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2018.05
ブラックバイトと言われる塾業界でホワイトを目指している話
株式会社カレッジ
学習塾カレッジは、いっちょまえに「株式会社」です。
株式会社カレッジ
僕の肩書は、いっちょまえに「代表取締役社長」です。
たまに僕のデスクの上に置いてある郵便物の宛名にそう書いてあるのを見て、生徒たちは「すごっ!せんせい、社長!」と騒いでくれます。(´艸`*)
え?
正社員が何人いるかって?
僕一人です。
何か問題でも?
(*^。^*)笑
塾はブラックバイト?
こんな吹けば飛ぶようなちっぽけな会社ですが、カレッジの子どもたちのために力を貸してくださっているアルバイト従業員の皆さんに、気持ちよく働いていただけるようにいろいろ考えているつもりです。
塾でのアルバイトは、一部では「ブラックバイト」の代表格として揶揄されています。
☐ 時間外労働が多い。
☐ 休憩時間がない。
☐ シフトの融通が利かない。
☐ 急用、急病でも休めない。
☐ 帰宅時間が遅い。
なるほど。
これがすべてあてはまれば「真っ黒」と言わざるをえませんが、すべてではなくても「複数」あてはまるようであれば、現代のご時世では「ブラックバイト」と呼ばれても仕方がないかもしれません。
休憩は外で
カレッジでは、例えば木・金曜日、それから日曜日の中学部対策授業など、15時から22時までの出勤になる場合などは、必ず途中で45分の休憩をとっていただいています。
スタッフの皆さんには「外に出て休憩してください」と伝えています。
カレッジは学習塾ですから、子どもたちがいます。
子どもたちにはあまり「休憩」の概念が理解されません。
あの先生は、ここに座っているのになぜ相手をしてくれないの? なぜ質問に答えてくれないの?
冷たい先生。
嫌い。
こうなりかねません。
外で何をしているのかは知りません。笑
自分からしゃべりだすなら別ですが、こちらから聞くべきではないと思いますし、完全に自由な時間を過ごしていただきたいと思っています。
図書館に行かれる方もいらっしゃれば、喫茶店やコンビニのイートインでゆっくりしている方もいらっしゃるみたいです。
退勤時間は生徒とほぼ変わらない
帰宅時間が遅くなることは、塾のアルバイトではなかなか解決しがたいところです。
カレッジも中学部開講当初は、先生たちに「生徒が全員帰る22:30まではいていただきたい」と伝えていました。
しかし、講師の先生たちの多くは大学生で、人によっては「翌日1限から授業が…」ということもあり得ます。
一度そのような相談を先生から受けたとき、なるほどと思いました。
その5秒後、僕の頭の電球が光ります。
「残っている生徒の対応は、僕がすれば解決やん。」
その時から、先生たちには22時には帰っていただくようにしました。
授業終了が21時55分なので、ほぼ生徒たちと同じタイミングで帰っていただいています。
気になることがあったり、勉強とは別のことで対応を要することがあれば授業中に僕に報告してもらうようにしています。
事後報告を受けてからの後日対応よりも、その場で指導できた方がより効果的ですし、授業後の「指導報告書」的なものを省略でき、先生たちも早く帰れるので一石二鳥です。
「ペットがなくなったので今日は休みます」は許される?
急に体調を崩すことはあることです。
病は気から。
社会人は風邪ひかない。
そんなふうに常日頃から自分を律しておくことは大切ですが、体調を崩してしまったものはしかたがありません。
カレッジでは、雇用契約書に以下のように明記しています。
労働者が忌引きや体調不良など突発的かつやむを得ない欠勤を希望する場合は、使用者はこれを受理する。使用者は当該労働者の代わりとなるスタッフを用意する。他の労働者はなるべくこれに協力する。
でも欠勤については、経営者によって考え方はまちまちですね。
以前、ある塾の先生がこんなテーマをFacebookで投げかけました。
「ペットが亡くなったので今日は休みます」はどこまで許される?
実際にその先生の教室であった出来事だそうです。
そこにはたくさんのコメントが寄せられていました。
「なし」という意見も散見できます。
僕のコメントは「あり」でした。以下はその時の僕のコメントです。
体調不良も含めて急な欠勤はあるものだと思います。
僕らと同じ責任感をアルバイトの方に持っていただけたら最高ですが、強要はできません。
うちでも急な欠勤はあります。でもそれに対応するのが僕らの仕事でもあると思います。
そういう事態に備えて、常に自分が動ける状態にしておくことが望ましいと思っています。
が、人手不足が深刻すぎて苦しいところですね苦笑とにかく、「おかげさま精神」を失ったら個別部門は終わると思ってやっています。
アルバイトの方に気持ちよく働いていただくことが、塾を守り生徒を守る上での最優先事項と考えています。この前死にかけて、ますますそう思いました。苦笑
アルバイトさんに限らず社員さんに対しても経営者はそのようにあるべきかなと。
※「この前死にかけて」というのは、この直前に救急車で運ばれる出来事があったのです。苦笑
この教室の塾長先生は、この日はご自身が代わって授業をし、翌日の授業も他の先生方と協力して休めるようにしたそうです。
その結果、休んだ先生のご家族の皆さんも感謝してくれたそうです。
「ペットの存在は、家族の域なのですね。」という塾長先生の言葉がとても印象的です。
きっと、この休んだ先生は、ますます教室のため、生徒のために頑張ってくれるのではないでしょうか。
カレッジはスーパーホワイト?!
うちでアルバイトしてくれている先生が、以前カレッジのことを「スーパーホワイト」と言っているのを聞きました。
ブラックの正反対です。(*´з`)b
経営者として、従業員に言ってもらってこんなにうれしい言葉はありません。
ますます先生たちに気持ちよく働いてもらえる環境を整えて「ホワイトすぎて透けて見える」と言わせたいと思います。笑
というわけで、絶妙な流れで「講師募集」です。( *´艸`)
それではまた。
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