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エッセイ「教科書が教えないリアル」

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塾によって異なる夏のミッション「中3夏休みの学校課題を〇月〇日までに完了せよ」 | 学習塾カレッジ塾長 エッセイブログ

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2018.08

塾によって異なる夏のミッション「中3夏休みの学校課題を〇月〇日までに完了せよ」

受験を前にしたアリとキリギリス

 

「夏は受験の天王山!」

 

「夏を制する者は受験を制す!」

 

 

夏が近づくとアリさんはあちこちでこの言葉を目にしました。

 

 

その近くで百戦錬磨のクマバチ先生が叫んでいます。

 

 

「足腰を鍛えずに高く飛ぶことはできない!」

 

「まず足腰!基礎を徹底的に固めなさい!!」

 

 

 

足腰の鍛錬は地味な上にキツイものです。

 

 

でも、アリさんは覚悟を決めてトレーニングを始めました。

 

 

「今は小さな僕だって、大きくなってどんな高い木も登ってみせる!」

 

 

 

その様子を見て、物をまっすぐ見ることが不得意なキリギリスくんが言いました。

 

 

「あれは塾業界が危機感を煽って金儲け目的に生み出した言葉だよ。基礎なんてかったるい。さあ、夏を謳歌しようぜ!」

 

 

♪~ ♪~

 

 

時は流れ、冬になりました。

 

 

地面はいてつくような寒さです。みんな少しでも日光の当たる高い場所を目指します。

 

 

アリさんは足腰を鍛え、大きくたくましくなり、反り返るような高い木でも力強く登れる力を身につけました。

 

 

キリギリスくんはアリさんに言いました。

 

 

「このままじゃボクは凍って死んでしまう。アリさん、ボクもどうか木の上に運んでくれないか。」

 

 

アリさんはキリギリスに近づき、にっこり笑って静かに言いました。

 

 

 

「甘ったれんじゃねえよ」

 

 

 

 

こわっ(笑)

 

 

そうなのです。

 

 

小さい頃は、何か困ったことがあればパパやママ、先生たち周りの大人が何とかしてくれました。

 

 

でも受験は、お父さんもお母さんも先生も精いっぱいの応援をしてくれますが、試験を代わりに受けてくれることはありません。

 

 

 

最後は自分の力で乗り越えなければならないのです。

 

 

そのための力を身につける努力をしておかなければならないのです。

 

 

逃げ回っていたらその力はつかないのです。

 

 

 

少し難しい問題や面倒くさい単元に出くわすと、それをやるだけの価値を示せと言わんばかりにこんなことを口にする子がいます。

 

 

「こんなこと覚えて、将来何かの役に立つの?」

 

 

 

僕は一言、こう答えます。

 

 

「こんなことも覚えられない君は、将来何かの役に立つの?」

 

 

 

( ゚Д゚)

 

本当に覚えられないのであればこんなことは言いませんが、やる前からこういうことを言う子にはバッサリいきます。笑

 

 

 

面倒なことに背を向けずに、しっかり足腰を鍛えていくことでどこまでも高く飛ぶことができるようになります。

 

 

 

 

中3夏休みの学校課題はいつまでに完了させるのか。

 

 

夏が受験生にとって非常に重要な季節であることは言うまでもありません。

 

 

学校が休みであるこの一か月超の時間をどのように使うかで、半年後の明暗が分かれます。

 

 

しかし、夏の過ごし方には、一律にこうでなければいけないという「正解」があるわけではありません。

 

 

塾に通っている子といない子ではやるべきことやペースがちがいますし、塾に通っている子の中でも、塾によってそれは大きく異なるのです。

 

 

 

たとえば、多くの塾では塾生たちに「学校の課題(夏休みの宿題)を〇月〇日までに完了させること」という指令(ミッション)を出しています。

 

 

でもこれは、塾によって生徒たちに伝えている「期限」が大きく異なります。

 

 

それは各塾の中3夏期講習のスケジュールによって大きく左右されるからです。

 

 

どの塾も、夏に合格への土台をガッチリ固めさせようと、並々ならぬ想いで夏期講習を用意しています。

 

