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「配属ガチャ」で希望部署のハズレを引いた男の末路 | 学習塾カレッジ塾長 エッセイブログ

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20

2024.04

「配属ガチャ」で希望部署のハズレを引いた男の末路

先日、今年度からカレッジで受検できるよう手配を進めてきた「数学検定(算数検定)」を行いました。

 

 

これまで、英検・漢検のみ実施していましたが、生徒からの希望もあり数検も会場登録をしたのです。

 

 

 

 

外部生も含め、たくさんの受検者。本当にやってよかったと思える光景でした。これからも可能な限りニーズにこたえていける環境を整えたいと思います。

 

 

また、これまで外部生のお申込みなどのやり取りはメールでさせていただいてきたのですが、LINEでお申込みいただけるように「検定専用のLINEアカウント」を作りました。

 

 

 

 

これで、メール不達などの相互トラブルも解消していけるかと思います。

 

 

お申込みやお問い合わせだけでなく、時期ごとに受付開始のアナウンスなども配信させていただきますので、検定受ける可能性あるかもという方はぜひ友だち追加をお願いします😉

 

 

 

新社会人の転職

 

以前、転職サイト企業の担当者から、「4月から5月は、登録者数が大幅に増える時期です」と聞いたことがあります。

 

 

新社会人たちが、入社して早々に転職を考える時期だからだそうです。

 

 

 

 

たしかに、4月になって各企業の入社式の様子などが報道された数日後から、ニュースや特集などでは、早くも退職したり転職を検討している社会人1年生たちのことが多く散見されます。

 

 

「イメージしていた職場と違った。」

 

 

なるほど。

 

 

イメージしていた職場は、バリバリ仕事ができて、忙しい中でも新入社員の自分を気遣い、優しい言葉をかけてくれるイケメンの先輩がいるドラマ系の職場でしょうか。

 

 

 

 

そいつ絶対浮気するから。

 

(偏見😝)

 

 

冗談です。

 

 

きっと真剣に悩んでいる人もいますよね。すみません🙇

 

 

 

配属ガチャ

 

生まれたときからスマホやタブレットが普及しているZ世代の皆さんですので、インターネットなどでの情報はかなり得ていたのではないかと思います。

 

 

ただ、そこで得ていたオンライン上の情報と、オフラインつまりリアルな世界での状況に大きな差があり、ショックを受けたというケースもあることでしょう。

 

 

先日、テレビで紹介されていたケースは、3月から本社で研修を受けていたときは社員の皆さんもやる気があって素敵な会社だと思えたが、4月に現場(支店?支社?)に配属されたところ、まったく活気がなくあまりにも温度差があり、ここでは続けられないと思ったというものでした。

 

 

いわゆる「配属ガチャ」でハズレたパターンかと思います。😢

 

 

配属ガチャとは、新卒で入社した場合に勤務地や職種への配属が必ずしも希望通りにいくとは限らないことを「ガチャ」になぞらえた造語のことです。

 

 

現場の社員を見て退職を決意するにいたったというこのケースは、もはや当人の問題というより会社の体質の問題でしょうか、、、💦

 

 

 

 

 

 

「人」に起因するこうしたケースでなく、職種(仕事内容)で希望の部署に配属されなかったというケースも多いようです。

 

 

やる気まんまんで、学生時代に一生懸命スキルを身につけてきた人ほど、ハズレた😭という衝撃は大きいのかもしれません。

 

 

自分が学んできたこと、努力して積み上げてきたことを、生かせる部署で活躍したいと願う気持ちは素晴らしいことです。

 

 

ただ、できることなら「希望と違う」を理由にすぐに退職してしまうのではなく、別の視点も想像してみていただけたらと思います。

 

 

 

「配属ガチャ」で希望部署のハズレを引いたと思っている人へ

 

 

学生時代のアルバイト講師時代、社会人になって最初に入社した佐鳴予備校では、ずっと「国語」(学生時代はたまに社会)を担当していた僕が、社会人になって一度目の転職をしたとき、それまで指導経験のなかった「理科」の担当として教壇に立つことになりました。

 

 

不本意かと言われればそうかもしれませんが、転職先の塾には、通常授業に中学生の国語の授業がなかったのはあらかじめ分かっていたことですし、それ以上にその塾で働きたいという気持ちが大きかったので、僕は「理科」担当という配属を快く受け入れました。

 

 

