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2020.05
岡崎市小中学校再開スケジュールと2020夏休みの予定、再開への準備。
岡崎市の市立小中学校、段階的再開スケジュール
5月13日に岡崎市教育委員会から市内の小中学校の段階的学校再開スケジュールが発表されました。
「市立小中学校の教育活動を段階的に再開します。また、夏季休業の一部を短縮し授業日とします。」という記事ですが、すこし分かりやすくカレンダーにしてみました。
5月21日から28日までの「教室に10人程度」とか「20人程度」というところは、同じクラスでも住んでいる地区や名簿番号によって人数を分散させるなどの、いわゆる「分散登校」という期間です。
学校によって分散のさせ方が異なりますので、お通いの学校からの連絡でお子さんの通学日時をご確認いただければと思います。
注)上記の予定は「岡崎市立」小中学校のものです。愛教大附属岡崎小・中学校の予定とは異なります。
岡崎市の市立小中学校 2020夏休みスケジュール
また、岡崎市教育委員会の同ページに、夏休みの短縮・補習授業についての記載もありました。こちらも図示してみましたのでご確認ください。
7月21日からの「午前中授業」で補習を行うのだと思いますが、全員登校かどうかは記載がありませんので、これについても各学校からのお知らせをご確認いただきたいと思います。
注)上記の予定は「岡崎市立」小中学校のものです。愛教大附属岡崎小・中学校の予定とは異なります。
学校臨時休校、その影響。
いよいよ学校休校という「暗くて長い廊下」の先にある出口が見えてきましたね。
でもまだ、コロナの出口が見えたわけではないので決して油断も安心もできません。
地域によっては第2波が起きているようです。春に会う予定だった北海道の塾長さんとの約束は、先延ばしになったまま未定です。
「必ず生きて抜いて、また会いましょうね」なんてメッセージのやりとりが、まるで戦時中のようでとてもいやな感じがします。
でも、本当に、生きて必ず再会を果たしたいです。生きて、必ずうにイクラ丼をおごってもらいたいと思います。(=゚ω゚)ペロ
そんな状況なので、両手をあげて喜ぶことはできませんが、学校再開は久しぶりにいいニュースでした。
思えば、たくさんの影響がありました。
修学旅行の延期、オリエンテーション合宿などの中止、中間テストにいたっては延期か中止か学校でもまだ判断しかねているとか。
塾としても影響は大きいです。中3の夏期講習(入試対策)は、毎年夏休みの「日中」に行っていますが、学校で夏休みに補習授業が行われるようなので、時間帯も変更しなければいけません。
先日、他塾の塾長さんたちとのオンライン男子会で盛り上がっていましたが、夏期講習については皆さん頭を抱えていらっしゃいました。こんなに夏期講習の予定が立てられないことは過去に経験がありません。
Σ(; ・`д・´)シライシマイ!?
岡崎市の市立小中学校の予定はだいたい先ほどの予定で確定になりそうですので、うちとしては、あとはたくさんの子が通っている附属小・附属中学校の夏休みの予定がどうなるかですね。
もうしばらく試行錯誤の日々が続きそうです。(>_<)
コロナのせいで成長させてもらいました。
でもこういう困難に直面したとき、人間はそれを打開するために思考し、新しい道を見つけて進化してきたはずです。
いつもどおりにならないからこそ、どうしたらいいかともがく。
成長するいいチャンス。
オンライン授業を導入するときも、カレッジの授業スタイルに合わせて導入するにはどうしたらいいのか、わずかな日数で構築し、講師研修まで行うのはそれはそれは壮絶な激務でした。
社員のみんなには、本当に感謝しかありません。
カレッジのオンライン授業は、5月末で終了となります。
短期間ではありましたが、こういうやり方もあるという「選択肢」が一つ加わったことは、カレッジにとって大きな成長につながったと思っています。
岡崎市教育委員会のホームページでは、夏季休業の説明の中にこんな一節がありました。
午後は今後の新型コロナウイルスの第2波、第3波の感染拡大に備えた校内のネット環境を整える工事などを行います。
この休校中、附属中学校では最近短いオンライン授業が始まりましたが、市立小中学校ではやはり整備が間に合わなかったようです。でも、この状況をふまえ、「次」に備えた準備をしておくということですね。
災害のたびに、進化してきた人類の歴史をいまリアルタイムで感じることができて、今更ながら人間てすごいとしみじみ感じます。(=゚ω゚)ノ
人生で最もヒマな時間
学校の臨時休校は、ある日突然日本中に響き渡った首相の一声で始まりました。
あまりにも突然だったので、学校の現場も、家庭も混乱し「休校中の過ごし方」を指導したり話し合ったりすることなく、どたばたと終業式や卒業式を行い長期の休みが始まってしまいました。
1日のおよそ3分の1を過ごしていた「学校」がなくなり、就学以来、彼らはその人生の中で最もヒマな時間を過ごしてきました。(たぶん。全員じゃないだろうけどw)
本来であれば学校に行っていたはずの時間をどう過ごしてきたかによって、信じられないくらいの成績の乱高下があちこちで発生することでしょう。
家庭学習の習慣がない子には、家で勉強しようと言ってもかなり酷なことだったのではないかと思いますが、それでもやはり、そろそろ「準備」をしなければなりません。
学校再開に向けた準備。
超長期バカンスをぎりぎりまで満喫してしまえば、何でもない学校の生活に順応することができず、極端な話、心地よかった家での生活を続けたいと不登校になる可能性だってあります。
僕は、人間関係の問題などであれば不登校というのも選択肢の一つだとは思っていますが、怠惰が原因であればその子の未来のためにも決して休ませてはならないと思います。
きちんと、学校再開後に普通に通学できる「体」に戻していかなければなりません。
では、そのためにはどうしたらいいのか。
学校があるはずの時間帯には、
学校だったらやらないことをやらない。
ゲーム、スマホ、マンガ、テレビ、気が付けばごろごろ。
学校で、それをしますか?
