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エッセイ「教科書が教えないリアル」

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学校完全オンライン化の限界、小1だけでも学校再開を。 | 学習塾カレッジ塾長 エッセイブログ

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02

2020.05

学校完全オンライン化の限界、小1だけでも学校再開を。

「9月入学」世界に合わせる」って理由ならやめてくれ。

 

 

休校が長期化していることから、一部の知事や国会議員、教育評論家などから入学や学年新学期の開始を9月に変更する「9月入学」という案が提案され議論が行われています。

 

 

 

9月入学がグローバルスタンダードで、留学などによる帰国後の半年遅れを解消することにもつながるから、この機会に世界に合わせたらいいという主張を多く耳にします。

 

 

そんな話にまったく別の切り口でつぶやいたFacebookの投稿を見ました。

 

 

 

 

 

 

いや~盲点でした。笑笑

 

 

日本が半年ずらして世界基準にしたつもりが、世界も半年ずらす可能性はゼロではないですもんね(^_^;)おもしろい

 

 

 

 

個人感情的な話になりますが、この際だから「世界に合わせる」がメインの理由だとするなら僕は反対です。(。-`ω-)ヤダ

 

 

最近、DMM英会話のCMでおぎやはぎの矢作謙さんが、外国人の講師に「ケン ヤハギ」の発音を注意されて「そこいいでしょ別に。俺の名前なんだから」と言い返すシーンがあります。ww

 

 

 

 

これほんとよくワカル。笑

 

 

 

中1で初めて英語を習ったときに、「ニシァワ」と言わされて、僕にはそれが嫌で嫌で仕方がなかった思い出があります。笑

 

 

なぜ名前を先に言わなければならないのか。

 

 

僕は西川賢。

 

 

賢西川じゃない。

 

 

ましてや「 ニシァワ」なんて道に迷った言い方ではなく、アクセントも抑揚もない一直線の「にしかわけん」だ。

 

 

自分の名前を強制的に外国人風に修正させられて、アイデンティティを奪われる屈辱と疑問を感じながらも、抗うことのできない己の無力さに震えたものです。(; ・`д・´)イヤ大げさw

 

 

思えば、今に通じる性格が見え隠れしますね。笑笑

 

 

 

 

 

休校がこれ以上長期化すれば、小1はその最大の被害者になり得る。

 

 

 

9月入学にすることによって、地域学力差を生まずに済むとか、最高学年の子たちの学園生活や友との時間の確保など、賛成意見にもうなずけるところはたくさんあります。

 

 

でもこれは今年だけの問題では済まない数々の課題を抱えているようで、短絡的に「えい!」ってわけにもいかないようです。

 

 

まあ先々の制度的なことや法律、経済的なことは専門家やお役人さんにお任せすることにします。

 

 

実際に今、子どもたちと接している僕の「体感」を根拠に意見を言えば、9月入学に、というより、みな一律にそこまで休校を延長することに反対です。

 

 

 

学校休校が長期化することによって、小中高大それぞれの最高学年は、友との絆や他愛もない日常の中で生まれる大切な思い出を心に蓄積していく時間をどんどん奪われています。先の見えない受験や就職への不安もどんどん大きくなっています。

 

 

しかし、ごめんなさい。

 

 

僕がこれ以上の休校の長期化に反対する最大の理由は、1か月前、大きなランドセルを背負い入学式を終えたばかりの「小学1年生」にあるのです。

 

 

 

 

 

こんな雑な言い方をしたらいけないかもしれませんが、小中高大の各最高学年の皆さんは何らかの別のかたちでその絆を深めることができるし、学びを得ることもできます。

 

 

方法がないなんてことは決してないのです。

 

 

勉強だって必死にやればいくらでも取り戻せます。

 

 

 

少しずつ自立に向かって土台を固めてきた皆さんの「半年」と、まだ全く土台の固まっていない小学校1年生の子たちの「半年」はぜんぜん違います。

 

 

幼稚園、保育園を卒園したあと、これまでの6年間の人生の中で最も大きな「変化」であり、最も大きな「成長」を遂げるはずだった小学校への入学において、半年(もしくはそれ以上)もの長期にわたり自宅待機をさせることは、その成長を思うと心配でなりません。

 

 

 

 

オンライン授業を小学校で行うことの「限界」

 

 

緊急事態宣言、学習塾への施設利用停止協力要請を受けて、カレッジでもZoomを使ったオンライン授業を実施しています。

 

 

学年別定員制のカレッジは一斉授業でも最大10名ですので、どの子の様子も問題なく確認でき、画面共有で映し出した教材にタッチペンで直接説明を書きこんでいったり、その場で検索した資料画像を表示して視覚的に分かりやすくしたり。

