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2016.05
学習塾カレッジ・百ます計算記録会【初代四天王決定】
4年生以上の子たちは、カレッジの宿題で毎日百ます計算をやっている。
4月に授業がスタートしてから1日も欠かすことなく1日1枚の百ます計算に取り組んだ。
初めて配布したとき、やり方を知らない子もいてまずは説明をするところからスタートした。
そして、初回の参考記録を計測したところ大いに苦戦して、4-5分ほどかかっていた子もいた。
あれから30日以上が経過し、彼らはたくましくなった。
自己ベストとの闘い。
競い合う友との闘い。
初回の参考記録を3分くらい短縮した子もいる。
4年生以上は同じ数字(問題)で百ます計算に取り組んでいる。
そこで、僕は学年の枠を超えた「百ます計算記録会」の開催を発表した。
学年ごとの授業の日。
まずは5年生にそのことを伝えた。
上級生である5年生は、4年生に負けるわけにはいかない。
本人たちも口にはしないが、表情からそのことは十分理解しているように見えた。
「上級生のプライドにかけて頑張ってくれ!」
一週間後の記録会までにさらなる訓練を指示し、この日も記録をとった。
気合が入ったその日の記録は、4年生の最高記録を上回る記録であり、上級生の威厳を見せつけるものであった。
翌日、4年生にも記録会のことを話し、前日に行った5年生のタイムを伝えた。
それまで4年生の中で最速を誇っていた子の記録を上回るそのタイムに、4年生にも火がついた。
4年生のうち数名が、5年生の記録を上回る好タイムを残したのだ。
学年が入り混じる木・金の個別実力演習の日。
授業後のお迎え待ちをする4年生と5年生が、練習試合を開催することに。
僕が何も言わなくても、子どもたちで話して競い合おうとするその姿勢がうれしい。
僕はストップウォッチ係を買って出た。
ンマー。速い。
互いに向かい合い、猛烈な速さで書き込んでいく。
4年生の子も自己ベストに迫る高記録だったが、5年生が数秒の差で勝利をおさめた。
ほっとする5年生、悔しがる4年生。
本当にすばらしい光景だ。
記録会当日、宿題をチェックしながら百ます計算のタイムも確認していく。
どの子も、先週までの自己ベストをさらに上回るすばらしい準備ができている。
結果、1位と2位との差はたったの1秒。
そして、2位が同着で2人。
緊張の答え合わせ。
カレッジルールとして、答え合わせでミス1問につき1秒プラス。10問以上のミスでノーカウントという掟がある。
なんとあれだけのスピードで全員がノーミス!
カレッジの百ます計算初代四天王が決定した。
はたして下剋上はあったのか?!
それとも上級生が威厳を保ったのか?!
明日までに教室に掲示しておくので、ぜひお楽しみに!!
競い合うってすばらしい。
どんどん自分に磨きをかけていけるね。
次は「かけ算」!がんばろう!!

西川 賢(Ken Nishikawa)
株式会社カレッジ代表取締役
学習塾カレッジ塾長
真面目なのかふざけているのか分からないちょっとくせになるエッセイブログ「教科書が教えないリアル」を不定期更新。生徒に言われた「元イケメン先生」の「元」を取り払うべく絶賛減量中。教育でも美容でも、多くの人の「自分磨き」を応援したいので、ひそかにエステも開業したいと思っている。
興味関心/好きなこと
・海釣り
・映画(邦画)
・脂肪吸引
・お寿司、横綱ラーメン