何も一日中制限するというのではないのです。
学校がある時間帯だけ、それをするなという話です。
もしもこの状況をずっと放置してきてしまって、今さらどうしようもないとあきらめている方がいらっしゃるなら、それは間違っているとはっきりお伝えしたい。
学校再開が2週間後にせまっているからこそ、もう今の生活にムチ打って「学校での生活」に寄せていく必要があると思います。
「学校の授業時間」と「家庭学習時間」の違い。
「学校があるはずの時間帯には、学校だったらやらないことは、やらない。」と書きましたが、勉強も同じように「学校があるはずの時間帯には、机に向かってひたすら勉強をする」とかさせてしまうとエグイことになります。
家で勉強している時間が2時間あったとして、「学校なら6時間授業の日もあるのに…」と眉間にしわを寄せてイライラを募らせるのはすこしお待ちください。
学校の授業は、「あくてぃぶらーにんぐ」というおしゃれな授業スタイルで生徒の「気づき」を重視し、たくさんの意見を集め、話し合って進んでいきます。
塾でやれば、または自学であれば20分で終わるようなことでも、何時間も(場合によっては何日も)かけて進めているのです。
だから、「学校での授業時間」と「家での勉強時間」を比較して子どもにガミガミ言うのではなく、ん何をしたのかを見てあげてほしいと思います。
ただ、たしかに「2時間」という例でいえば、ふだん学校があるときの平日の家庭学習の最低時間をそれくらいにしてほしいと思うので、休校中の日中も、もう少し勉強してほしいですね。( *´艸`)
学校再開に向けた準備(学習面・具体例)
まず、「体」に通学の時間を思い出させるためにも、登校の時間でなくても、せめて学校の始業時間には起きて、ちゃちゃっと朝食や身支度をすませましょう。
そして、学校の教材を勉強し始めたり、塾の宿題に取り組んだりするのですが、ポイントは姿勢よく座ることです。
多くの学校が何らかの方法で教材を渡してくれていると思います。
もしもないならインターネットなどで購入しましょう。塾の先生に相談すればお子さんに合った問題集を紹介してくれると思います。
中学生たちに学校から課題の指示が出ているのか聞いてみたところ、ばらばらでした。
たっぷり課題が出ている学校の子はそれをやればいいと思いますが、出ていない中学の子は、せっかくなので前学年までの復習を徹底的に行ってみてはどうでしょうか。
特に英語です。
英語は5教科の中でもっとも「前に学んだことの上に新しいことを積み上げていく教科」です。これまでの内容の理解や定着がおぼつかないと新しい内容もぐらついてしまいます。
それでも学校にいる時間の長さをあらためて実感するくらい、たっぷり時間があると思いますので、英検や漢検などの「近い目標」を目指した勉強を進めるのがおすすめです。
2020年 第1回英検は延期が決定しましたが、英検に向けた勉強は当初の予定通り5月下旬に向けて取り組んでおくことをお勧めします。
というのも、延期された6月下旬には学校の定期テストが行われる可能性が高いからです。
おそらく、再開された学校はこれまでコロナダムによってせき止められていた水を一気に開放して、学校史上経験のない慌ただしい動きを要求してくるのではないでしょうか。
これだけで、多くの子にとって学校にいるときよりも相当勉強していることになるのではありませんか?
ただ、ずっと勉強をしてるのが学校ではありませんので、さまざまなディベートや思考、友達との他愛もない会話や恋愛のかわりに「本」を読みましょう。
学校が終わるくらいの時間になったら息抜きで遊んだりごろごろしたりしてもいいかと思います。
くれぐれも「やること(勉強など)をやったらあとは自由時間」などのざっくりルールで1日の大半をゲームで過ごせてしまうような家庭内ルールを作ってしまわないように気をつけていただければと思います。(=゚ω゚)b
講師の先生たちの増員と研修が完了したので、カレッジの中学徹底個別コースも少し受け入れ人数を増やせます。
6月からの学校は相当ハードだと思います。「学校」でいっぱいいっぱいになるか、さらに自らに負荷をかけて頑張るか。
伸ばしたい気持ちを、全力で応援したいと思います。