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エッセイ「教科書が教えないリアル」

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愛知教育大学附属岡崎小ワークテスト | 学習塾カレッジ塾長 エッセイブログ

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13

2018.01

愛知教育大学附属岡崎小ワークテスト

愛教大附属岡崎小学校

 

カレッジ小学部に通う子の8割は愛教大附属岡崎小の子たちです。

 

 

そんな愛教大附属岡崎小には、小5・小6になると配布される副教材があり、その副教材を出題範囲として、定期的に「ワークテスト」と名付けられたテストが実施されます。

 

 

これは、いわゆる小学校の単元ごとのテストとは異なり、どちらかと言えば中学校の中間・期末などの定期テストに近いものです。

 

 

たとえば、今回の5年生のテスト範囲は、各教科43ページの4教科合計172ページに及ぶなかなかの分量でした。

 

 

さらに、附属小は担任の先生の研究テーマに基づいて多くの授業が行われています。

 

 

言い換えると、教科書内容の授業はあまり行われていないということです。(一概にすべてのクラスが、というわけではありませんが。)

 

 

それでも授業で習ったかどうかとは無関係に「ワークテスト」は実施されます。

 

 

子どもたちの話によると、「ワークテスト」と聞くだけで、多くの子たちが眉間にしわを寄せて「うげー」と悲鳴をあげるそうです。

 

 

そんな「うげー」な「ワークテスト」ですが、カレッジの子たちは眉間にしわも寄せませんし「うげー」とも言いません。

 

 

ワークテスト対策

 

僕自身もワークテストの範囲は意識して授業は進めていますし、同時期に行っているカレッジテストも、なるべくワークテストと範囲が重なるようにしています。

 

 

ですから、カレッジテストの範囲を繰り返し勉強している彼らには、それがすでにワークテストの勉強にもなっているのです。(逆に、準備万端と慢心して直前に遊びほうけていたり、テスト中に見直しを怠ったりしないか心配です。笑)

 

 

事実、多くの子がガッツリ平均点を大幅に上回る結果を出してきます。

 

 

彼らが結果表を嬉しそうに見せてくれると、僕は必死に「これで満足したらあかんぜよオーラ」を出しながらも、心の中ではよっしゃーを連呼しながら結果表をコピーしています。笑

 

 

小学校ではめずらしい「教科別平均点」

 

 

学校から配布される結果表には、教科ごとの「平均点」が書かれています。

 

 

それを見ると「なかなかやるなあ」と率直に感じます。

 

 

教育大学の附属小学校という特性上、教科書の内容は必ずしもきちんと習っているとは限らないのです。

 

 

それでも自学のペースメーカー的役割も兼ねているワークテストには、授業実施の有無にかかわらず容赦なく出題されます。

 

 

こういう事情を踏まえて平均点を見ると、「なかなかやるなあ」という感想にたどり着くのです。

 

 

範囲の広さや、選ばれた問題の難易度を考えるとなかなか高めの平均だなあと。

 

 

でも、カレッジの子たちはその「高め」のさらに「高め」をいきます。

 

 

今月の塾生保護者向け通信にも掲載しましたが、附属小ワークテスト(2017年11月下旬実施)の塾生平均と学校平均を比較してみました。

 

 

もう一度言いますが、この学校平均を出す附属小の子たちはとても立派です。

 

 

その上をいくカレッジの子たちが、相当すばらしいのです。

 

 

『魁!!男塾』の伊達臣人なら、こう言ってると思います。

 

 

 

「学校平均」にはもちろんカレッジの子たちも含まれているので、塾生と塾生以外という完全な比較はできません。

 

 

テストを受けた子の人数が正確に分かれば、合計・平均・個数がそろうので、小5の授業でどうやって「カレッジの子たち以外の平均」を求めるかを考えさせても、リアルないい勉強になったなあなんて思うけど残念です。

 

 

学年人数は分かっても、全員受けたかどうかが不確かなのです。

 

 

読む人によってはイラっとすることを書いているかもしれませんね。苦笑

 

 

断っておきますが、カレッジの子たち自身は自分の高得点を鼻にかけて人を見下すようなことは一切していません。そんな子たちではないのです。

 

 

事実、頑張っているのだから、もう少し調子に乗ってもいいのに、と思うくらいです。笑

 

 

というわけで、僕がかわりに偉そうに言っているわけです  …Σ( ゚Д゚)エッ!!

 

 

カレッジの生徒を誇りに思う

 

僕には胸を張って断言できることがあります。

 

 

カレッジの子たちは、ものすごく勉強しているということです。

 

 

今回の総合平均点+40は、日々の積み重ねが生んだ、必然の結果です。

 

 

今回の得点で満足かと聞かれれば、満足ではありません。

 

 

個々に見ていくと、もっと取れたであろう教科やもったいないミスがまだまだあるからです。

 

 

僕は、彼らを誇りに思います。

 

 

だからこそ手を緩めることはありません。

 

 

勉強を通じて、内面からあふれ出すような「自信」を手にしてほしいのです。

 

 

そのためには、人の何倍も努力している事実と自覚、そして小さな成功の積み重ねが大切だと考えています。

 

 

彼らは本当に努力しています。

 

 

だから、小さな成功をいっぱい、いっぱい経験させてあげたいと思います。

 

 

2018年

今年も一緒にがんばることを約束します。

 

それではまた。

 


 

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執筆者の紹介

西川 賢

西川 賢(Ken Nishikawa)

株式会社カレッジ代表取締役
学習塾カレッジ塾長

慶應義塾大学 通信課程 文学部 第1類在学中。
真面目なのかふざけているのか分からない、忖度ひかえめなピリ辛スパイスがちょっとくせになる「教科書が教えないリアル」は、塾長の優しさとおふざけと強い信念がつまったエッセイブログです。月に1回程度のアップでも、おかげさまで年間PV200万😊
毎日生徒と向き合っているからこそ生まれる「リアル」を、人間味たっぷりに綴ります。不定期更新なので、通知が受け取れるLINE登録がおすすめです。

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