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【全国学力調査】なぜ秋田は転落し福井は生き残るのか。 | エッセイ「教科書が教えないリアル」

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07

2019.05

【全国学力調査】なぜ秋田は転落し福井は生き残るのか。

category: エッセイ

前回の「全国学力調査」についての記事の続編になります。

 

 

「秋田県」や「福井県」が学力テストで毎年全国1位、2位を独占し続けています。

 

しかも、この両県は通塾率が低いので、何か特殊な学校教育が行われているのでは、と注目が集まり「秋田にならえ!福井に学べ!」と、その現場を視察し教育方法をまねる地域が増えています。

 

埼玉県で学校の教員をしている僕の旧友の学校は、秋田県の先生を講師として招きその指導方法を学ぶ勉強会が行われたと言っていました。

 

 

秋田県や福井県は、学校の「宿題」に特色があります。

宿題は宿題でも、秋田県と福井県ではその内容は大きく異なるようです。

 

 

秋田県式「家庭学習ノート」のメリット

 

秋田県では、宿題専用の「家庭学習ノート」というものがあります。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、全国学力テストで連続トップになって有名になり、販売されるようにもなった「秋田県式家庭学習ノート」です。

 

 

 

秋田県内のほぼ全校で実施されている「家庭学習ノート」は、自主学習をしたことをびっしり2ページ以上記録して提出することが毎日義務付けられています。

 

提出をしない場合は、放課後に居残りをしてノートを完成させなければいけません。

 

 

宿題がないとまったく勉強しない子が出てしまうのは、容易に想像できる現実です。

だから、例外は認めない強い姿勢で、全員に毎日の「義務」を遂行させていくのでしょう。

 

問題を解いてそれを2ページ分書いていってもいいみたいですが、どうも評価が高いのはそういうのではなく、「カラフルなペンで文字を装飾して、イラストまでつけてノートを完成させる」タイプの「ノートまとめ」みたいです。

 

すると保護者も先生もたくさんほめてくれる。

これが本人のやる気を引き出し、毎日楽しんで勉強するようになる。

 

これは、小学生や家庭での学習習慣がない子には、その習慣をつけさせる意味でとても有効だと思います。

そして、それが全体の「平均値を上げる」ことにつながっているのでしょう。

 

 

これは避けたい「得点力がつかない勉強方法」

 

カレッジの塾生・保護者の皆様はもうお気づきだと思いますが、この「ノートまとめ」は 僕が「無意味な作業」と言ってバッサリ斬り捨てている勉強方法の一つですね。(^_^;)

 

カレッジの高校入試説明会の資料には一部のページで「得点力がつかない勉強」を掲載しています。

 

 

こうしてみると「秋田県式家庭学習ノート」と一部モロかぶりでもあります。。。苦笑

 

秋田県がそれで平均値を上げたと聞いても、「ノートづくりは無駄」という考えは微動だにしません。

だから、秋田県式「家庭学習ノート」の購入へのリンクも貼りません。(。-`ω-)ツヨキ

 

 

秋田県式「家庭学習ノート」のデメリット

 

秋田県のこの「ノート制作」にこだわった宿題管理体制には、大きなデメリットがあります。

それは、「できる子」や「伸び始めた子」がつぶされてしまうということです。

 

この「家庭学習ノート」のルールは、先ほどお伝えしたように「毎日2ページ以上を提出」ですが、もう一つ、やっかいな鉄の掟があります。

 

「家庭学習ノート」以外に書いたものは家庭学習として認めない

 

つまり、別の用紙やプリント、問題集に直接書き込まれた勉強は、家庭学習の宿題として認められないというのです。

 

一部の生徒や保護者が「ノートに書いたもの以外も宿題として認めてほしい」と直訴したそうですが、「その日にやったかどうか分からない」という理由で却下され、この鉄の掟が曲げられることはなかったそうです。

 

カレッジの中2に暗算能力が非常に長けていて「連立方程式を暗算で解ける」というツワモノがいますが、答えしか書かない彼が2ページ分真っ黒になるまでノートを書いてこいと言われたら、かなりシンドイ思いをすることになります。苦笑

 

 

伸びる子は、それぞれ自分に合った最適な勉強方法を持っている場合が多いです。

 

それは多くの場合、ノートを埋めることではありません。

伸びる子は、参考書を写してまとめるよりも、たくさんの問題を解くことをくり返す方が力になることを知っています。

 

 

こういう「とにかく書く宿題」は「学習習慣をつけさせたい」というのが目的ではないかと思います。

だからこそ、その習慣がもう十分についた子には、苦痛に感じる強制力となっているのではないでしょうか。

 

この強制力が、平均値を高めたかわりに、伸びる芽を摘み、飛び立とうとする者の足をつかんでいるような印象です。

 

 

前回の記事で示したように、中学時代の学力テストで1~2位に君臨していた秋田県が、4年後の大学等進学率では34位になり、日本一の転落幅を記録しているのは変えようのないリアルです。

 

なんだか秋田県批判のようになってしまいましたが、決して全否定ではなくこれに見事にハマって成績を伸ばしている子もきっといるのでしょうから、その子たちはこの方法で頑張り続けてほしいと思います。

 

事実、ノートのおかげで秋田の小学生たちは立派に学習習慣がついていると思います。

だからこそ、学習習慣のついた中学生では少し強制力をゆるめてもいいのでは?と、遠く秋田県の中学生を思いつぶやかせていただきます。 (*’ω’*)

 

 

福井県の宿題は「ノートまとめ」ではなく「解くタイプ」

 

一方、福井県は大学等進学率でも例年10位前後に位置付けています。

 

福井県知事が「福井の宿題は日本一多い」と豪語するほどで、教材のプリント類も教員がログインして自由にダウンロードできるサイト「教材研究支援システム」があり、そこから無尽蔵とも言える大量の宿題が出るのです。

 

「ノートまとめ」ではなく、「問題を解く」タイプの宿題ですね。

 

これはカレッジが推奨している勉強スタイルと一致します。(*^。^*)ノビル!!