 

でもその「土台」は、授業を受けるだけでは完成しません。

 

 

授業の復習をしたり、授業で出された課題に取り組んだり、小テストがあるならその準備をするなど、完全に塾の勉強に専念してもらうことによって「土台」が完成していきます。

 

ですから、夏期講習が始まる前に学校の課題は完了しておいてもらいたいという思いから、主に「夏期講習が始まるまでに」という課題完了のミッションが伝えられます。

 

 

ちなみにこのようなミッションを出す塾は、一斉形式の授業を行っている塾に多いです。完全個別指導の塾では個々の状況によって指示が異なる場合もありますし、補習スタイルの個別指導塾では課題を一緒にやっていくということもあります。

 

塾もさまざまなスタイルがありますので、内申点が関係ない最難関私立高校を受験するクラスなどではひと夏ずっと夏期講習をやっていたりしますので、そもそも学校の課題など無視しています。

 

 

実際、僕も学生の頃に埼玉の塾でアルバイト講師をしていたとき、そういうクラスを担当していましたが学校の課題など微塵も気にせず鬼のように塾からの課題を出していました。( ゚Д゚)アイ

 

 

ですから、お通いの塾のスタイルや方針によって、学校の課題に関するミッションが出ない場合もあるかと思います。(もしご心配を与えてしまったとしたら申し訳ありません。直接お通いの塾にご質問していただければと存じます。)

 

 

依然として公立志向の強く、私立高校ですら中学校の内申点を合格基準として設けている愛知県では、やはり一般的に内申に影響のある学校課題を考慮せざるを得ず、そのバランスをいかにうまくとるかというところも塾の腕の見せ所の一つでもあります。

 

 

ミッションを出す塾では、それぞれの塾が最良と信じる合格への段取りにのっとって学校課題完了日程を指示しているはずです。

 

 

それぞれの塾の段取りに食らいついて行くことが、合格への道を着実に歩んでいるのだと信じてがんばってください。

 

 

くれぐれも、「課題完了スピード競争」ではないのですから、雑になりすぎないようにしてくださいね。

 

 

 

学習塾カレッジの中3「合格への段取り」

 

 

僕は「受験生の夏は1学期の期末テストが終了した直後から始まる」と考えています。

 

 

6月末に期末テストが終わり、その後 差し迫ったテストがなくなると夏期講習が始まるまでの間に何を勉強していたらいいのか分からなくなることはよくあることです。

 

 

はじめて受験を迎える彼らに、自分で今何が必要か考え行動しろというのは理想論であり酷な話です。

 

 

この時期に何をすればよいか、細かすぎないレベルで示してあげることは受験の指導者の責務だと思っています。

 

 

 

 

これは今年のカレッジの中3生たちが通うすべての中学校の期末テストが終わった日に行った「高校入試説明会」の資料の一部です。

 

 

 

 

カレッジの中3夏期講習は、お盆明けから夏休みの最終日まで日程を組んでいます。

 

そのため、学校の夏休み課題については比較的丁寧に取り組むことができるようにしています。

 

 

中学校夏休み課題の完了

►► 8/20(月)にチェック

 

 

これは、知りうる限りなかなかの「後半チェック」です。(*´з`)

 

 

でも当然、そこには合格への段取りがあります。

 

 

 

先ほど書きましたように、それぞれの塾の合格への導き方があってこその早期学校課題完了ミッションですので、「7月中」であろうと「8月第一週」だろうと、それを否定するつもりはまったくありません。

 

ただ、まれに「わが塾で用意する教材こそが最良であって、学校の課題など下等なものだ」と言わんばかりの論調の塾も存在します。

 

 

「学校課題などすべて無意味!」と豪語されて、それでもやらなければならない子どもたちの胸中やいかに。

 

 

たしかに中学校の学校課題は、英語や漢字をノートにびっしり書いてこいというような時代錯誤で残念な課題もいまだに出ています。

 

これは僕も「勉強風の作業」でしかないと思っていますが、問題集系の宿題は決して無意味ではありません。

 

 