 

 

せっかくなのでオンラインの利点を存分に生かして授業しています。

 

 

 

 

生徒同士の会話もできますが、授業が始まったら全員ミュート(消音)にしているので、私語もありません。もちろん、最初と最後のあいさつや、質問があるとき、それから指名されて解答するときなどはミュートを解除してもらっていますが。

 

 

先生と生徒を「縦」、生徒と生徒を「横」とするなら、すくなくともオンライン授業によって「縦」は問題なく機能しているように感じます。

 

 

ただ、正直言うと「授業」とは、「縦」だけでなく「横」から飛び出すちょっとした一言や所作、私語や珍解答などから話が発展したり盛り上がったりするものなので、少し寂しい気もしていますが。(*^-^*)しかたない

 

 

 

ちなみに僕が昔勤めていた佐鳴予備校では、何十人もの生徒をZoomで「普段と変わらない」を掲げて授業をしています。

 

 

 

 

 

さすがサナルです。

 

これはほんとにすごいと思いました。

 

 

 

前回のブログでも書いたように、僕は一方通行の録画授業は消極派です。

 

 

 

 

生徒伝いにサナルがオンライン授業になると聞いたとき、僕はサナルほどの集団授業では、録画授業の配信にならざるを得ないのだろうなあと思っていました。

 

 

しかし、サナルはあの人数を相手に「双方向」授業を展開していたのです。

 

 

「授業とは生徒とのコミュニケーションの中で創造していくもの」

 

 

僕はサナルの新入社員当時、そんな精神を学んだのですが、こんな苦境にあってもそれを貫くサナルに、心から感動しました。

 

 

純粋に、すごいです。

 

 

 

さて、このサナルのZoomオンライン双方向授業。2点付け加えておきたいことがあります。

 

 

 

この30人以上のZoom授業は、小4以上が対象であること。そして、厳しい授業の研鑽を積んだサナルの教師だから成り立っているのだということです。

 

 

 

もしもこれが、小1が対象であった場合、いかにサナルの教師であっても同じ人数を相手にまともに授業を成立させることは難しいでしょう。

 

 

 

また、カレッジで小1の授業が成り立っているのも、1クラス10人だからであり、僕が授業をしているからです。(*^^)v

 

 

 

テレビでもインターネットでも「オンライン授業」こそがこのコロナの危機に差し込んだ一筋の光と言わんばかりに脚光を浴びせています。

 

 

 

それでは、果たして学校の先生が1学級30人前後小学1年生を相手にオンライン授業を成立させることができるでしょうか。

 

 

 

 

 

無理です。

 

 

 

 

 

オフラインの関係があってこそのオンライン

 

 

えらそうに言っていますが、塾講師歴25年の僕もまだ小1の子たちのオンラインは他学年以上に必死です。(*^-^*)

 

 

 

「オフラインの関係があってこそのオンライン」という言葉を最近よく聞きますが、小1の子たちは3月に3回、4月に2回授業をしただけで、オンラインの授業に突入することになってしまいました。

 

 

だから、他学年の子にくらべてまだオフラインの関係がしっかりできていません。

 

 

 

すると、こんなハプニングも起こります。

 

 

 

先日の小1の授業中、画面から姿を消した子がいました。

 

 

風に揺れるカーテンしか映っていないのです。

 

 

名前を呼んでも出てきません。

 

 

 

教室での授業であれば、動き回る子をつかまえて席に戻すこともできますが、オンラインではどうにもなりません。

 

 

補助スタッフがお母さんに連絡を取るといなくなった理由が判明しました。

 

 

お母さんがその子にかけた一言に、本人がふてくされて別の部屋に行ってしまったというのです。

 

 

 

ちなみに、この子も普段は一生懸命な頑張り屋さんです。そんな子でも、家ではやはり「おやんちゃ」をしてしまうことがあるのです。

 

 

 

学校には何倍もの「おやんちゃさん」がいることでしょう。

 

 

 

学校でオンライン授業が成り立つとしたら、オフラインでの授業を受ける姿勢や態度がある程度身についている学年以上か、少人数ごとに分けて対応できる教員が足りる場合ではないでしょうか。

 

 

 

オフラインで学級崩壊になっているようなクラスであったら高学年だっとしてもオンラインはまず無理です。

 

 

 

 

本来、小学校1年生が学校で学ぶこと。

 

 

 

僕は小学校1年生の学校生活のメインは「学業」ではないと思っています。

 

 

集団生活していくうえでの「社会性」を身につけていくことがメインの学びではないでしょうか。

 

 