事前に担当(配属)を言われていたので、「ガチャ」にはあたらないかもしれませんが、希望職種ではなかったケースとしてお聞きください。

 

 

 

大学受験も私立文系だった僕にとって、理科は高校時代の授業以来(それも多くの時間眠っていたので😖)まさに夢の中の記憶でした。

 

 

「今まで授業したことない教科だから」なんて言い訳が通用するわけはないし、生徒を不安にさせるわけにいきません。そして何より、この授業の対価としてお月謝をいただくのだというプロ意識が僕を猛勉強の日々に導きました。

 

 

 

 

授業で説明しない内容であっても、教科書に載っていることより深く知っておき、突発的な生徒からの質問にも答えられるようにしなければならないと考えていました。

 

 

だから僕は、「1~2」の必要なことを伝えるために、「10」の勉強をしました。

 

 

また、入試対策が始まる夏までには中1~中3の全ての単元を入試レベルまでしっかり解説できるようにしておく必要があり、その日の日付が変わる前後に帰宅して、そこから明け方までずっと勉強していました。

 

 

やがて、授業で算数も受け持つようになり、これまでとまったく畑違いのジャンルでの格闘が続きました。

 

 

しかし、新しいことを知るたびに、僕は楽しくてたまらない恍惚感に似た感情に包まれていきました。何より、生徒の質問に多くの教科で力になれることが嬉しくてたまりませんでした。

 

 

そして、文系出身だからこそ、理数系の小難しい言い回しではなく、わかりやすく伝わりやすい言葉で説明でき、生徒たちは、僕の「理科」をとても分かりやすいと言ってくれるようになっていきました。

 

 

前職時代の写真(何をしゃべっていたのかはまったく記憶にありませんが、カロリーメイトが置いてあるのでたぶん配布時にネタとして「思春期と食生活」と書いたのだと思います。このころから摩擦を感じさせないスベり芸は輝きを放っていたようです😝)

 

 

さて、お気づきでしょうか。

 

 

もしも僕が「配属」で、経験を培ってきた国語から見れば「ハズレ」にあたる他教科を担当しなかったら。

 

 

つまり、国語1本で、ずーーーっと仕事をしていたら。

 

 

 

そうです。

 

 

今のカレッジはなかったのです。

 

 

1教科しかできないのに、複数教科を受け持つ塾を自分で開業する勇気は持てなかったと思います😅

 

 

当初、自分の培ってきたものをフルに生かせる配属ではなかったかもしれません。(もちろんその都度全力でしたが)

 

 

でも、そのおかげで僕は「勉強」という好機を経て、かっこつけた言葉を使わせてもらえるならば、キャリアアップすることができました。

 

 

「配属ガチャはずした-😭」と転職を考えている人たちに僕が言いたいことは、もしかしたら、それは自分のキャリアアップのチャンスかもしれないということです。

 

 

自分が学んできたことを生かせないと感じたとしても、まずその仕事に全力を注いでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

僕もまだ社会人24年生。

 

 

2浪した僕にとっては、ちょうど生まれてから学生時代までと同じ期間の社会人生活が経過し、まだまだ中盤に差し掛かったところです。

 

 

そんな若造の僕が、「1年生」たちに伝えられることがあるとすれば、自分に合う環境を求めて転々とするのではなく、また、教えてもらえるのが当然と思わず、忍耐力と共に自分を変えていく努力を積み重ねていくことが大切ということかなと思います。

 

 

みなさんはまだまだ若いのです。

 

 

社会人になっても一生勉強は続けることはできます。勉強を続けて新しいことを身につけた人がきっと多くの人から必要とされる「人財」になっていくのだと思います。

 

 

でも、心身に悪影響が出るようでは本末転倒ですので、息抜きの時間と相談できる人を作っておきましょうね。

 

 

 

それではまた。

 


 

 

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執筆者の紹介

西川 賢

西川 賢(Ken Nishikawa)

株式会社カレッジ代表取締役
学習塾カレッジ塾長

慶應義塾大学 通信課程 文学部 第1類在学中。
真面目なのかふざけているのか分からない、忖度ひかえめなピリ辛スパイスがちょっとくせになる「教科書が教えないリアル」は、塾長の優しさとおふざけと強い信念がつまったエッセイブログです。月に1回程度のアップでも、おかげさまで年間PV200万😊
毎日生徒と向き合っているからこそ生まれる「リアル」を、人間味たっぷりに綴ります。不定期更新なので、通知が受け取れるLINE登録がおすすめです。

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