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エッセイ「教科書が教えないリアル」

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第1回 塾釣会レポ | エッセイ「教科書が教えないリアル」

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07

2018.05

第1回 塾釣会レポ

category: エッセイ

ゴールデンウィークが始まって数日経った4月30日、僕はふと思いついたダジャレから「塾長会@愛知」のスピンオフ企画として「塾釣会@つり」の開催を発表した。

塾長会スピンオフ「じゅくちょうかい」結成

 

しかしながら、GWも前半を終えようとしており、さすがに急な話すぎて多くの人はすでに予定を入れていて「今回はきびしい」というリアクションだった。

 

しかたない。

お盆くらいまで持ち越しかな。

いやそもそもそんなにたくさんは集まらないだろうから、「いつ」って決めずに「だれと」を先に決めて、お互いの都合があう日に開催した方が現実的だななんて、もう次のことを考え始めていた矢先・・・一人の塾長が声をかけてきた。

 

「いきたい!」

その塾長とは、、、

 

 

懐かしの「こども店長」ではなく

 


最近登場した「こども社長」でもなく

 

 

こども塾長。

 

Σ( ゚Д゚)って、うちの子やないかーいw

 

 

わが子は幼稚園のころから、船やイカダに一緒についてきて、釣りをしているなかなかのアングラーだ。

 

何はともあれ、わが子「こども塾長」とともに、GWの終盤に第1回塾釣会を開催することが決まった。

 

行き先は福井県小浜湾。

 

実は僕はそこに行くのは4度目である。

いつも4月とか5月に30cm超えの大アジを釣りに行くのだが、

残念ながら、まだ一度もいい思いをしたことがない。

 

1度目は、小さいアジばかりが釣れて、いまいち不完全燃焼だった。

 

リベンジを誓った2度目は、朝イチで数匹釣れたが、日が高くなってくると筏(イカダ)のまわりをこれでもかというくらいアカクラゲが埋め尽くし、その赤いバリアに阻まれてその後アジと対面することはできなくなった。

 

 

3度目のリベンジは、途中で集中豪雨に襲撃されて、まともに釣りもできずに強制退散させられた。陸に連れ戻され、車の中で「カイジ2」のDVDをみてテンションを上げていたが、無情にも中止の船長命令が下った。

 

こんなに釣れないのに、片道4時間もかけて、わざわざ福井県までなぜ行くのかって?

 

この渡船屋さんの船長さんの人柄がとても好きだということも大きな理由の一つだが、その渡船屋さんの釣果情報を見ると、僕が行く日の前後はかなり大きい魚がかなりの量釣れているのだ。

そんな爆釣の写真を見せられて、たまたま一度や二度、外してしまったからと言ってあきらめるような聞き分けのいい男じゃないのだよ僕は。

しかし、三度目の正直という言葉もあるように、3度も外すとさすがに目先を変えようかという気持ちになるのだが、これだけ他の人たちがわんさか釣っている海で、四連敗はさすがにないだろうと僕は、因縁の海へ出かけることにしたのだ。

 

釣りに行くと、いつも『海のいのち』を思う。

『海のいのち』は、小6の国語の教科書に掲載されている立松和平さんの書いた物語である。

主人公「太一」の父は村一番のもぐり漁師だった。

物語冒頭、太一の父の描写でこんな場面がある。

 

二メートルもある大物をしとめても、父は自まんすることもなく言うのだった。

「海のめぐみだからなあ。」

 

 

僕はこの場面を読んで、いつも「このお父さん嫌い」と思う。(笑)

二メートルだよ?!

200cm!!

