30
2018.04
塾長会@愛知スピンオフ「塾〇会」ができるまで
4月22日(日)僕は塾ブログフェス2018に参加してきた。
この日のイベントはこれで終わらず、「塾長会@愛知」という懇親会がフェス会場の近くで開催されることになっていた。
昨年開催された第1回「塾長会@愛知」に参加することになったのは、僕の今のたくさんの「ご縁」のきっかけとなった出来事だったと思う。
僕のFacebookに流れてきた「塾長会@愛知」のお知らせ。
何つながりで僕のタイムラインに流れてきたのか定かではないが、説明にはこんなことが書いてあった。
「愛知の塾長で集まって一緒にお酒と食事を楽しもう。情報交換も楽しもう。それだけのシンプルな会です。今回が第一回目です。大阪でこの趣旨の塾長会に参加して楽しかったので企画してみました!唯一のルールは「食事会中のセールスは基本ナシ」です。(中略)途中参加や途中帰宅も可!二次会設定無し!ご興味あれば他府県の塾長もどうぞ!」
なんの迷いもなく「参加する」ポチッ。笑
大手塾なんかは特にかもしれないが、社員が会社の管理できない場で他塾の方との交流を持つことを嫌う会社は多い。
経営者など管理する側からしてみれば、「引き抜かれるのではないか」「自社の不満や愚痴を言って回るのではないか」など、疑心暗鬼になる気持ちは分からないでもない。(これはもしかしたら塾業界に限らず、どの業界でも似たようなことがあるのかもしれないが。)
僕自身は大手勤務のころは他塾の方と交流を持たなかった。
地域密着型の塾に転職してからは、特に禁じられていたわけではないが、言われなくても経営者の気持ちを忖度するべきだと思っていて、Facebookで当たり障りのないささやかな交流を持つくらいに抑えていた。
独立して自分が経営者になったので、外部の人と会うことで誰かを不安にさせることもない。
僕は他塾の先生方との交流を持ちたいと希望していた、その矢先の「塾長会@愛知」のお知らせ。
渡りにFB (=゚ω゚)ノ
「参加する」を押した翌日だったか翌々日だったか、僕は教材展示会で前職からの顔なじみの他塾塾長先生たちに声をかけられた。
「ねえ西川先生、あれ何?」
すでにFacebookで友達になっている顔なじみ塾長さんたちのタイムラインに「西川賢さんは塾長会@愛知に参加予定です」というメッセージが流れていたのだそう。
「どういう会なの?」
いろいろ質問攻めにあったが、僕も初めてでよく分かっていなかったので
「えーっとですね、知らないです(笑)でもなんか興味深かったんで!」
と返事をすると
「ふーん、じゃあ私も行く」
「んじゃ僕も」
「いくいく。どうやって参加申し込みすんの?」
さすがだ。
皆さんいつも即断即決。
そして参加した第1回「塾長会@愛知2017」
たくさんの名刺を交換し、Facebookでも情報交換するようになった。
スピンオフ企画で「パクチー塾長会」というのに参加して草を食べさせられたりもした。(個人の見解ですw)
名古屋の塾長会@ランチ会でも交流をし、「塾長会@愛知2017」きっかけで始まったご縁はしだいに深まっていくように感じている。
あれから1年、塾ブログフェスに勉強に来たついでに、という方もいたのかもしれないが、今回の第2回「塾長会@愛知」は、北は北海道から南は九州まで全国から足を運ばれる塾長さんたちが大勢集まった。その数60名!
僕は、塾長会の開かれるお店の前で、今回の塾長会にお誘いした何人かの塾長さんたちを待っていた。
店内にはブログフェスから直行している人たちを中心に、すでに7~8割の人が集まっていて、早くも話に花が咲いている。
この1年で交流の幅が少し広がったので、だいたいの方は面識があるかSNS上で見たことがある方なのだが、数名の完全初対面の方もいらっしゃった。
遠方からの参加者の方かな?
お一人で「ここでいいのかなオーラ」をまとって現れた方がいた。
僕はさっそく名刺を差し出して、ご挨拶をした。
交換した名刺を見ると「福岡県…!!!」
スゴッ!!
ナマの遠方からの来訪者!w
「すごいですよ!福岡からいらしたそうです!」
さっそく周りにいたなじみの先生方にも話題を振り、「熊本の地震の影響はどんなでした?」とか本気の明日は我が身質問を繰り広げた。
この先生から、翌日メッセージが届き、「完全アウェーの中、楽しく過ごすことができました。有難うございました」との言葉が添えられていた。
今にして思えばだが、職業病が発動していたなと思えた。
例えば、新入塾生、途中入塾生、一人だけ違う学校、一人だけ違う性別、、、
こういう生徒がいると極力その子がアウェー感を感じないように、話しかけたり、仲良くしてあげてねと他の塾生に紹介したりする。
こういうのはもう数えきれないほど経験していて、自然にそう動く体になっている。笑
そういえば、会の最中に「あの先生紹介しますよ!」なんておせっかいしたとき、「大丈夫です!自分で行きますよー!」って笑いながら恐縮されていたが、そういえばそうだ。
普段ここにいる先生たちは、みんなそんな感じで人と接しているんだった。
立派な塾長さん相手に無意識ながらもそんな職業病が発動して、今思うとちょっと失礼だったかしらと反省。(*ノωノ)
それにしても、機動力が高く行動範囲の広い個人塾の塾長さんは本当に大勢いらっしゃる。そんな方に何人もお会いするたび、本当にビビる。(;^ω^)
たとえば、自分の興味があるイベントがあるからと言って、僕は九州まで出かけるだろうか。北海道まで行くだろうか。
だめだめ。
こういう考えが甘い。宇宙塾の木下先生なんか、家ないのかよ級に(木下先生ゴメンナサイ!w)日本中走り回って勉強や交流の機会を持っている印象。すごい。
行く先々で学ぶことはいくらでもある。せっかく愛知は日本のど真ん中に位置しているのだ。
あちこち行って、たくさんの思考に触れ、いい刺激を受けてこようと決めた。
終電で帰らなければいけなくなった僕は、まだまだしゃべり足りないながらも、「また今度ぜったい集まりましょう」という言葉を残して宴を後にした。
今回の「塾長会@愛知2018」では遠方から来ていた方もいたので、近くのホテルに宿泊されている方も多かった。
遠方からの方以外にも、蒲郡の未来義塾の守田先生や豊橋の学習塾アビリティ建部先生も、「夜通し語りつくす」気まんまんでホテルを取っていた。(>_<)ソノテガアッタカー
泊まり、いいなあ。
そのとき、僕の頭の中にふと1つの塾長会スピンオフ企画が浮かんだ。
パクチー塾長会よりさらに少数かもしれないが(苦笑)、中には参加してくれる人もいるかもしれない。
よし、ちょっと発案してみよう。
(続く)

西川 賢(Ken Nishikawa)
愛知県岡崎市の学習塾カレッジ塾長。
真面目なのかふざけているのか分からない "ちょっとくせになる"エッセイブログ 「教科書が教えないリアル」を不定期更新。
生徒に言われた「元イケメン先生」の「元」を取り払うべく絶賛減量中?
趣味:海釣り
行きつけの店:横綱ラーメン安城店
好きな女子アナ:田中みな実
いつの日か、本を出版したい。