 

福井県内には全国的に最難関と呼ばれる私立中学高校はありません。

にもかかわらず、あれだけの高い数値と大学進学率を残せるのは、こうした小中学時代からの問題を解くことの積み上げがあってこそなのではないかと思えます。

 

福井県おそるべしです。

中学での通塾率も低い(53.9% 38位/47)中で福井県のこの「学校力」は 事実上「最強」なのではないかと直感しています。(全都道府県の公立校の状況を把握しているわけではありませんが。)

 

 

ちなみに、福井県は教室と廊下の間に壁や窓がない学校が増えているらしいです。

 

 

授業をしている教師を、他の教師が廊下で見学したり、集中していない生徒を見つけて注意したりする協力体制が確立されているのも、すばらしい点の一つではないでしょうか。

 

ちょいちょい結び付けて申し訳ないですが、カレッジも教室に壁がありません。パーティションはありますが。

 

授業の声が自習室に聞こえて気にならないかと言われたら、気になることも多々あるでしょう。

 

でも、完全な静寂の中でしか集中できないようではだめですよね?

なぜなら、試験会場ですら多少の物音は響き渡りますし、完全な静寂の空間など世の中にはほとんどないからです。

 

よって、「集中力も鍛えられる自習室」として、ある程度の「音」がある中でも集中できる力を養います。

 

これが僕が生徒たちに話している壁がないことの言い訳です。笑笑

 

 

元 福井県民に聞いてみたリアル。

 

福井県が学力・体力ともに全国トップレベルである理由を考察したある記事にこんなことが書かれていました。

 

 

福井県の学校では、

・登下校のとき、校門で学校に向かって一礼する。

・掃除のとき、持ち場の前で正座黙想をしてから掃除を始める。

 

Σ( ゚Д゚) すげえ!

 

そして、記事はこうしめくくられています。

 

「一礼や正座黙想で自分の行動を見つめることで、自身の内に潜む「稚心(子どもっぽい心)」に気がつく。これらも「稚心を去る」ための手段だったのだ。

こうして「稚心」を去った生徒が、毎日2時間も勉強すれば、「稚心」を持ったまま10時間も詰め込み勉強をさせられた生徒以上の学力を持てることを福井県の実績は示している。同時に部活を続けることで、日本一の体力も養っている。」

 

 

へぇ~、こうやって生活の中でも礼節を大切にしているとちがってくるものなのかなあと感心していたとき、幸学館の伊藤先生(元同僚)が福井県出身だったことを思い出し、このことについて聞いてみました。

 

 

「福井県て、みんな校門で学校に向かって礼をするんですか?」

 

 

伊藤先生は自信満々に答えました。

 

 

いや、しないっす。

 

 

Σ(; ・`д・´)

 

 

 

「えっ、じゃあ正座黙想してから掃除っていうのは?」

 

 

何すか?それ。

 

 

 

工エエェェ(´д`)ェェエエ工

 

僕は思いました。

ごくごく一部で行われていることをあたかも全県民が実施しているかのように…

 

この記事は『秘密のケンミンSHOW』だ。笑笑笑

 

 

 

ついでに、と思って僕は福井県が体力テスト全国1位である理由について、伊藤先生の個人的な分析も聞いてみました。

 

 

「普段から何か体力つくようなことしてたんですか?」

 

 

伊藤先生は少し考えてはっきりこう答えました。

 

 

学校、遠いっす。

(TдT)

 

 

たしかに、都心とちがい、学校がそこかしこにあるわけではない。

みんな毎朝、遠くの学校までてくてく歩いて通い、知らず知らずのうちに体力が身についていたのでしょう。

直接「生の声」を聞いて、

少し真実に近づいた気がしました。

 

* ゚・*:.。.:*・゜(*´∀`) ウソ .:*・゜゚・*:. *

 

ちなみに、宿題の量は本当に多かったそうです。

 

 

それではまた。

 

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プロフィール

執筆者の紹介

西川 賢(Ken Nishikawa)

愛知県岡崎市の学習塾カレッジ塾長。
真面目なのかふざけているのか分からない "ちょっとくせになる"エッセイブログ 「教科書が教えないリアル」を不定期更新。
釣り好きの塾長さんたちとの「塾釣会」も不定期開催。ぜんぜん釣れないけど。( ;∀;)
生徒に言われた「元イケメン先生」の「元」を取り払うべく絶賛減量中w
外食はお肉よりお寿司派。 恋愛は男子より女子派。
いつの日か、本を出版したい。

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