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令和元年度(2019年度)愛知県公立高校体験入学日程一覧 | 学習塾カレッジ塾長 エッセイブログ

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2019.05

令和元年度(2019年度)愛知県公立高校体験入学日程一覧

 

令和元年度(2019年度)も、例年にもれず愛知県内150の公立高校で中学生(受験学年)を対象とした「体験入学」を実施します。

 

 

多くの中学校では、希望者を取りまとめて学校から申し込みをするため、個人的に申し込みをすることはないと思いますが、受験生の皆さんはそれぞれ通っている塾の「夏期講習」などの日程のこともあるでしょうから、以下のリンクで実施校および体験入学日程一覧を確認しておきましょう。

 

 

【西三河】主な高校の体験入学実施日程(抜粋)

※高校名(五十音順) 体験入学日程

 

安城高校 8月6日(火)午前

安城東高校 8月23日(金)午前

岩津高校 10月19日(土)午後

岡崎高校 8月1日(木)午後

岡崎北高校 8月7日(水)午前・午後

岡崎工業高校 8月6日(火)7日(水)ともに午前 ※中学校によって日程が振り分けられます。

岡崎商業高校 8月20日(火)午前 

岡崎西高校 8月21日(水)22日(木)ともに午前 ※中学校によって日程が振り分けられます。

岡崎東高校 8月3日(土)午前・保護者向け/10月12日(土)午前・生徒向け

刈谷高校 8月2日(金)午前

刈谷北高校 7月31日(水)午前

幸田高校 8月2日(金)午前

知立東高校 8月7日(水)午前・午後

豊田西高校 8月9日(金)午前

西尾高校 8月6日(火)午前

西尾東高校 9月28日(土)午前

 

 

 

体験入学は「何校」いくべきか。

 

過去に担当した生徒から「担任の先生が『10校は行くように』って言っていたんですが」と相談をされたことがあります。

 

 

当然ですが、そんなに行く必要はありません。

 

 

10校も行く必要がない理由など書く気にもなりません。(^_^;)

 

 

 

0校もよくありません。

 

 

たまに「兄姉が通っててだいたい雰囲気は聞いているんで」と「知っているから行かない」という子に出会うことがありますが、伝聞のみで対象を悟った気になることは明らかにイマイチな行動と言わざるを得ません。

 

 

やはり一度は自分で足を運び、校内に入り、その高校を「感じて」きてほしいと思います。

 

 

 

1~2校という子も多いのですが、個人的にはこれもあまり推奨できる校数ではありません。

 

 

1~2校に絞り込んで体験入学に参加する子は、多くの場合、夏の段階で自分が受けるであろう高校を「決めてしまっている」ケースが多いです。

 

 

もちろん、結果として、良くも悪くも夏に「決めた」高校のままになることもあるかと思いますが、夏からの受験勉強の取り組み方次第では「現状」から想定していたよりも上にも下にも受験校が変動する可能性もあります。

 

 

毎年、進路面談をしていて第一志望校は尊重しつつ、それが少しリスクをともなう受験校選びだった場合に多少安心できる第二志望校を提案をすることがあります。また、逆に夏以降の成績の伸びが著しくさらに上位の高校を提案することも。

 

 

※愛知県では公立高校を2校受験できます。(詳しい入試制度は下のリンクをどうぞ)

 

 

 

 

そういった「夏の想定」に変動が生じた場合、2校しか体験に行っていないと「え?その高校はどんな高校なんですか?」という質問が十中八九の確率で返ってきます。

 

 

進路面談をする時期には、当然、体験入学も終わっていますので、高校のHPを見たり、(先ほど僕がイマイチと切り捨てた)伝聞によって情報を得たり、ひどいとネット掲示板の書き込みで学校の良しあしを判断したりという事態が起こります。

 

 

だから、2校限定体験は微妙だと思うのです。

 

 

では、何校いくべきか。

 

 

「ズバリ4校」だと僕は思います。

 

 

成績だけで志望校を決めるべきではありませんが、そもそも「どんな高校か」を知りに行くための体験ですので、まずは現状の成績を高校選びの材料にしてもよいかと思います。

 

 

「現状」を基準にして、そこから想定される2校と、その上位校、その下位校を1つずつ。

 

 

 

結果、思い込んでいた志望校が別の高校に変わるかもしれません。

 

 