200cmの魚しとめて、自慢の一つもしないなんて逆におかしくない?!(; ・`д・´)

 

僕なんか、40cmの魚釣ったら、あの手この手でめっちゃくちゃ自慢するのに。

 

でも、太一のお父さんは、「不漁の日が十日間続いても、何も変わらなかった。」んだって。

釣れるのも釣れないのも、すべて「海のめぐみ」だと考えている人なんだね。

 

 

 

また、太一は「与吉じいさ」というおじいさんに弟子入りするのだが、その与吉じいさがこんなことを語る場面がある。

つりをしながら、与吉じいさは独り言のように語ってくれた。

「千びきに一ぴきでいいんだ。千びきいるうち一ぴきをつれば、ずっとこの海で生きていけるよ。」

与吉じいさは、毎日タイを二十ぴきとると、もう道具をかたづけた。

 

 

必要以上に魚をとる必要はない。生態系を守る。

いろんな教訓をこめた深い言葉だ。

 

さて、僕らは釣りの前日に、自宅で夕食を食べ終えると車に乗って一路北陸を目指した。

とくに渋滞に巻き込まれることもなく、スムーズについた。

高速道路を下りてすぐのところに目指す港がある。これも、実にいい。

僕は近くのコンビニで翌日の朝食と昼食、クーラーボックスに入れる氷を購入した。

 

ほんの少し仮眠をとって、明け方の4時に港に移動した。

うっすらと夜が明けはじめる。

夏日になる予報だったが、さすが福井県。

まだ朝は冷え込んでいた。

 

道具を船に乗せ、朝5時に船は出発した。

船の上には、いかにもベテランの風格が漂う釣り師の皆さんが乗っている。

小さい女の子がイカダに乗るのは珍しいので、おじいさんたちもニコニコしながら話しかけてくれる。

「へえ~、2年生かぁ。孫が連れてってくれって言うんだけど、3年生じゃまだ早いかなって思ってたんだけど、なんか連れてきてやろうかなって気になってきたわ」

「あ、ついたで。ほながんばってなー」

さすがこども塾長。

見事におじいさんたちのハートをつかんでいる。

 

これがイカダである。

ちなみに右に見える白いのがトイレ。トイレと言っても周りを囲んで、イカダの板が抜いてあるだけなので、そのまま海に用を足す仕組みだ。

 

僕らは準備を急ぎ、さっそく釣りを始めた。

向かいの小山から朝日が差し込んできて、何とも風光明媚ではないか。

 

 

いつも一人で釣りに来て、こういう美しい景色を見ると子どもたちに見せてやりたいなあと思う。

それが実現している。なんだかとても幸せな気持ちになった。

 

 

・・・・・

どれくらい時間がたっただろう。

 

風もほとんどなく、波もない。

潮もほとんど流れておらず、もはや海というより巨大な水たまりのような静寂。

 

気がつくと、こども塾長は、寝ていた。

岡崎からの移動中は、眠ることなく僕としゃべっていた。

高速道路を下りてコンビニの駐車場で少し寝たくらいだったので、眠いのだろう。

そこにきて、イカダの心地よい揺れは、子どもでなくても僕も油断するとウトウトさせられてしまう魔力を持っていた。

 

それもこれも、釣れないからである。

 

どんなに眠くても、釣れていればテンションも上がるしやることが多くて寝てなんかいられない。

 

ところが、朝から1匹も、ただの1匹も釣れないのだ。

 

エサ取り(小魚)さえいない。

アジなんて見る影もない。

 

「千びきに一ぴきでいいんだ。千びきいるうち一ぴきをつれば、ずっとこの海で生きていけるよ。」

 

そう。

一ぴきでいいのよ。

 

その一ぴきが釣れないのよ。

 

助けて与吉じいさ。(T_T)

 

 

 

磯、船、イカダ。

 

堤防では何も釣れなかったことはあるが、船で運んでもらうこれらの釣りで1匹も釣れなかったのは初めてだ。

 

持ち帰る魚がなかったとかではない。

本当に1匹も釣れなかったのだ。

 

もはや海に生物がいる気配すら感じなかった。

 

僕らははじめは午後までの予定で昼ご飯も用意したのだが、あまりの釣れなさに午前中で陸に上がることにした。

 

 

魚を冷やすために買った氷は、むなしくも麦茶と弁当を冷やす役割に終始した。

 

こんなに遠くまで来て、イカダに6時間揺られてただそれだけで帰るのは悔しくて、近くの温泉に行くことにした。

 

お湯につかりながら僕は思うのだった。

 

「海のめぐみだからなあ。」

 

 

 

以上、さんざんな結果で終わった第1回塾釣会レポでした。

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