しかも中3の夏休みの学校課題は、だいたいどの学校もガッツリ「中1・中2の復習」であり、各学校ごとに異なる問題集ですがどれもとても素晴らしい教材だと思います。

 

 

カレッジに限ったことではなく、だいたいどの塾でも中3の夏期講習の授業内容は主に「中1・中2の総復習」ですから、夏期講習が始まる前に自習によって総復習をし、各自が自分の不得意単元や忘れていた単元を明確にしておいてくれることは、夏期講習の授業を受ける際にも必ず有効にはたらきます。

 

 

何より秋以降大きく飛躍するための「足腰」(土台)に「固め過ぎ」はないと思うのです。

 

 

 

だから僕は、問題集系の宿題は、決して雑にやってほしくないと思っています。

 

 

そこそこに量はあるので、分からない問題でずーっと止まっていることは賢明ではありません。
かといって、模範解答を赤で書き写してしまっては復習がしずらくなるので良くありません。

 

もっと良くないのは、模範解答を鉛筆(シャーペン)で写して赤で丸にすることです。
最悪です。
これでは、一通りやり終わったあとで振り返ってみても「あっていた」ことになっているので、復習できません。

 

解説を読んでもピンとこないような問題は、あとで質問をするために付箋をつけておくなどして、あたかも解決済みであるかのような状態にしないようにしましょう。

 

 

 

焦らず丁寧にやるための日程になっています。

 

 

 

さて、気になるのが「トライアゲイン」ですね。

 

これは英語・数学の中1・中2内容の総復習テキストの名前です。

 

 

カレッジが中学部の英語と数学を個別指導にしている理由とも重複しますが、理科や社会とちがい、英語と数学は純然たる積み上げ教科です。

 

中でも特に英語は、前の内容があやふやだとどんどん分からなくなっていきます。

 

 

そこで、1学期期末テストが終わり、差し迫った大きなテストがなく(相対的に)時間的な余裕がある「7月」にもう英語と数学の中1・中2の復習を始めようという計画なのです。

 

 

同時に、夏休みが近づき、遅くとも終業式までにはすべての学校課題が配布されるわけですが、英語の苦手な子にとってはせっかくの問題集系の宿題も結局「わからないところだらけ」で復習する気も失せるような✕マークがページを埋め尽くしてしまいます。

 

 

だからこそ、そこに突入する前にもう一度基本から徹底的に復習しておきたいのです。

 

 

6月29日(金)の高校入試説明会のときに配布した「トライアゲイン」

 

 

あれから一か月。

 

 

8月1日(水)トライアゲインテスト

 

 

 

 

そのテスト時間は、英語80分。数学は驚愕の120分(140分まで延長可)

 

 

彼らの人生でもっとも長いテスト時間を、彼らは必死に乗り越えました。

 

 

 

 

それぞれエンジンスタートのずれ込みはあったものの、最終的にはほとんどの子が高い正答率を出し、きちんと結果を見せてくれました。

 

 

この夏休み前半も、中3生の自発的自習室利用も増え、とても頼もしく思っています。

 

 

 

あなたたちが、カレッジの「合格への段取り」を着実に歩んでくれていることを感じて、本当にうれしいです。

 

 

 

返却時の面談で、次なる段取り(学校課題)を伝え、今それらに一生懸命取り組んでいるはずです。

 

 

お盆明けは、いよいよ夏期講習です!

 

最強の足腰を作るため、(みんなの苦手な中1内容を特に)徹底的に復習しましょうね!!

 

 

8月20日(月)学校課題チェックは13:30から行います。(授業14:00~18:00)

 

 

分からない問題は付箋!夏期講習中に少しずつ質問して解決していこう!!

 

 

 

 

それではまた。

 


 

 

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執筆者の紹介

西川 賢

西川 賢(Ken Nishikawa)

株式会社カレッジ代表取締役
学習塾カレッジ塾長

真面目なのかふざけているのか分からない、忖度ひかえめなピリ辛スパイスがちょっとくせになる「教科書が教えないリアル」は、塾長の優しさとおふざけと強い信念がつまったエッセイブログです。月に1回程度のアップでも、おかげさまで年間PV200万😊
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