それは必ずしも上位校でなくともよいと思います。上の図表でいえば、「下プラス」の高校に、もしかしたら「自分が心から打ちこみたいと思えるもの」があるかもしれません。

 

 

現状の成績を基準にはするものの、成績だけで志望校を選ぶような視野の小さい受験はしてほしくないというのが個人的な願いです。

 

 

 

岡崎西高校を受ける可能性がある場合に、必ず体験に行っておきたい高校。

 

岡崎西高校は、例年岡崎市内の高校でもっとも倍率が高い(受験者が多い)人気校です。

 

 

しかし、岡崎市の中学生を悩ませる一つの問題があります。

 

 

それは、「岡崎西高校と組み合わせて受ける高校どこにしたらいいの問題」です。

 

 

 

 

上の記事の最初に出てくる一覧表をご覧になるとお分かりいただけるように、岡崎市在住の中学生が岡崎西高校を第一志望とした場合の「もう1校の公立高校」選びは非常に悩みます。

 

 

当然ながら、通学時間等も考慮して受験校を選ぶ必要がありますので、Aグループの高校に設定されている岡崎西高校と組み合わせる「もう1校」は、Bグループから選ばなければなりません。

 

 

そういった「距離」を考慮してBグループの中から高校をチョイスすると「岡崎北・安城東・幸田」の3校くらいに絞り込まれてしまいます。

 

 

 

さらに、一般的には第二志望校は「第一志望校よりも安全に合格できる高校」を考えます。

 

 

すると、この段階で「岡崎北」が第二志望の選択肢から消えます。

 

 

 

岡崎西高校-安城東高校

 

 

という組み合わせで受ける子もいますが、いずれの学校も少し余裕がある学力の子でなければ両方とも不合格になってしまう可能性もあります。

 

 

 

すると、残された選択肢は幸田高校です。

 

 

幸田高校は、進学コースもあり決して進学絶望校ではありませんが、(客観的事実を言えば)岡崎西高校を射程圏内に収めている学力の子からすると少々落差が大きいと言わざるを得ません。

 

 

ですから、岡崎西高校を第一志望校とする子で最近とても増えてきていると感じるのが、「岡崎西高校単発受験」です。

 

 

つまり、公立高校は岡崎西高校1校しか受けず、不合格であったなら私立高校に進学するという選択です。

 

 

最近の私立高校の設備や環境の充実ぶりは目覚ましく、僕は正直この選択はアリだと思っています。

 

 

しかし、ご家庭によっては「公立高校」への進学を大前提に受験校を選ばれている方も多く見えます。

 

 

 

・・・岡崎西高校が第一志望。

 

 

幸田高校以外で岡崎市民が通える範囲の公立高校。

 

 

1つあります。

 

 

岡崎東高校です。

 

 

岡崎東高校は「普通科」の高校ではなく、「総合学科」の高校なので先ほどのリンク先の高校一覧では、成績に関係なく一番下の「県内全域」枠に載せています。

 

 

ただ、合格者平均偏差値は「51.1(H.28)」で、岡崎西高校を第一志望校とした場合の「もう1校」としては絶妙な場所にいます。

 

 

 

進路面談で、岡崎西高校を第一志望とする子の第二志望校として岡崎東高校の名前を挙げることがよくあるのですが、岡崎市の中でもだいぶ中心を離れた位置にあるためか、また普通科ではないためか、「まったく検討していなかった」という反応も多くあります。

 

 

そうなのです。

 

 

普通科ではないからこそ、きちんと説明を聞きにいっていただきたいのです。

 

 

 

岡崎東高校は、三河学区で唯一体験入学の中に「生徒向け」とは別に「保護者向け」という日程を設けている学校です。

 

 

「総合学科」って何するん?

 

 

進学型総合学科」って何?

 

 

という方も、おそらく多く見えると思います。

 

 

ぜひ、自ら高校に足を運ばれて説明を聞きに行かれることをおすすめいたします。

 

 

 

それではまた。

 


 

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執筆者の紹介

西川 賢

西川 賢(Ken Nishikawa)

株式会社カレッジ代表取締役
学習塾カレッジ塾長

慶應義塾大学 通信課程 文学部 第1類在学中。
真面目なのかふざけているのか分からない、忖度ひかえめなピリ辛スパイスがちょっとくせになる「教科書が教えないリアル」は、塾長の優しさとおふざけと強い信念がつまったエッセイブログです。月に1回程度のアップでも、おかげさまで年間PV200万😊
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