思い出。
前回のブログで、背中を強打したことを書いたために、ご心配をおかけして申し訳ありません。
エッセイブログ更新通知LINEでは、現在1:1トークを中止しているにもかかわらず、あたたかいメッセージを数多くいただき、本当にありがとうございました。
経過報告ですが、1月6日に市民病院で専門医に診察をしていただきました。
CTスキャンを撮ることになり、画像をみせてもらったところ、、肋骨が2本、しっかり折れていました😭OMG
もう少し内側に寄っていたら背骨でしたので、それを思えば肋骨でよかったです。
骨が折れていたことも衝撃的でしたが、CT画像に写ったこの360°まんべんなく僕を包み込む脂肪にもっと衝撃です。笑
生徒たちにこの画像を見せたら脂肪のことをめっちゃ笑うので、「いつ銃弾で撃たれてもばぴょーんて跳ね返せるように脂肪プロテクターを埋め込んでいる」と説明しています。なかなか分かってくれなくて残念です。😤
なんで骨折したのか聞かれたので、「世界の平和を守るためにプーチンに話をしに出かけたら、手前の北海道でコケたので帰ってきた」と答えました。これもなかなか信じてくれなくて残念です。😤
でも、4月には慶應通信の入学式があるのでそれまでにプロテクターは少しでも外したいと思います。(着用可能なスーツがありません…涙)
こんな画像を載せてしまうと、またご心配をおかけしてしまうかもしれませんが、順調に回復していますし元気に授業もできています。
骨折していたので保険金が10万円入ることになり、ニヤついているくらいです。
ご心配おかけして申し訳ありませんでした。
死ぬまでに行きたいコンサート
僕はせっかちなので、思ったことはすぐ行動に移すタイプだと思うのですが、何年も実行できていないことがあります。
それは、中島みゆきのコンサートに行くことです。
高校を卒業して、浪人生活が始まり、そのあたりから僕のBGMは中島みゆきでした。
ファン歴は長いのですが、実は中島みゆきのコンサートに行きたいと思ったのは数年前からです。
でも、公式ページで全国ツアーの日程を見ては、平日の記載にしょんぼりしていました。
土日でやってくれないかなあと思っていたら、コロナ禍になり、平日どころかほぼ年間で開催予定がない期間もありました。
そんな折、Xの中島みゆきスタッフ公式(@miyuki_staff)さんのポストで劇場版の公開があることを知ったのです。
年末年始の休暇中でしたし、このタイミングを逃したらもう行けないような気がしました。
まだ、背中の痛みがピークの状態でしたので、90分以上同じ姿勢でいられるのか心配でしたが、後ろ向きの力を感じる飛行機で2時間も背もたれに寄りかからず耐え抜いた実績を自信に、行くことを決意しました。
不安はもう一つありました。
生徒がサッカーのパブリックビューイングに行ったことを話してくれたことがあり、そこはファンたちが集うためかなり盛り上がると聞いていたのです。
中島みゆきのファンたちが、立ち上がって手拍子したり盛り上がる曲では飛び跳ねたりする中、僕がずっと姿勢良く座り続けていたら、「ノリの悪い人にいられると興ざめするので帰ってください」とか責められたらどうしよう。
開場時間になると、入場ゲートには大行列ができていました。
でも杞憂でした。
行列は、ちょうど上映時間のかぶっていた「モアナ2」に流れ、中島みゆき劇場版には、僕を含め5人の精鋭ファンがいるだけでした😲
それぞれが離れたところに座っていたので、どんな表情で鑑賞していたのかは分かりません。でも、叫んだり飛び跳ねたりすることなく、大人な時間が流れとても居心地のよいものを感じました。
映像の中の実際のコンサート会場の客席もみんな座っている様子だったので、安心していつか生のコンサートに行きたいです。
初めてのコンサートで出会った伝説のファン
僕自身は、あまり「コンサートに行く」という発想がない人間でした。
高校生のとき、尾崎豊が死んで、テレビで連日尾崎豊の歌を耳にしていたとき「生きているときに一度でいいからコンサートに行きたかったな」と思いました。
大学生のとき、僕はSPEEDという4人組アイドルのファンになりました。当時13~15歳くらいの子たちだったので、年齢差はそこまで極端ではないものの当時も塾の講師をしていましたので生徒たちと同じ年代の子に盛り上がっているのは少し秘密でした。
というのは嘘です😝
僕は生徒たちにもSPEEDのファンクラブに入っていることを公言し、その魅力をペラペラとよくしゃべっていた記憶があります😅若い
僕は写真のいちばん左に写っている上原多香子のファンでしたが、左から二番目の島袋寛子主演の「アンドロメディア」という映画が上映されることが決まりました。
ファンクラブの会員限定(同伴者可)で、その映画の試写会があり、上映前にSPEEDがミニライブをするというのです。
僕は、塾のアルバイト仲間(アイドルファン非公開組🤫)を誘い、3人で一緒にその試写会に行くことになりました。
僕の人生初めてのライブです。
とてもわくわくして会場(映画館)の席に着きました。
周囲もほぼ全員ファンクラブの会員とその知人ということだけあって、待ち時間からして熱気が違いました。
そして、30年近くの時を経てなお、今も僕の記憶に鮮明に残る「ボブ」との出会いがやってきたのです。
ボブは僕の3つ右の席に座っていた太っちょさんでかわいい見た目。そして、声の大きい同年代(20歳くらい)の男性でした。「ボブ」というのは僕たちが後から名づけた呼び名で、本当の名前は分かりません笑
着ている服は、おそらく自分で発注したと思われるプリントTシャツなのですが、なんと自分の横顔とSPEEDのメンバーの横顔が向かい合っていてキスしている構図になっているのです😲
(生成AIにより作成)
ボブはその仲間たちのリーダー的な感じで、一緒に来ていた仲間たちと映画のストーリーなどについて、まだみていないのに絶賛しまくるトークをしていました。声が大きいのとSPEED愛あふれるその軽快なトークが何とも周囲を幸せにする語り口で、僕たちだけでなくその半径10mくらいのファンたちに一目置かれる存在になっていました。
いよいよ上映時間が近づき、ミニライブが始まりました。会場のファンたちは一斉に立ち上がり大声援を送っています。
すげえ!すごすぎる!!