自分のしたいことだけをするのではなく、時には気が乗らないことも周囲の子たちと協力しながら作業に取り組んだり、一見きゅうくつに思えるルールを守ったうえで生活をしたりして、少しずつ社会性を身につけていきます。

 

 

ちなみにカレッジでも1年生の授業は特に、姿勢やあいさつ、宿題の期限など習慣の基礎となる部分や、「みんなで授業を受けるときのルール」として、分かったからといってすぐに答えを言ってみんなの考える時間を奪わないことなど小さな社会性を少しずつ教育しています。

 

 

 

親の目の届かない「学校」という場所だからこそ、自分でその力を身につけていきます。

 

 

 

しかし今、彼らは小学校ではなく「自宅」にいます。

 

 

 

幼稚園や保育園よりもきゅうくつさを感じない自宅という環境で、ゆったりした時を過ごし、久しぶりに訪れたママと過ごす長い時間の中で「赤ちゃん返り」をしている子もいるかもしれません。

 

 

おやんちゃ炸裂でママの言うことを聞かず、パパの不在時は一家の王であるかのようにわがままに好き勝手している子もいるかもしれません。

 

 

何でもしてもらえる環境、自由過ぎる環境では人間は成長しないのです。

 

 

 

これは、カレッジの塾生保護者向け通信(2020.05)に掲載する「集中してオンライン授業を受けるための推奨環境」です。

 

 

 

ミュートになっているので実際にはどのような話をしているのかは分からないのですが、授業で「〇ページの△番の問題を解いてみよう」と指示をして、少しすると画面の外の近くにいるっぽいママに話しかけている子を見かけます。

 

 

これがもしも、「どれをやるの?」「もうはじめていいの?」などと話しかけているのだとしたら、心を鬼にして無視してあげてほしいと思います。

 

 

教えてあげてしまうと、どの問題を解くかという先生の指示を聞いていなくても何も困ったことが起こらないので、いつまでたっても人の話を聞かない子になってしまいます。

 

 

日本中でオンライン授業が始まっていますので、目の前で授業を受けているわが子が、きちんと授業に入り込めていないことについ声をかけてしまうこともあるかと思います。

 

 

でも、「やる場所が分からないんだったら、先生に『もう一度やるところ教えてください』って自分で言ってごらん」と自分で解決させるようにしていただければと思います。

 

 

 

学校や塾の教室だったら助けてやれないことはしてあげないことが、お子さんの成長を促すことにつながると思います。

 

 

 

 

僕が「小1」だけでも学校再開を望む理由

 

 

臨時休校は、分かりやすい例でいえば、強制的に「ひきこもり」にさせられている状態です。

 

 

ひきこもりが長期にわたれば、社会復帰が困難になってくるのと同じように、まさにこれから社会性を身につけていこうという小学1年生が、あまりにも長期のひきこもりを強制されるようなことになれば、休校明けに「学校に行きたくない」という子が現れてもおかしくないでしょう。

 

 

学校生活をまったく経験していない小学1年生に学級全員のオンライン授業は無理。

 

自宅では授業が始まったからといって気持ちの切り替えができる小学1年生はレア。

 

しつけ(姿勢や態度、言葉遣いなど)は、直接指導しなければほとんど効果がない。

 

休校が長期化すればするほど自立しない子になってしまう危険性がある。

 

 

 

 

これらのことから、僕は小学校1年生だけでも学校を再開してほしいと強く思っています。

 

 

 

 

学校を全学年一斉に休校にしたり再開しようとしたりするからなかなか再開されないのではないでしょうか。

 

 

 

学校という大きな建物です。

 

 

検温や消毒、マスクは当然徹底して、学級を一度分解し、1年生から6年生までの教室に5~10人ずつくらいに分けて密集を避けるなどの工夫をして、1年生だけでも学校生活を再開させてあげられないものでしょうか。

 

 

(=゚ω゚)ノ共感⇨シェア!

 

 

 

 

おまけ

小1の子を持つご家庭においては、下の【おすし】を徹底していただくだけでも学校再開後がきっとちがってくると思います!

 

 

きる】学校がある場合の起床時間に起きる。

わる】姿勢よくすわる。

まう】出したものは自分で片づける。

 

 

 

それではまた。

 


 

 

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執筆者の紹介

西川 賢

西川 賢(Ken Nishikawa)

株式会社カレッジ代表取締役
学習塾カレッジ塾長

真面目なのかふざけているのか分からない、忖度ひかえめなピリ辛スパイスがちょっとくせになる「教科書が教えないリアル」は、塾長の優しさとおふざけと強い信念がつまったエッセイブログです。月に1回程度のアップでも、おかげさまで年間PV200万😊
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