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2023.05
愛教大附属岡崎中の学力テスト結果!~附属小からの内部受験と他小学校からの外部受験にまつわる通説~
一足早く1学期の定期テストが行われた愛教大附属岡崎中1、2年生の順位や平均点も記載された成績個票が学校で配布されました。
まだ、全員分の個票を確認できていませんが、得点状況が比較的「だんご状態」になりがちと言われる中1最初の定期テストで、それぞれが健闘してきてくれました!
中でも、特筆すべき活躍を見せてくれたのが、学年2位と3位を獲得してきた本科生です!(^O^)/
愛教大附属岡崎中1年「学年2位」「学年3位」獲得!
二人は小1からカレッジで頑張り続けてくれている子たちです。( *´艸`) 写真は小1当時♡
今回、トップクラスの成績を取ったこの子たちを、「頭がいいから」で片づけるのは彼らに失礼です。
彼らは、小1から今までずっと「頑張り続けてきた」のです。
鬼のような宿題も(時にはモンクを言ったこともあるでしょうが)着実に乗り越え、定期的に行われる小学部カレッジテストでも好成績を目指して努力し続けてきました。
きっと無学年で進むスタイルで低学年でも高学年の内容をやっている友人の話も耳に入ったことがあるでしょう。
でも、それに動じず、カレッジ小学部の「現学年の完全定着」を信じて、こつこつと積み上げ、時に深掘りして応用に取り組みながら、強固な「土台」を築いてきたのです。
チラシの文言通り、たくましく伸びていってくれています。( *´艸`)
そして、カレッジの子たちから聞いたところによると、1位の子は附属小出身とのことです。
つまり、1位、2位、3位を附属小出身者が独占したことになります。
これは、「おおっ(´⊙ω⊙`)!」です。
何が「おおっ(´⊙ω⊙`)!」なのか、ピンとこない方が圧倒的多数だと思いますので、すこし説明をします。
愛教大附属岡崎中の「内部」と「外部」にまつわる通説
愛教大附属岡崎中学校の1学年の人数は144名です。
ただ、附属岡崎小以外の子が受検(通称「外部受検」)して、144名合格できるわけではありません。
「定員144」から「附属小から進学してくる子たち(内部生)」を引いた残り枠が「外部受検合格枠」となります。
💡定員144-附属小からの進学者数(内部)=外部合格枠
つまり、外部の子たちは、こうした少数枠を勝ち取り突破してきた子たちとなります。これが「ツワモノ」と呼ばれるゆえんです。
※今年(令和5年度)についていえば、かなり多くの子がそのまま附属中へ進学したとの話を生徒や保護者からも聞いていますので、外部の子たちは「そうとうなツワモノ」と認定してもよいのではないでしょうか。( *´艸`)
そうでなくても、やはり毎年「外部はツワモノ」という話は、子どもたちからもよく耳にします。
上の図は、ここまでの説明を模式的に表したものですが、入学後の成績の「順位」ついてもこれに近い傾向(外部の子たちが上位に君臨)になることが多いというのが「通説」です。
その上位層のうち、トップ3を附属小出身者が独占したというのは、歴史を変えた級の出来事というわけです。(´⊙ω⊙`)大げさ?笑
群雄割拠の戦国時代到来(^O^)/?!
1位の子については、内部ということ以外どんな子か確認していませんが、カレッジのあの2人を上回るとは実にすごいです。1位獲得、おめでとう!ライバルがいてこそ成長します。共に頑張りましょう!
なお、4位は外部の子だとか。
やはり、他の外部の子たちもこのまま黙ってはいないはず。( *´艸`)
そして、内部・外部問わず、同級生のこうした頑張りに触発されて悔しい思いをした子たちが、虎視眈々と下克上を心に誓って動き出しているかもしれません。
例年、内部の子たちが尻上がりに成績を伸ばしていくのは、まちがいなく外部の子たちの刺激を受けての相乗効果があると思っています。
はじまりは逆になりましたが、たくさんの「眠れる獅子たち」が目を覚ます今後、競い合い高めあう極めて建設的な戦国時代が始まりそうです。(^O^)イイコト!
言い続けた「外部受検するつもりで」
カレッジの小学部は、愛教大附属岡崎小の子たちがかなり多いです。学年別にみるとそれぞれ9割(または10割)が附属小の子です。
彼らが附属中に進学する場合、いわゆる「内部」になります。
僕は、先ほど説明したような「通説」を、生徒や保護者から耳にたこができるくらい聞いていますし、事実そのような傾向になることが多いことを実際の生徒たちの状況から把握しています。
だからこそ、僕は開塾以来、ずっと言い続けていることがあります。
それは「全員が外部受検するつもりで勉強すること」という話です。
「内部の子は、入試に受かるか落ちるかで言ったら、受かる。でも、特に準備せずに進学したら、受かった後で地の底に、落ちる。(‘Д’)」
そんなすこし過激な言い方をしたこともありますが、もちろん「だから」と続くのです。
「先」を見て準備をしなければ、準備をしてきた子たちに必ず思いっきり遠くに行かれてしまいます。
本科生は11月までに6年生の内容を終え、そのあとは外部受検する子たちと同じように激熱の入試対策をしています。
徹個生も、冬期講習では本科生の授業時間分と同程度のコマ受講をしてもらって過去問演習や類似問題での復習を重ねています。
それをやっても、これまでの蓄積分があるので思った結果にならないこともあるかもしれません。
でも、これらの入試対策すらしなかったら、もっと大変な目に遭っていたでしょう。
ちなみに、これは附属中を受検しない予定の子にも同じように話しています。
附属中で外部合格するくらいのつもりで勉強して十分な基礎学力を身につけて中学に進学すれば、きっとその進学先で上位が狙えるはずだからです。
附属中の順位のイメージ
附属中からは、学区内公立トップ校である岡崎高校に30~40名前後の生徒が進学します。(もちろん年度によります)
また、岡崎市および幸田町の中学校で共通問題で行われている実力テスト「岡崎学力テスト」の結果(得点とそれぞれの順位)から推測すると、附属中の上位30~40位くらいの成績を取れることは、市内の他の公立中学校のベスト10に入れる学力があるとみてもよいかと思います。
カレッジは専らトップ校ばかりをターゲットにした進学塾ではありませんので、冒頭で紹介したような学年トップクラスの子から、上位も狙えそうな中位にいる子、まずは平均点をクリアすべく頑張っている子など、各学年にさまざまな子がいます。
低めの順位になってしまった場合は、現段階ではまず全体の中での順位に気を取られ過ぎないことが大切です。
低めの順位で「自分はこれくらいのレベル」などと、本来努力次第でいくらでも動く「ポジション」を自ら固定してしまうのはよくありません。
それから、自分の成績をみて、次の目標設定をしないのもよくありません。
それぞれが、各自の短期目標を着実に積み上げ、前回の自分との比較で、その努力を自己評価してほしいし、保護者の皆様もぜひそうしてあげてください。
(なお、学期、学年が進んでくると内容が難化し範囲も広くなるため「得点」は下降する可能性が高いです。偏差値が出ない学校のテストでは、「得点」ではなく「平均点との比較」や「順位での比較」で状況の推移を確認していただければと思います。)
それではまた。
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