強烈な熱気に、コンサート初心者の僕は圧倒されていました。その中でもボブの声は拡声器でも使っているのかと思うほど大きく、会場全体の盛り上げを牽引しているように見えました。
もはやファンの中では、ファン同士でマウントを取るとかではなく、こういう偉大な人はリスペクトの対象になるのだなという感覚でした。
やがて映画が上映され、半ばまでさしかかってきたとき
「くぇ~~。くぇ~~。」
という大きな寝息が聞こえ始めました。
まさかの、ボブです。
周囲がざわつきはじめました。
おいボブ、あんなに熱狂的で、SPEEDファンの認めるファンの頂点に君臨したお前が、映画はそっちのけなのかよ😝
みんなは迷惑というか、ボブには申し訳ないのですがクスクス笑い出していました。
ボブは仲間に起こされて「お?」「お?」と何度か言ったあと、「しー」と仲間に言っていて、もう面白くて仕方がありませんでした。
でも、ボブの神髄を見たのはこのあとでした。
映画の3分の1を夢の中で過ごしたボブなのに、
(生成AIにより作成)
ちゃんと感動して泣いていました。😲
これがきっかけというわけではありませんが、僕はそれ以来、数十年にわたりコンサートには行っていませんでした。
米津玄師で再び目覚めたライブに行きたいという感情
長渕剛のコンサート行きたいなと思っても、ファンの個性の前におじけづき、乃木坂46のライブに行きたいなと思っても、年齢と塾長という立場がブレーキとなり、ずっと行動には移せませんでした。
そんな年月が経過する中、数年前のことですが、長女といっしょに米津玄師のライブに行きました。
長女が米津さんの大ファンなので、そのライブに同伴したような形です。20数年ぶりです。
もう、本当に感動しました。
映像、音響、パフォーマンス、カリスマ性、会場の一体感。そして、何よりトップアーティストである米津さんの歌唱力。
音の振動が骨まで震わせ、心を揺さぶりました。
コンサート会場に集まる人たちは、同一の対象に思いを向けているので、強靱なベクトルが全体を盛り上げます。
僕も、ただの付き添いではなく娘の影響で米津玄師がすきだったので本当に楽しむことができました。
カレッジの入り口に飾ってあるこのキャラクターたちは、このときのライブの戦利品です😚
中島みゆきコンサート夜会vol.1(劇場版)
これをきっかけに、これまであまりコンサートに足を運ぶことがなかった僕も、僕の人生のBGMだった中島みゆきのコンサートに行きたいと思うようになったのです。
生の中島みゆきに会えたわけではありませんでしたが、劇場版ゆえにその表情や音響は素晴らしく、ライブを疑似体験することができました。
僕が行った時間帯は人数も少なく、落ち着いて見ることができたのもよかったです。
72歳の女性にこれほど心を魅了されると、改めて現場で活躍し続けたいと思いました。
メイキング映像で、中島みゆきが、コンサートが終わり自分が掃けたあと、ステージ袖の奥でバンドメンバーの一人ひとりに感謝と労いの声かけをしている姿を見ました。
日本の大御所トップシンガーソングライターのポジションが不動のものであっても、周囲への感謝を忘れない姿勢。
この人間性が多くのファンやバンドメンバーに長く支えられる理由なのだなと感じました。
自分らしさは失わず、僕も地域の方々やスタッフに長く支えていただける人間性を育んでいきたいと思います。〈👈抱負〉
それではまた。
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