「くせにする」学習習慣をつけるために小学生に話していること。 | 学習塾カレッジ塾長 エッセイブログ

カレッジでは「毎日」の宿題が出ます。

一週間の宿題が「宿題連絡表」に載り、プリントと一緒に授業のときに渡されるのです。

これまで僕もたくさんの宿題を出してきました。

いろんな目的の宿題

次回の授業で扱うから事前に解いてきてほしいという予習タイプのものや、今回の授業で習ったことの定着を目的とした復習タイプのもの。

テストの間違い直しや、課題忘れのペナルティ。

勉強そのものとは関係なしに、「自分のいいところ」を3つ以上書けるようにしておいで、という自己肯定感を高めることを目的としたものなど。

主に反復練習を題材に、習った内容の定着、つまり勉強が「できる」ようになることも宿題の大きな目的ですが、僕はいまカレッジで子どもたちに出している宿題については、最大の目的を「学習習慣をつけること」と位置付けています。

子どもたちには「学習習慣」とか言ってもピンとこないようです。

だから、僕は「くせにする」と説明しています。

「くせにする」の話

たとえば、

首をかしげちゃうくせ。

前髪をかきあげるくせ。

びんぼーゆすりするくせ。

みんなにも何かくせがあるかもしれないね。

だからきっと分かると思うけど、

もうくせになっちゃっうと、それをやろうと思ってやっているわけじゃないよね。

何も考えなくても「思わずやっちゃう」のが、くせ。

「習慣」ていうのは「くせ」にすること。

今は、勉強って大変だなー

やりたくないなー

ってこともあるかもしれない。

でも、それが「くせ」になっていれば、

そんなこと考えなくても自然と、気づいたら机に向かってる。

それがあたりまえだから、何もきついと思わない。

そして、気づいたらめっちゃ成績も上がってる！

こんなに最高のくせは、なかなかないよー(*‘∀‘)b笑

たしかに、

くせになるまでは、無理してでもやらなきゃいけない。

しかも、それを続けなきゃいけないから

ちょっと大変だなー、やりたくないなーって思う日もあるかもしれない。

でも、それを乗り越えて！！

くせになるまでどれぐらいかかるかは人それぞれだから分からないけど、

ちゃんと「毎日」続けていたら

いつのまにか、勉強することが「あたりまえ」になってる。

だからしばらくは、「毎日」勉強することが大事。

みんなで、勉強をくせにしよー！！

あたりまえたいそう

♪ ひとやすみしたら

♪ つくえにむかう～

クセです♪ (*^-^*)

あたりまえたいそ～♪ ♪

毎日へのこだわり

もちろん、体調不良でできなかった日があったり、用事があって、どうしてもできない日があり数日分まとめてやるということもあるかもしれません。

いや、それでも必ず「毎日」やりなさい。

…なんて柔軟性のないことは言いません。

でも、目的が「習慣」を作ることなので、原則的には「毎日」やるようにしてほしいと思っています。

一週間分、まとめて どぅりゃあ！ とがんばっても、やれないことはないかもしれません。

でもでも、やはりそれでは「習慣」になるのはだいぶ先のことになると思うのです。

調子がいいと、こりゃ明日の分もイケるぞ！？よ～し！！って日もあるかもしれません。

でもでもでも、今は、今の段階は、「習慣」作りが最大の目的だから！

本当は悪いことでは全然ないと思うんだけど、しばらくは「毎日」にこだわって、明日の分は、明日やってほしいな～。(; ･`д･´)ｷﾓﾁﾊｳﾚｼｲｿﾞ!!

今日、お迎えに来たお母さんに「ちゃんと宿題がんばってるみたいですね」と話しかけると、お母さんはニコっとしながら、「くせにするんだもんね！」と本人に声をかけていました。

少し はにかみながら「うん」とうなずくその子のようすを見て、僕が話したことが、ちゃんと伝わってるって感じて、すごくうれしくなりました。

くせになるまで

きっとしばらくは大変だと思うけど、いっしょにがんばろうね。

それではまた。

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