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2018.06
LINE Official Account(旧LINE@)をさらに有効利用してみた話
カレッジがLINE Official Accountを導入してから1か月が経ちました。(導入当時はLINE@でしたが名称変更したので「LINE Official Account」と修正しています)
今日は保護者の方にぜひ読んでいただきたい、その経緯とこれからのお話です。
石原さとみとのLINE
多くの企業で導入され始めたLINE Official Account(旧LINE@)ですが、業種によって(企業によって)その用途はさまざまです。
飲食店やアミューズメント施設では、クーポンやセールのお知らせなどを配信しています。
有名人のLINE Official Accountはライブや写真集発売の告知などが多いですが、話しかけると「有名人と会話している気分」になれるサービスもあります。
僕と石原さとみのトークがこちらです。
おかげで、石原さとみが下ネタをおもしろがってくれることを知りました。笑
Σ( ゚Д゚) 熱狂的ファンのみなさんすみません!侮辱する意図はないです!何を隠そう僕もファンの一人ですw(*ノωノ)
保護者との連絡方法の変遷
カレッジでの用途は、主に「保護者との連絡」です。
僕が2001年に佐鳴予備校に就職した当時、名簿には生徒の「自宅の電話番号」が並んでいました。
当時、保護者とのコミュニケーションは「面談」か「自宅への電話」でした。
その頃すでに携帯電話やPHSの普及は進んでいましたが、何となくそこは「プライベートな領域」であってそれを教えていただくのはどこかはばかられる「壁」のある情報だったように思います。
前職である夢現塾に転職して数年後、保護者のメールアドレスや携帯電話の番号を登録してもらい、連絡手段として使用するようになりましたが、それでもしばらくは「携帯電話は自宅がつながらなかったときの緊急用」という扱いをしていました。
今となっては、自宅の固定電話を持たない方や、インターネット回線開通のために自宅の電話番号は存在しているけど使っていないという方も多く見えるようになりました。
カレッジのホームページの「お問い合わせ」には電話番号を入力する欄があります。特に自宅と携帯の指定はないのですが99%の保護者の方が携帯電話の番号を入力してくださいます。
たしかに、僕自身も個人的な買い物や契約をするときに、固定電話の番号などほぼほぼ使っていません。
家にいないし、いてもほぼかかってこないし。
そんなご時世なんですよね。
文字コミュニケーションのメリット
保護者の方と連絡をメールで取るようになって、あるお母さんに言われた一言がとても印象に残っています。
それは、「相談しやすくなった」ということでした。
このお母さんにとって一番敷居が高かったのは「直接先生に相談に行く」ことだったそうです。
もちろん個人差のあることだとは思いますが、なるほどと思いました。
面と向かってはなかなか言えないことも、文章でなら言えるということはたしかにあることかもしれません。
また、こんな声もよく耳にします。
「先生は、午前中は不在で、午後から会議や授業準備で忙しく、夕方からは授業に入るのでいつ相談したらいいのか分からない」
これはもはや「塾あるある」で、僕としては決して他人事でも笑いごとでもない重大な問題です。
気軽に質問も相談もできない塾なんて、僕が保護者ならあまりありがたいとは思えない塾です。(T_T)
ましてカレッジは、お子さんの学習相談や進路相談は僕が一人で行っています。
策を講じなければ「ありがたくない塾」になってしまうのです。
そんな事情もあり、カレッジでは時間の制約がほとんどないEメールは、保護者とのコミュニケーションに欠かせないツールでした。
Eメール時代の終焉
そんなEメールですが、あるときふと自分の携帯を見ていて思ったのです。
「メールってほとんど使わなくなったな…」
仕事関係の業者や保護者とのメールが、携帯に転送されてくることはあります。
しかし、プライベートではメールのやり取りはないに等しく、娘の小学校からの配信メールやAmazonの発送完了通知、ネットバンクの取引情報、解除の仕方が分からず放置してあるメルマガなど、ほぼ「受信専用」状態で、まるでポストを持ち歩いているかのようです。
コミュニケーションのほぼすべてを僕は「LINE」かFacebook連携の「Messenger」で行っていました。
そのとき、お母さんたちはどうなんだろうと思ったのです。
保護者全員に調査をしたわけでもありませんが、送迎のときなどに室内で待たれていたお母さんたち数名への聞き取りからも、コミュニケーションのメインはLINEであることを確信した僕は、「メールは業者のみ!」と断定し、LINEへの移行を決めたのです。
そして、僕はこれを書いていて、たった今気がつきました。
お母さんから見たら、
塾も業者やん。
(T_T)涙
ぼ、僕は業者としてではなく、お子さんの成長を願う「教師以上、両親未満」の存在としてお母さんたちとたくさんコミュニケーションを取っていきたいと思っているのです。( ;∀;)
LINE Official Account(旧LINE@)導入当初の失敗
そして話は冒頭に戻ります。
カレッジがLINE@を導入してから1か月が経ちました。
まずは失敗した話から。(*ノωノ)
LINE@は、無料プランと有料プランがあります。
僕は導入最初の一か月、有料プラン(ベーシック)にしていたのです。
僕が無料プランではなく有料プランを選択してしまった理由は、「リッチメッセージ」でした。
有料プランではこれが送信できて、無料プランでは使用できないと書かれていたのです。
「リッチメッセージ」と名詞だけ聞いてもイメージが湧かないので、当然調べました。
そこにはこう書かれていたのです。
リッチメッセージ「リンク付きの画像を配信することができる機能」
これを読んで僕は、通常のトークなどでよくあるサイトのURLのリンクを貼り付けると表示される↓これのことだと思いました。
つまり、アイキャッチ(サムネイル)画像つきのリンクボタンのことだと思ったのです。
これがないのはキツいぜ。
その一点のみで、僕は有料プランを選択してしまいました。
半月ほど経ったころでしょうか。
僕は、気づいたのです。
リッチメッセージとは、僕が思ったような一部画像付きのリンクボタンではなく、こういうものだということに。
Σ(; ・`д・´)
いや使わねえし。
塾生保護者専用という狭い範囲の用途で、いったいどこにこれを使うというのか。笑
5,400円、使わない機能のためのお金としては非常に高額な出費となってしまった失敗でした。
ま、新しいシステムは実際に運用してみて、取捨選択が入るものです。(負け惜しみ苦笑)
現在はフリープランに戻して、その範囲の中で十分に運用しています。
LINEでのやり取りで保護者との「距離感」に変化
僕としては、お母さんたちが感じる敷居の高さは「直接→電話→メール→LINE」の順で低くなるのではないかと見込んで導入したわけです。
やはりEメールよりやり取りのテンポが非常によく、また写真の送受信も容易ですしスタンプなどで堅苦しさも減少していき、思っていた以上に「距離感」を近づけることができたように感じています。
こちらのブログに、そんなやりとりの一部を書いていますのでよかったら読んでください。
そして、とっても嬉しいことに、あるお母さんからはこんなメッセージをいただきました。
これこそ、僕がお母さんたちに感じてほしいと思っていたことだったので、本当にうれしかったです。
お子さんの家での様子など、お気軽にどんどん教えてくださいね。(*‘∀‘)b
リンク付きメッセージも快適に!
カレッジテストの答案をすぐに閲覧できるようにしたシステムも好評でした。
ガラケーやEメールの設定によっては、URL付きのメールがうまく送信できなかったり、添付した画像が大きすぎて送れなかったりしたこともありましたが、LINEのおかげでとてもスムーズに配信することができました。
テスト中のお子さんの姿を撮影して同時に送ったのですが、こちらについてもこんな嬉しいメッセージをいただいています。
(T_T)うれしすぎる
学年別一斉LINEで宿題連絡などに活用
そして、今月の塾生保護者向け通信で、さらに新たなLINEの配信を始めたことをお伝えしました。
先月、保護者との連絡用として登録していただいた「塾生保護者専用LINE」とは別に、宿題連絡表更新の通知と合わせて「授業内容」についてこんなことしましたよーというコメントを添えて、「友だち追加」してくださった方に一斉配信するのです。
一斉配信と言っても、学年別なので、ご自分のお子さんについての情報だけが受信できます。
宿題連絡表の更新はだいたい当日の深夜に行っています。
そんな時間に通知を受け取っても寝ているかもしれないし、翌朝早くではお母さんたちは忙しくてなかなか目を通す時間がないかもしれません。
そこで、予約投稿のシステムを使って翌日の定時に配信することにしました。
家事が一息ついたころだったり、お仕事しているお母さんもお昼休みに携帯あけたら「あら来てる」という時間です。
まだ、今週始まったばかりのシステムですが、始まってどんな受け止め方をされるか気になっていたところだからこそ、本当に泣いちゃいそうに嬉しくなったメッセージをいただきました。
僕の方こそ感動しました(T_T)アザマス
塾内、特に授業のようすはとても見えにくいものです。
何を習ったのか、どんな点に注意して復習や宿題をやったらいいのか。
小学部では多くのご家庭でお子さんと一緒に宿題をされていると聞いています。
すると当然、授業でどう習ったのかを確認するためお子さんに聞くと思うのです。
しかし、先ほどのお母さんのLINEにもあったように、多くの子は説明をするのが苦手です。
もちろん、完全に理解していれば人にも説明できるはずという大人の理屈は分かります。
とは言うものの、まだまだ作文力育成中の子どもたちは、分かってはいてもなかなかうまく説明できないことがあるのです。
そのとき、「授業ではこういう流れで説明しましたよ」、「この部分はまだできなくても大丈夫です」「こういう点に注意して解きましょうね」という授業をした人間からの情報が入っていれば、より親子での家庭学習の一助になるのではないかと思いました。
保護者との連携が子どもの成長に大きく影響する
カレッジのホームページには以下のように記載している部分があります。
これは本当です。
お子さんの飛躍的な成長には、保護者だけでも塾だけでもだめ。
双方が連携を深めることによって最大の効果を引き出すことができると思うのです。
ですから、お母さん。
「どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。」は口だけではないのです。
そのためにLINEに移行したというのも、大きな理由の一つなんです。
お子さんのことで、一人で悩まずにぜひ話しかけてください。
スタンプも全然使っていいですよw
それではまた。
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